アメリカのストーンヘンジが爆弾で木っ端みじん。打倒悪魔を公約に掲げる元知事候補が大喜び
陰謀論が手に負えない。
「アメリカのストーンヘンジ」と呼び親しまれてきたジョージア・ガイドストーンが6日未明、何者かの手によって爆破され、4柱のうち1柱が倒壊。時間差攻撃で爆弾が仕掛けられている可能性を考慮して、残りのモニュメントもその日のうちに解体されてしまいました…。
The remainder of the Georgia Guidestones are being demolished following the mysterious explosion, that destroyed one of the pillars earlier this morning. pic.twitter.com/SQGilANDDU
— Swani Files (@SwaniFiles) July 6, 2022現場はアトランタから東に160kmのエルバート郡エルバートン。住民から爆音がするとの通報を受けて監視カメラを調べてみたら、直後に現場から逃走する車が映っていました。関連があるとみて、州捜査局と郡保安局が現在足取りを追っています。
(1/3) The GBI is releasing surveillance video from this morning’s explosion that destroyed the Georgia Guidestones. pic.twitter.com/Vo3RyjDxdN
— GA Bureau of Investigation (@GBI_GA) July 6, 2022ジョージア・ガイドストーンって何?
ジョージア・ガイドストーンはエルバートン町から北に11km離れた原っぱにポツンと建つ、作者不明のモニュメントでした。1980年建立。高さは19フィート(約579cm)あります。
エルバートン商工会議所の観光案内によると、真ん中に碑があって、それを取り囲むようにロゼッタストーンのような文字の石板が4枚建ち、上にはストーンヘンジのようなキャップストーン。だれが何のために建てたのか、建設費の出元がどこなのか(郡には1979年にR.C Christianという仮名で依頼があった)、くわしいところはわかっていません。
人類保存のための10のガイド
キャップストーンに使われているのは4つの古語(バビロニア楔形文字、エジプト象形文字、サンスクリット語、古代ギリシャ語)で、周辺の4つの石板には8つの現代語(英語・ロシア語・スペイン語・ヒンディー語・中国語・アラビア語・スワヒリ語、ヘブライ語)で「人類保存のための10のガイド」が記されています。
①人口は5億人未満に保ち、自然との永続的バランスを図ろう
②英知をもって出産を導き、健康と多様性を増進しよう
③生きた新しい言語で人類をひとつに
④パッション、信仰、伝統の暴走を強い理性で制御
⑤公正な法の裁きと正当な法廷で国と人を守ろう
⑥すべての国に自治を認め、国外紛争は国際裁判所で解決
⑦せこい法、使えない役人は避けよう
⑧個人の権利と社会の義務のバランスを図ろう
⑨真・美・愛を追い求めるハーモニーには永遠の祝福を
⑩地球の癌(がん)になるのはやめて、自然にゆとりを残そう
ウクライナ情勢や異常気象のこと考えると耳が痛い訓示のオンパレードですね。一方で「5億人未満」って17世紀の人口水準で(2022年の世界人口は約79億5400万人)、サノスも驚きの淘汰ぶりです。
人知を超えた自然の偉大さを表すためか、4つの石は月の巡る範囲内に配されているほか、目の高さのところに穴があって、南側に立っても北極星が見えますし、真ん中の石には、夏至と冬至の日の出の位置に沿って切り込みが入っていてこの日の正午の太陽の位置がカーブのちょうど真ん中にくるようになっています。マニアックなしかけはほかにもたくさん。いずれも依頼主の希望した仕様をそのまま再現しているんだそうですよ?
壊される前の映像は地元のTVパーソナリティのFacebookで確認できます。
極右知事候補が倒壊を公約に
実物を映像で見るともったいない気がするのですが、10のガイドが秘密結社・イルミナティっぽいとかずっと言われてて落書きや破損に悩まされてきました。Historyチャンネルが「現代の十戒」とオカルトチックに紹介したことも手伝って陰謀論が次第にエスカレート。
先月わずか3.4%の得票率で知事選に敗れた極右のKandiss Taylor共和党知事候補(未だに敗北宣言を拒んでいる)にいたっては打倒悪魔教を公約に掲げ、「堕天使ルシファーのカバール悪魔崇拝に傲然と立ち向かうジョージア州知事候補は私だけ。ぜひ清き一票を。知事当選の暁には悪魔政権をひれ伏させてジョージア・ガイドストーンをぶち壊します」とツイートで宣言してたりします。
I am the ONLY candidate bold enough to stand up to the Luciferian Cabal.
— Kandiss Taylor (@KandissTaylor) May 2, 2022
Elect me Governor of Georgia, and I will bring the Satanic Regime to its knees— and DEMOLISH the Georgia Guidestones.
Join me in my fight to #TearThemDown!
Contribute: https://t.co/nvrU2idhNXpic.twitter.com/yoFWeNXUpM念願の爆破&解体に、本人は「神のご加護」と大喜び。
God is God all by Himself. He can do ANYTHING He wants to do. That includes striking down Satanic Guidestones.
— Kandiss Taylor (@KandissTaylor) July 6, 2022いっぽう地元の観光業は大打撃です。花こう岩協会エグゼキュティブVPは「世界中から観光客を引き寄せてきた名所なのに。あんな精緻な刻字はほかでは見れないよ。ストーンヘンジみたいに何百年も残って未来の人たちにメッセージを伝える碑になるはずだったのに…」(Fox5アトランタ)とガックリ肩を落としていますよ。
10のガイドには、確かに人口抑制とか優生政策を想起させるエキセントリックな表現も含まれていますが、やさしい社会の実現を謳う人畜無害な内容も多いです。エグゼキュティブVPが言うように、ちょっと気に入らない表現があるからって爆破するのは行き過ぎだし、ここは元知事候補やHistoryチャンネルを笑うジョン・オリバーが言った「イルミナティが人類の95%を本当に殺す気なら、わざわざこんなド田舎の野っぱらに石建てて書いておくか? おかしいと思わないか?」というコメントに一票だなあ。
https://www.gizmodo.jp/2022/07/georgia-guidestones-explosion-conspiracy-theory.html
ジョージア・ガイドストーン(英: Georgia Guidestones)は1980年にアメリカ合衆国ジョージア州エルバート郡に建てられた花崗岩によるモニュメント。8つの言語で書かれたメッセージ「10のガイドライン」で知られ、その内容が陰謀論的な憶測を呼んでいる。
位置と外観
モニュメントはエルバート郡の最も高い地点にあり、州都アトランタから東へ約140キロメートル、アセンズから約72キロメートル、郡庁所在地のエルバートン中心部から北へ約14キロメートルに位置する。高さ5.87メートル、花崗岩でできた6枚の厚い石板の合計重量は10万7840キログラムで[1] 、「アメリカのストーンヘンジ」と例えられることもある[2]。
6枚の厚い石板は1枚が中央に立てられ、4枚がそれを囲む形で並び、その上に1枚がキャップストーンとして置かれている。これらの配置は天文学的な意味を持つ。4枚の石板には「10のガイドライン」が8つの現代語で刻まれている。また、4つの古代言語文字(アッカド語、古代ギリシャ語、サンスクリット、ヒエログリフ)で短いメッセージがキャップストーンの側面に刻まれている。モニュメントの西側の少し離れた地表には小型の追加の石板が設置され、ガイドストーンの歴史と目的に関するいくつかの言及が添えられている。
歴史
1979年6月、R.C.クリスチャンと名乗る人物が、石材建築業者のElberton Granite Finishing Company にモニュメントの建造を発注した[1]。この人物の名前は本名ではない。土地は1979年10月にエルバート郡によって購入されたらしいとされる[3][4][要非一次資料]ものの、ジョージアマウンテン旅行協会の記載では「Mildred and Wayne Mullenix の農場にある」としている。[5] モニュメントの管理はエルバート郡が行っている。
1980年3月22日、モニュメントは100人[6]とも400人[1]とも言われる観衆の前で公開された。モニュメントは現地の観光スポットになるとともに批判の対象になった。2008年には「新世界秩序に死を」などのスローガンがウレタン塗料で石の上に書き込まれ[7]、Wired 誌はこの汚損を「ガイドストーンの歴史上、最初の重大な破壊行為」とした[1]。
そして、2022年7月6日、3時33分にジョージア・ガイドストーンは破壊されたという情報もある。[8]
4つの大石板
10のガイドライン
ジョージア・ガイドストーンには、10のガイドライン(あるいは原理)を含むメッセージが刻まれている[9]。メッセージは8種類の異なる言語で記述され、4つの大石板の両面、計8面のそれぞれに言語ごとに記されている。使用されている言語は、建造物の北側から時計回り順に、英語、スペイン語、スワヒリ語、ヒンディー語、ヘブライ語、アラビア語、中国語、ロシア語である。
日本語訳(英語・中国語によるガイドラインより翻訳)
- 大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する
- 健康と多様性の改善、再生を賢明に導く
- 新しい生きた言葉で人類を団結させる
- 熱情・信仰・伝統・そして万物を、沈着なる理性で統制する
- 公正な法律と正義の法廷で、人々と国家を保護する
- 外部との紛争は世界法廷が解決するよう、総ての国家を内部から規定する
- 狭量な法律や無駄な役人を廃す
- 社会的義務と個人的権利の平衡をとる
- 無限の調和を求める真・美・愛を賛える
- 地球の癌にならない - 自然の為の余地を残すこと - 自然の為の余地を残すこと
(英語版)
- Maintain humanity under 500,000,000 in perpetual balance with nature.
- Guide reproduction wisely — improving fitness and diversity.
- Unite humanity with a living new language.
- Rule passion — faith — tradition — and all things with tempered reason.
- Protect people and nations with fair laws and just courts.
- Let all nations rule internally resolving external disputes in a world court.
- Avoid petty laws and useless officials.
- Balance personal rights with social duties.
- Prize truth — beauty — love — seeking harmony with the infinite.
- Be not a cancer on the earth — Leave room for nature — Leave room for nature.
(中国語版)
- 保持人類五億以下與大自然永恆共存
- 明智地引導生育增進健康與變化
- 以一種活的新語言來團結人類
- 用沉著的理性來控制熱情‐信仰‐傳統‐及萬物
- 用公正的法律及法庭來保障人民與國家
- 讓所有的國家自治在世界法庭中解决外界的糾紛
- 廢止瑣屑的法律及無用的官員
- 讓私人的權力與對社會的義務保持平衡
- 珍視真‐美‐愛 尋求與宇宙和諧
- 不要做地球上的毒瘤 給大自然留點餘地 給大自然留點餘地
花崗岩[注釈 1](かこうがん、英語: granite)とは、火成岩の1種で、流紋岩に対応する成分の深成岩である。
なお、石材として「花崗岩」と呼んだ場合には、必ずしも学術的な花崗岩とは一致しない。また、石材の場合は御影石(みかげいし)とも呼ばれるが、やはり「御影」と付いても、学術的な意味での花崗岩ではない岩石も含まれる。
4 件のコメント:
「地球の癌を治すワクチン」接種完了
花崗岩製のジョージア・ガイドストーンその使命を終える
ん?ホント? ちょーーーーーーーーーー うれしーぃ
掲げなくてもよくなった=達成した と
ぅっーえーーぃ
じゃケガしても歯を抜いても気を失うことあっても
こっそり打たれる心配、なんか移植されて はいチミも勇者ねっ!と仕立あげられちゃうビビり
要らなくなるんだね きゃっほーぃ
シンゾー お悔やみ申し上げるよ
御影石≒おかげの意思
あとは全自動で人口削減。
Rock
Circle
Christian
LoL
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