逮捕の「小僧寿し」元社長 エリート街道外れた大借金王だった (1/2ページ)
2015.07.10
老舗すしチェーン「小僧寿し」(東京、ジャスダック上場)の受難が続いている。警視庁が8日、差し押さえを妨害する目的で財産を隠したとして、同社元社長を逮捕した。三菱商事出身で米国弁護士という華麗なる経歴を持つ元社長。業績悪化を救うための切り札として期待されたが、実は、家賃や税金を払えないほどの大借金王だったのだ。同社の窮状をあらわすような逮捕劇とは-。
警視庁に強制執行妨害の疑いで逮捕されたのは、同社元社長の大西好祐(こうすけ)容疑者(51)。逮捕時は「住所不定」にまで落ちぶれたが、人もうらやむエリート街道を歩んできた。
米シカゴ大を卒業し、三菱商事に入社。同社で食糧部門でフランチャイズ事業などを担当した後、2004年に米国で弁護士登録し、08年にハーバード大の政治学修士を修了した。妻はフラワーアレンジメントの分野で活躍する有名人という。
海外展開の強化も期待され、小僧寿しの社長に抜擢されたのは、13年12月。だが、すでにこの頃には借金で首が回らない状態だった。
「社長就任時には、東京・元麻布の超高級物件など3件の不動産を持っていたが、金融機関や不動産会社、東京都など複数から差押登記がなされたり、競売を申し立てられていた。企業の経営経験がないばかりか、借金だらけの人物を社長に選んでしまった」(ジャーナリストの高橋篤史氏)
逮捕のきっかけも莫大な借金だ。警視庁によれば、大西容疑者は昨年1~5月、マンションの賃料や個人的な借金など計約9000万円の債務があるとして、東京地裁から差し押さえ命令を受けた。債権者には報酬はもらわないと説明していたが、同社から4500万円を振り込ませ、4400万円を引き出して隠した疑いが持たれている。
「妨害の意図はなかった」と容疑を否認している大西容疑者。お坊ちゃま育ちで、兵庫県西宮市の高級住宅街にある実家では、近所の人が「日本家屋の立派なお宅だが、3年ほど前から空き家のよう。かつてはきれいに手入れされていたお庭も草が生え放題で、人気が全くない」と話す。
12年に飲食大手のすかいらーくが撤退して以降、社長がめまぐるしく交代。不安定な経営が、問題社長を生み出してしまったようだ。「大西容疑者が(昨年8月に)辞任して以降、経営方針を公募したり、ラーメン事業を新たにはじめたりとてこ入れを図っているが、厳しい状態が続いている。逮捕でさらなるイメージ悪化は免れない」(高橋氏)
「小僧ッ寿しチェーン♪」のCMソングで一世風靡(ふうび)したのも今は昔。思い出の小僧寿しはどこに向かうのか。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150710/dms1507101538017-n2.htm
コレも一連のアレでしょ。(爆wwwwww
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