都内でも…麻布「心光院表門」の柱や扉に液体
2015年05月09日 09時25分
８日午前８時１５分頃、東京都港区東麻布の国の登録有形文化財「心光院表門」で、門の柱と扉部分に液体がかけられているのを耐震工事をしていた業者が発見、港区役所を通じて、警視庁麻布署に通報した。
同署は、何者かが意図的に液体をかけた疑いがあるとみて捜査。奈良県などの寺社で、油のような液体がかけられた事件との関連を調べている。
同署幹部によると、液体は、表門の柱や扉の縦２メートル、横１メートルの範囲にかけられていた。同署は今後、液体の成分鑑定を行う。
心光院は増上寺（港区）の別院のひとつで、表門は戦災を免れ、１９５０年に現在の場所に移った。
警察庁によると、液体がまかれる事件は奈良や京都の寺社を中心に相次いでおり、今回で４５件目。都内で被害が確認されるのは初めてという。
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