2017年12月13日水曜日

エルサレム首都でイスラム圏は経済優先派と宗教絶対主義派に分裂

イスラム圏に温度差 エルサレム問題で首脳会議
中東・アフリカ
2017/12/13 20:30

【イスタンブール=佐野彰洋】米トランプ政権がイスラエルの首都をエルサレムと認定した問題で、イスラム協力機構(OIC)は13日、イスタンブールで臨時首脳会議を開いた。イランからはロウハニ大統領が出席した一方、同国と地域の覇権を争うサウジアラビアなどは閣僚級以下の派遣にとどめた。中東の対立構造が影を落とし、イスラム圏が結束しきれていないことを映し出した。

議長国トルコのエルドアン大統領は開会演説で「挑発的で不法な決定の撤回を求める」「イスラエルは占領、テロ国家だ」などと改めて米国とイスラエルを非難した。東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置づけるパレスチナ自治政府のアッバス議長は「不正義に終止符を打たなければならない」と述べ、国際社会の支援を求めた。

OICにはイスラム圏の57カ国・地域が加盟する。1969年に東エルサレムの旧市街にあるイスラム教の聖地「アルアクサ・モスク」が襲撃された事件をきっかけに設立された。憲章にはパレスチナ国家の樹立やエルサレムの解放を目指すことが明記されている。

臨時首脳会議は対米・イスラエル批判の急先鋒(せんぽう)に立つエルドアン氏の呼び掛けで開かれたが、中東の覇権争いが影を落とした。

イスラム教スンニ派の盟主サウジはシーア派の大国イランの影響力拡大を強く警戒。6月には同国と良好な関係を維持してきたカタールと断交し、11月にはハリリ・レバノン首相の不可解な辞任劇を起こした。

カタールを支援するトルコはサウジやアラブ首長国連邦(UAE)との間に溝が生じている。トルコ政府によると、UAEやエジプトは外相の派遣にとどめた。一方、イラン、レバノン、カタールからは大統領や首長が出席した。

ユダヤ、キリスト、イスラム各教の聖地が集中するエルサレムの帰属は世界中のイスラム教徒にとって関心事だが、イスラエルが過去半世紀にわたって占領している現実を踏まえ、米国との間で事を荒立てたくないと考える指導者もいる。

サウジなどイラン封じ込めを図る親米諸国は、イランと敵対するイスラエルとは利害が一致しており、水面下で関係改善に乗り出していたとされる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24591600T11C17A2FF2000/




、、、(爆wwwwwwww

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

> イスラム圏は経済優先派と宗教絶対主義派に分裂

宗教絶対主義派が借金まみれ金欠フラグwwwwwwwwww

匿名 さんのコメント...

サウジ、首都上空でミサイル迎撃 フーシ派が王宮を標的に 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3155980

2017年12月19日 22:11 発信地:リヤド/サウジアラビア

サウジアラビアの首都リヤドで、砂嵐に見舞われた市街地(2011年3月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/FAYEZ NURELDINE


【12月19日 AFP】(更新)サウジアラビア国営メディアは19日、イエメンのイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」が発射したミサイルを、首都リヤドの上空で迎撃したと発表した。また、フーシ派側もミサイル攻撃の標的について、リヤドにあるサルマン国王(King Salman)の公邸、ヤママ宮殿(Al-Yamama)だったと表明した。

 フーシ派と戦争状態にあるサウジアラビア主導の連合軍は声明で、「弾道ミサイルがリヤド上空で迎撃された」と発表した。フーシ派によるリヤドに向けたミサイル攻撃はここ2か月で2回目。

 現地のAFP特派員は、通例国王がヤママ宮殿で発表するサウジアラビアの来年度国家予算案の公表直前、グリニッジ標準時(GMT)19日午前10時50分(日本時間同日午後7時50分)頃、大きな爆発音を耳にしたという。

 またサウジ文化情報省に属する国際通信センター(CIC)はツイッター(Twitter)に、「有志連合が、『イランのフーシ派』のミサイル迎撃を確認した」と投稿。死者は報告されていないとしている。

 数日前に米政府は、先月フーシ派がリヤドに向けて発射したミサイルを製造したのはイランだと非難していた。

 最初の攻撃があった11月4日、フーシ派はリヤドのすぐ北に位置するキング・ハリド国際空港(King Khalid International Airport)に向けて弾道ミサイルを発射。これを受けて連合軍は、すでに飢饉(ききん)の瀬戸際にあるイエメンへの長期にわたる封鎖を一層強化した。(c)AFP

匿名 さんのコメント...

日本も国連支出とかパリ協定支出(カネ出してない国に対する対応)で見習えるところあるんじゃ





トランプ氏、決議賛成国へ援助打ち切り示唆 首都問題:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASKDP2218KDPUHBI005.html

ワシントン=杉山正

2017年12月21日07時48分

 米トランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と承認した問題で、国連総会が米国に撤回を求める決議案を採決することを受けて、トランプ大統領は20日の閣議で「我々に反対する投票をさせとけばいい。我々はたくさん節約する。気にしない」と語った。決議案に賛成した国への援助打ち切りを示唆して牽制(けんせい)した。

 国連総会は21日午前(日本時間22日未明)に緊急特別総会を開いて、決議案は圧倒的多数の賛成を得て、採択される見通しになっている。

 トランプ氏は「何億ドル、何十億ドルも(米国から)受け取り、そして我々に反対する投票をする」と不満をあらわにし、「我々は投票を見守る」とした。

 さらに、「米国民は(他国に)利用されるのにうんざりしている。これ以上利用されない」と述べた。

 国連では安全保障理事会が今月18日に同様の決議案を採決し、常任理事国の米国が拒否権を行使したため廃案になった。これを受けて、トルコやイエメンが今回の国連総会の緊急特別総会の開催を求めた。(ワシントン=杉山正)