“エルサレム首都宣言”に各地で抗議デモ けが人も
12月8日 21時27分
アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことを受けて、パレスチナ側は8日、イスラム教の金曜の集団礼拝のあと各地で抗議デモを行っていて、イスラエル側との衝突でこれまでに230人余りがけがをしました。
トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めると宣言してから初めての金曜日となる8日、イスラム教の集団礼拝を終えたパレスチナ人が各地で抗議デモを行っています。
このうち、エルサレムではイスラム教の聖地がある旧市街の入り口にある「ダマスカス門」に礼拝を終えた人たちなどが続々と集まり、アメリカの決定に抗議するデモを始めました。しかし、周辺で警戒にあたっていたイスラエルの治安部隊と小競り合いの末、強制排除されました。
また、パレスチナ暫定自治区の主要都市、ラマラやベツレヘムのほかガザ地区など各地でデモ隊とイスラエル軍の衝突が拡大しています。
デモ隊が軍の兵士に向かって石を投げるのに対し、イスラエル側は催涙弾やゴム弾を発射して排除しようとしていて、パレスチナの赤十字組織にあたる赤新月社によりますと、これまでに232人がけがをしているということです。
パレスチナ側は広く抗議デモを呼びかけていて、さらに衝突が拡大することが懸念されます。
マレーシアでも抗議デモ
アメリカが、エルサレムをイスラエルの首都と認めたことを受けて、イスラム教徒が大半を占めるマレーシアでも、イスラム教の金曜の集団礼拝に合わせて抗議デモが行われました。
首都クアラルンプールでは、イスラム団体の呼びかけに応じた人たちが金曜礼拝のあと続々とアメリカ大使館の前に集まり、抗議デモを行いました。
集まった人たちは、「アメリカ大統領の認定を非難する」などと書かれたプラカードを掲げながら「エルサレムはパレスチナ人のものだ」とか、「エルサレムを解放しろ。神は偉大なり」などと声をあげていました。
現場には、およそ2000人が集まり、一時、デモ隊と治安当局がもみあいになるなど、騒然とした場面も見られました。
デモに参加した45歳の会社経営者の男性は、「エルサレムは、イスラム教徒にとっても大事な都市で、ユダヤ教徒だけのものではない。イスラム教徒がよい環境で暮らせるよう望んでいる」と話していました。
また、16歳の女子学生は、「エルサレムを首都とすることはイスラム教徒である私にも影響のあることで、怒りを覚えた」と話していました。
パレスチナ人の24歳の男子留学生は、「パレスチナは、全世界のイスラム教徒にとって大事で、和平に向けた取り組みを悪化させてはならない。アメリカの撤回を望んでいる」と話していました。
パキスタンでも抗議デモ
パキスタンの首都イスラマバードでも、抗議デモが呼びかけられ、金曜の集団礼拝を終えた人たちが街頭に出て、抗議の声を上げました。
宗教政党などが呼びかけて市内中心部で行われた抗議デモには100人以上が参加しました。参加者たちは、トランプ政権の決定を非難する横断幕を掲げながらスローガンを叫んだあと、トランプ大統領に例えた人形を踏みつけて、抗議の意思を示していました。
参加した男性の1人は、「アメリカは世界の平和を破壊しようとしている。トランプ大統領は政治的な知識もなく、国際情勢も理解していない」と話していました。
パキスタンは、およそ2億の人口の96%がイスラム教徒で、今回のトランプ政権の決定について、連日メディアで大きく報道されるなど国民の関心が高く、パキスタン政府は、「国際的な憤りを共有するとともに、世界の平和と安定への影響を深く懸念する」として、トランプ政権の方針に反対する姿勢を示しています。
インドネシアでも抗議デモ
世界で最も多くのイスラム教徒が暮らすインドネシアでも、8日、金曜のイスラム教の集団礼拝にあわせて抗議デモが行われました。
首都ジャカルタでは、イスラム団体の呼びかけに応じた人たち、およそ1000人が、金曜礼拝のあと続々とアメリカ大使館の前に集まりました。
集まった人たちは「エルサレムはイスラエルの首都ではない」、とか、「トランプ大統領にノーを突きつけよう」などと声を上げながらアメリカ国旗を燃やして、トランプ大統領の決定に抗議しました。
デモに参加した男性は、「エルサレムはイスラム教徒にとってとても重要な場所だ。私たちはアメリカがこの政策を見直さない限り抗議を続ける。抗議の声はますます大きくなるだろう」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171208/k10011252111000.html
The Jerusalem Embassy Act of 1995[1] is a public law of the United States passed by the 104th Congress on October 23, 1995. It was passed for the purposes of initiating and funding the relocation of the Embassy of the United States in Israel from Tel Aviv to Jerusalem, no later than May 31, 1999, and attempted to withhold 50 percent of the funds appropriated to the State Department specifically for "Acquisition and Maintenance of Buildings Abroad" as allocated in fiscal year 1999 until the United States Embassy in Jerusalem had officially opened.[2] The act also called for Jerusalem to remain an undivided city and for it to be recognized as the capital of the State of Israel. Israel's declared capital is Jerusalem, but this is not internationally recognized, pending final status talks in the Israeli–Palestinian conflict. The proposed law was adopted by the Senate (93–5),[3] and the House (374–37).[4]Despite passage, the law remained unimplemented by Presidents Clinton, Bush, and Obama,[5] who viewed it as a Congressional infringement on the executive branch's constitutional authority over foreign policy; they consistently claimed the presidential waiver on national security interests. President Donald Trump signed the waiver in June 2017 before announcing the recognition of Jerusalem as Israel's capital on December 6, 2017, and beginning the relocation of the embassy.[
、、、(爆wwwwwwwww
1 件のコメント:
NHKが抗議する側の主張を報道しているのはわかったが、賛成する側はどのような方々なのかがわかりにくい。
そして、そもそもイスラエル建国を目指す動きが、どのような情勢下で、どのような支援を得て、どのような仕組みで実現され、どのような矛盾をどのようにして調整しているのか、はたまた、我が国はイスラエルの建国に、どのような関わりがあるのかについて、公共放送としてしっかりと務めを果たしていただきたい。
コメントを投稿