大手ゼネコン「大成建設」の工事現場でまた死亡者が出た。
20年東京五輪のメーンスタジアム「新国立競技場」の建設現場で、23歳男性が過労自殺したばかりだが、また現場の過酷さを象徴するような事故が起きた。
東京・千代田区の老舗宴会場「東京会館」の建て替え工事で、11日に作業中だった50代と40代の作業員計3人が亡くなった。3人は、ビル5階部分でエレベーターを通す縦穴の上に足場として置いていた1~2畳分の鉄板とともに、約25メートル下の地下3階まで転落。
約630キロの作業車両も落下しており、鉄板が車両の重みに耐えられず抜けた可能性があるという。
施工業者は、新国立と同じ大成建設だった。
驚きなのは、作業日が祝日の「山の日」だったことだ。
工事現場付近に張られた「特定建設作業実施のお知らせ」なる掲示物には、「作業しない日」との項目に「日曜・休日」と記されているのだ。
新国立の工事のケースでは、自殺した男性は、工期の遅れを取り戻すため最大で月211時間の残業を余儀なくされた。
東京会館は、18年10月完成予定。
新国立同様、工期を優先するあまり、現場は本来「作業をしない日」である休日に出勤を余儀なくされたのか。
建設現場の事情に詳しい建築エコノミストの森山高至氏はこう言う。
「通常の土日休みを返上して作業するケースはままあります。
しかし、11日はお盆休みに差し掛かる日です。
大晦日に作業するようなもので、通常なら現場は休みになるはず。
慢性的な人手不足で、工期に間に合わせるために無理をした可能性が考えられます」
大手ゼネコンのコスト圧縮策が背景にあるという。
「大手は不況のあおりで、新規採用を手控えている。
人員削減を進めた結果、現場の監督者さえも派遣社員に任せるケースが増えています。
派遣社員だと現場の事情を把握できない上、頻繁に交代するので、結果的に現場での意思疎通に支障を来す。
車両の重みで鉄板が抜けたのなら、『ここに重量物を置くな』といった注意書きが掲示されていなかったのではないか。
事故の原因は、監督不行き届きだった恐れがあります」(森山高至氏)
大成建設に事実確認を求めたが、「警察の捜査に関わるので、返答は控える」(担当者)と、明言を避けた。
凄惨な事故が続くようでは、「ワークライフバランスの確保」などと掲げた安倍政権の「働き方改革」も看板倒れだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/13478807/
やっぱ「山」だ!(爆wwwwwwwww
3 件のコメント:
ザハ新国立の建設費高騰の一因として人件費とあったから「それってつまり人手・工期不足だよな」ってことで
今回のような死亡事故を避けるという意味でも河野太郎氏のゼロオプションこと
新国立「建設せず」の選択肢も、白紙撤回で自民が新提案 | ロイター
http://jp.reuters.com/article/new-national-stadium-idJPKCN0Q90XT20150804
には期待してたんですけどね…
見事に人殺し暴力団五輪と化しましたねおめでとう日本()
ヤマーダデンキ!
ヤマカガシ@宝塚市切畑長尾山の宝教寺@在日コリアン寺院(朝鮮寺、韓寺)
http://tokumei10.blogspot.jp/2017/07/blog-post_854.html
>山神というのは韓国の伝統的な民間信仰で、本来仏教のものでない要素
新国立競技場建設 朝6時半から 労働者悲鳴/過労死 いつ自分も…
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-08-09/2017080901_03_1.html
2017年8月9日(水)
23歳の現場監督が過労自殺に追い込まれた新国立競技場(東京都新宿区、渋谷区)の建設現場。2020年の東京五輪・パラリンピックでメイン会場にするため事件発覚後も工期を優先した異常な働かせ方がまかりとおっています。現場の状況を追いました。(田代正則)
写真
(写真)早朝6時半の新規入場者教育を是正するよう求める東京土建の人たち=7月24日、東京都新宿区
午前6時、新国立競技場の建設現場に労働者が続々と入っていきます。関係者によると、安全などの現場ルールを教える新規入場者の教育が午前6時半ごろから行われるため、通常の建設現場より業務開始が早いといいます。
早すぎる開始時刻の是正を求めている東京土建一般労働組合の松本久人賃金対策部長は指摘します。「普通の建設現場では、朝礼後の午前8時ごろから新規入場者教育が行われる。午前6時半開始では、夜明け前の4時に自宅を出ないと間に合わないと、労働者から悲鳴があがっている」
元請けの大手ゼネコン・大成建設(東京都)は、本紙の取材に、新規入場者教育は「午前7時ごろ」だと早朝の実施を認めています。他方、教育は「(最初の)1回のみ」であり、「公共交通機関の制約がある場合は、実施時間を調整するなど柔軟に対応している」としています。
しかし、工事現場は駐車場の少ない都心です。「同僚と車を乗り合いで来るので、1人でも新入りがいれば、全員が早出を強いられる」という不満も出ています。
現場労働者から話を聞くと、「工程管理がめちゃくちゃだ。先に完成しているはずの作業が終わっておらず、仕事がすすまない」と嘆きの声が起こっています。
1次下請けの現場監督の男性は、「工期が圧迫されているというのは共通認識だ。下請けはしわ寄せの圧力を受けている」と語ります。
「過労自殺のことはうわさになっている。自分たちもいつ犠牲になるか」と声をひそめる職人もいます。
(写真)新国立競技場の建設現場=1日、東京都新宿区
23歳の現場監督の過労自殺事件が発覚した5月中旬以降、新国立競技場の建設現場は、原則午後8時までに全員退出となりました。しかし、仕事量が減ったわけではありません。
ある現場監督は、「書類作成などの事務作業で、現場退出後の午後10時まで働いていた。朝早くから夜遅くまで働いて、五輪会場をつくる誇りも感じられない」と証言します。
新国立競技場は、工事費のずさんな膨張で旧計画が白紙撤回となり、現行計画は当初予定の1年余遅れで着工しました。
新国立競技場は、独立行政法人「日本スポーツ振興センター(JSC)」が事業者で、大手ゼネコンの大成建設が元請けです。
旧計画を費用や工期の面から批判していた建築エコノミストの森山高至氏(1級建築士)は指摘します。「入札のライバルだった竹中工務店の案がスピードアップを前提としていたことと比較して、大成建設の現行案では予算と工期が最適化できていなかった。下請けに無理に頑張らせていたのではないか」
大成に下請けで起こった過労自殺の責任はないのか。森山氏は「元請け企業は、企業倫理として下請けの労働環境にも責任を持つべきです」と強調します。
東京五輪にかかわる事業では、大会組織委員会が長時間労働の禁止を明記した「持続可能性に配慮した調達コード」を作成。元請けは下請けにも守らせるよう求められていました。
ところが、過労自殺した男性の遺族によると、男性は早朝4時半ごろに起床し、帰宅は深夜0時半から1時ごろ。2~3時間しか眠れませんでした。労働時間の記録では、亡くなる前1カ月で早い日には午前6時16分始業。終業が午後10時より早かったのは5日だけ。徹夜も3回に及びました。
亡くなった男性の両親は、「今後、息子と同じように過労で命を落とすような人を出したくないという思いでいっぱいです」と労災申請にあたってコメントしています。
おまけ
森山高至 中央区 共産 支持
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