韓国検察 ロッテ創業者長女を背任などで起訴

韓国検察 ロッテ創業者長女を背任などで起訴
7月26日 22時04分

韓国の大手財閥、ロッテグループの創業者の長女が、化粧品会社などから多額の裏金を受け取って免税店や百貨店への出店に便宜を図ったとして、２６日、背任などの罪でソウルの検察に起訴され、今後、経営陣に対する捜査がどこまで進むのかに関心が集まっています。

ソウルの検察に２６日起訴されたのは、韓国の大手財閥、ロッテグループの創業者、重光武雄氏の長女のシン・ヨンジャ（辛英子）被告（７３）です。
シン被告は、ロッテグループの免税店や百貨店への出店を望む、韓国の複数の化粧品会社などから３５億ウォン余り（日本円でおよそ３億２０００万円）の裏金を受け取って便宜を図ったとして、背任などの罪に問われています。
創業家内部の主導権争いが続くロッテを巡っては、東京に本社があるロッテホールディングスの系列会社の間で資産を移動させ、裏金を作っていた疑いが浮上しています。
韓国の検察は、ロッテグループの本社や経営陣の自宅をすでに捜索していて、重光氏と、グループの会長を務める次男の昭夫氏の２人については、韓国からの出国を禁止する措置を取っています。
ロッテグループの創業家を巡る一連の捜査で、検察に起訴されたのはシン被告が初めてで、今後、経営陣に対する捜査がどこまで進むのかに関心が集まっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160726/k10010609791000.html

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