2016年3月20日日曜日

幕末薩摩の島津久光展 「維新、考える契機に」

幕末薩摩の島津久光展 「維新、考える契機に」
2016.3.17 08:33

江戸時代末期の薩摩藩で、事実上のトップとして実権を握った島津久光に関する資料を集めた企画展「玉里島津家資料から見る島津久光と幕末維新」が鹿児島市の黎明館で開かれている。灰床義博館長は「2年後の明治維新150周年に向け、維新とは何だったのかを考える機会になれば」と話す。5月15日まで。

薩摩では藩の近代化を手がけた藩主島津斉彬が有名で、弟の久光は陰に隠れがちな存在。斉彬死亡後に藩主となった息子忠義の後見人となり、命令に反した西郷隆盛を島流しにしたせいか、厳格な印象も強い。

約170点を展示。斉彬が久光に相談を持ちかけたり、本心を吐露したりする書状からは2人の間にあった厚い信頼関係が分かる。アヘン戦争の情報が記された資料からは、海外に目を向けていた一面も垣間見える。

学芸専門員の市村哲二さんは「久光の再評価につながれば」と話している。
http://www.sankei.com/photo/story/news/160317/sty1603170008-n1.html







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