神戸モスク(こうべモスク)(Kobe Mosque)は兵庫県神戸市中央区の山本通の南、パールストリートにあるイスラーム教寺院、歴史的建造物。神戸回教寺院、神戸ムスリムモスク(Kobe Muslim Mosque)が正式名称。ムスリムとはイスラム教徒の意。
1935年(昭和10年)、神戸在住のトルコ人、タタール人、インド人貿易商らの出資により建てられた日本で最初のモスクである。
イスラム教徒か どうかを問わず、モスク内部を見学可能である。男性は一階の礼拝堂、女性は二階の礼拝堂。多数の見学の場合は事前に要連絡。見学の際、肌の露出(半ズボ ン、ミニスカート等)は慎むこと。隣接したイスラーム文化センターでは、イスラム教徒を問わず勉強会を行い、広くイスラム基礎知識を提供している。
1934年(昭和9年)11月14日にモスク建設認可が下り、竹中工務店と契約、鉄筋コンクリート造のモスク本体は、地上三階、地下一階で、設計はチェコ出身の建築家ヤン・ヨセフ・スワガーによる「スワガー建築事務所」。当時、イスラーム教は新興宗教と同じく、行政上「宗教」の扱いを受けない「類似宗教」と見なされ、法人格は認められなかったが特に問題にはならなかった。
ヤン・ヨセフ・スワガー(Jan Josef Švagr、1885年 - 1969年)は、チェコ出身の建築家。1923年に同じくチェコ人建築家のアントニン・レーモンドの設立した米国建築会社の一員として来日したとされ、主に日本で多くの作品を残す。戦禍のため、1941年4月に中南米に渡った。姓「Švagr」の発音は、チェコ語ではシュヴァグルである。
主な作品
- 紅蘭女学校(現横浜雙葉中学校・高等学校、横浜市中区、1925年?、焼失)
- カトリック山手教会(横浜市中区、1933年)
- カトリック福岡司教館(福岡県福岡市、1933年)
- 聖路加国際病院(東京都中央区、1933年)
- セント・ジョセフ・インターナショナル・カレッジ講堂兼体育館(横浜市中区、1934年、解体)
- イエズス会無原罪聖母修道院(東京都練馬区、1934年)
- マルグリット・ブールジョワ・センター(旧ノートルダム修道院、現桜の聖母短期大学、福島県福島市、1935年)
- 神戸モスク(神戸市中央区、1935年)
- E.V.バーナード邸(横浜市中区、1937年)
- 保土ヶ谷カトリック教会(横浜市保土ヶ谷区、1938年)
- トラピスト修道院増築(北海道石狩郡当別町、1938年)
- ヘルム・ハウス・アパートメント(横浜市中区、1938年、解体)
- カトリック豊中教会(大阪府豊中市、1939年)
→宮城
→SKグループ
、、、(爆wwwwwwwwww
2 件のコメント:
>神戸電子専門学校
行きつけだった単車屋@YMCAが若い頃通ってたらしいですw
ヤン・ヨセフ・スワガーの主な作品としてトラピスト修道院増築(北海道石狩郡当別町、1938年)との記述が目に付きましたが、これは誤りです。この修道院はこの土地ではなく遙か300Km離れた北斗市(旧上磯町当別)です。Wiki又は修道院のホームページもありますから、ご覧下さい。ヒグマ爺より
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