ジェンキンスさん来日十年「もし北にいたら…」
北朝鮮による拉致被害者・曽我ひとみさん(55)の夫チャールズ・ジェンキンスさん(74)が来日して18日で10年となるのを前に、読売新聞のインタビューに応じた。
新潟県佐渡市での暮らしについて「みんなとても優しく、家族をサポートしてくれて感謝している」と語る一方、日本人拉致被害者らの再調査に対しては「誰か1人が帰ってくるまで北朝鮮政府を信じるべきでない」と述べた。
ジェンキンスさんは現在、曽我さんと長女美花さん(31)、次女ブリンダさん(28)の4人で暮らしており、自身は観光施設の売店で働いている。来日当初の体重は48キロだったが、現在は75キロ。健康状態は良好という。「もし北朝鮮にいたら、私は生きていなかったと思う」「佐渡に来て良かった。不満は何一つない」などと語った。
しかし、日朝協議を機に動き出した日本人拉致被害者らの再調査については厳しい見方を示した。「北朝鮮は万景峰(マンギョンボン)号の入港再開のために再調査を使っているだけ」と指摘。「拉致被害者が『北朝鮮の人と結婚して子供も生まれているので離れたくない』と言っていると、北朝鮮が説明したり、そう言わせるように仕向けたりするだろう」とも述べた。
Yomiuri Online 2014年07月17日 18時08分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140717-OYT1T50060.html
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北朝鮮、テロ資金監視APG加入
北朝鮮が核兵器開発資金およびテロ資金取引防止を主な目標にする国際マネーロンダリング対策グループに史上初めて加入した。金融制裁緩和を引き出そうとする苦肉の策と解釈され、米国などの対応が注目される。17日、政府によると「アジア太平洋マネーロンダリング対策グループ(APG)」は前日マカオで定例総会を開き、北朝鮮のオブザーバー資格会員加入申請を承認した。APGは経済協力開発機構(OECD)傘下の「金融活動作業部会(FATF)」のアジア太平洋地域機構だ。
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