2013年12月8日日曜日

コンゴコンゴ








徳洲新聞2007年(平成19年)8/6 月曜日 NO.581
直言 人々のために徳洲会は国際医療協力を着実に推進する
~徳洲会の病院運営のノウハウは世界の病院づくりの要~
能宗克行(中間法人徳洲会事務総長)
7月9日から8日間、 アフリカの中央部に位置するタンザニア、ウガンダ、ケニア、ナイジェリアを歴訪し7月17日には、徳田秀子・徳洲会副理事長と共に、コンゴ民主共和国を訪問。コンゴのキンシャサにできた「ビアンバ・マリエ・ムトンボ病院」の開設記念式典に出席することが目的でした。
去年8月、新聞にアメリカのプロバスケットボールリーグ、NBAのヒューストン・ロケッツの名選手、ディケンベ・ムトンボ氏が、ムトンボ財団を設立し、出身国のコンゴに2900万ドル(約35億円)で病院をつくるとの記事が掲載されました。早速、徳洲会国際担当のコンゴ出身のミランガ氏に依頼し、駐日コンゴ大使に接触。
今年5月始め、アメリカのライス国務長官の来日にあたり、先乗りした副長官のロビン・サンダーズ氏が、駐日セネガル大使と面談。その時、サンダーズ氏はアフリカの医療向上のために努力している徳洲会のことを聞き強い関心を示し、セネガル大使が急遽ミランガ氏を引き合わせました。
サンダーズ氏はコンゴとセネガルに大使として赴任した経歴を持ち、帰国後すぐにムトンボ氏に連絡を取り徳洲会を紹介。
今年6月、徳田虎雄理事長宛に開設記念式典への招待状が届いたのです。
式典で、ムトンボ氏はお母さんについて「母は私に、多くの人の役に立つ人間になりなさい。人のために何もしない人間の人生は無意味ですと、いつも話していました」そのお母さんは、1996年に脳出血で倒れ、内戦状態で戒厳令下にあったコンゴでは、病院に緊急搬送もできずに死亡。
ムトンボ氏は、医師を目指しアメリカの大学に進みましたが、218cmの長身と才能を見出され、NBAを代表する選手に成長。彼は「母が病院に搬送されずに、亡くなった事が忘れられません。そして私自身医者を目指したのにNBA選手になった事にも後ろめたさを感じていました。『私には何ができるのか?』と自問自答の日々が続きましたが、神から『医者にならなくても病院をつくればいい』との答えを貰い、故郷コンゴに病院をつくろうと活動を続けてきました」と話しています。病院名には、お母さんの名が付けられています。

独立性・継続性を持つ病院運営が基本
ムトンボ氏は開院式終了後、 コンゴ大統領の滞在要請を断り、徳田理事長に会うために、同じコンゴ出身で、ムトンボ財団の中心的人物である米国のジョージワシントン大学の心臓外科助教授のカンダ・ルイス夫妻を伴って日本を訪問。カンダ助教授は、徳田理事長と親交の深いバチスタ先生と一緒に手術をした事がある程の旧知の間柄です。「バスケットボールよりハードだった」という徳之島から奄美大島の施設見学で、最も彼が徳洲会を感じたのは加計呂麻診療所を訪れた時でした。徳田理事長の〝生命だけは平等だ〟の理念が、本当に理解できたと。
徳田理事長との面談でムトンボ氏は「いろいろの困難がありました。しかし徳田理事長の現実の姿を見て、もっと頑張らなければいけないと思います。コンゴの私と、日本の徳田理事長は、神様の引き合わせ。皆を幸せにするために、徳洲会の皆さんの協力が必要です」
徳田理事長は、「ムトンボ病院をサポートできるように、早くコンゴに医療、福祉、教育、文化に貢献する財団をつくりましょう。全く経験のないムトンボさんが、よくここまで努力されたと敬意を表します。コンゴには病院だけでなく、大学をつくり人材育成をすることが大切。一緒にコンゴだけでなくアフリカ各国につくりましょう」と。
アフリカ各国の最優先課題は「医療の普及と充実」です。今回訪れた国々とは、徳田理事長は合意書を交換し「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」という協力の形を示しています。国が土地建物を準備し、徳洲会が責任をもってマネジメントを担う。徳洲会は利益目的ではありません。
病院のつくり方にも、問題があります。病院はその国の風土や文化、経済規模に見合った、「身の丈に合った」ものにする必要があります。ガボンの病院建設が進まないのは、身の丈に合わない、利害関係者に翻弄された立派すぎる病院計画だからです。「魚の釣り方を教える」とは、「チャリティでなく独立運営ができて、継続性がある、患者さんのため」のもので、そうでなければ私たちが手を貸す意味がありません。
アフリカに関して特筆すべき点は、アフリカ開発銀行が徳洲会に極めて協力的なことです。今までアフリカには病院建設プロジェクトはいくつもありましたが、肝心なマネジメントが考えられていません。徳洲会は、運営ノウハウを付けて協力しようとしているからです。
もちろん銀行融資には、ビジネスモデルが必要です。同行はブルガリアの徳洲会ソフィア病院の運営に注目し、今度はアフリカでのモデルを、同行の本店があるチュニジアでつくろうとしています。それがうまくいけば、各国の病院づくりの融資を進める考えです。

広い視野に立ち患者さん中心の医療を
徳洲会がムトンボ氏と結び付き、 アフリカ開発銀行との関わりができたのも、徳田理事長が常に働きかけを続け、どんな時にも、世界に目を向けて動いているからです。それは国内の地域医療に携わる、グループの病院でも、同じことが言えます。
常に地域社会に働きかけを行い、地域からの要望を吸収し、それに応えることが、地域医療と福祉を充実し、協力者を見つけることに繋がります。
私はこれまで世界を回らせてもらい、感謝しているのは、各国を回った分だけ、視野が世界へと広がったことです。徳洲会ソフィア病院には、多くの職員が出向。自分の病院が忙しいのに、何故と、不満を抱いた方もいたでしょう。しかし振り返ると私と同じように視野が広がったと感じる方も数多くいるはずです。知らず知らずに、理事長の裾野の広さを共有しているのです。
理事長が、日本の医療の未来を予見して、離島・僻地医療に医療の原点を求めたことを忘れてはなりません。こうした広い視野をもって、これからも皆で頑張りましょう。

そう言えば米国のアントニオ猪木もバスケットボール選手でしたなあ・・・(w



毎度お馴染みのジョージタウンと・・・



、、、(w


、、、(爆wwwww

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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http://sankei.jp.msn.com/life/news/131208/trd13120807000003-n2.htm

ひ と で な し w