中国は朝鮮戦争“勝利”と表現せず…副主席が平壌で記念活動出席
2013/07/25(木) 10:45
中国政府・外交部は25日、中国中央政治局委員である李源潮国家副主席を団長とする代表団が25日から28日まで北朝鮮を訪問し、朝鮮戦争停戦60周年の記念活動に出席すると発表した。7月27日は、1953年に朝鮮戦争の休戦協定が成立した日だ。北朝鮮は同戦争を「祖国解放戦争」と呼び、休戦協定成立を「勝利」と位置づけているが、中国政府は「停戦」と国際的な常識に沿った表現をした。
1945年8月15日の第二次世界大戦における日本の敗北にともない、朝鮮半島はソ連が北緯38度線以北を、米国が以南を管理することになった。次第に高まる米ソの対立を反映し、48年8月15日には大韓民国、同年9月9日には朝鮮民主主義人民共和国の樹立が宣言された。
1950年6月25日早朝に北朝鮮側の砲撃で、朝鮮戦争が勃発。6月中には米軍を中心とする国連軍が参戦した。戦争はおおむね(1)北朝鮮側が韓国・国連軍側は朝鮮半島最南部の釜山(プサン)周囲にまで追いつめる。(2)米国の仁川上陸作戦などが奏功し、北朝鮮側を朝鮮半島最北部の中朝国境付近にまで追い詰める(3)中国人民志願軍が参戦。戦線は開戦当初の38度線付近で膠着する―――との経緯をたどった。
戦争を結果からみれば、南北ともに支配地域を拡大することはできず、大量の犠牲者・被害者を出しただけに終わった戦争だが、北朝鮮は「勝利した」として、休戦協定成立の27日に向け、大がかりな祝典行事を進めている。
中朝はともに、「朝鮮戦争をともに戦い、血の友情を築いた」などと内外に宣伝してきた。ただし、中国は以前に比べ、「血の友情」の言い回しを控えるようになった。
また、北朝鮮は李源潮国家副主席の招待にあたってが祖国解放戦争(朝鮮戦争)勝利60周年慶祝行事に参加するために」と表現したが、中国政府は朝鮮戦争停戦60周年の記念活動に出席すると発表した」として、「勝利」、「慶祝」、「参加」との言葉は使わなかった。
北朝鮮軍、中国軍、国連軍の3者は1953年7月27日、38度線付近の板門店で朝鮮戦争休戦協定の調印式を行った。韓国側は李承晩(イ・スンマン)大統領が協定を不服としたため、調印式に参加しなかった。同協定の正式名称は「朝鮮における軍事休戦に関する一方国際連合軍司令部総司令官と他方朝鮮人民軍最高司令官および中国人民志願軍司令員との間の協定」だ。
北朝鮮は2013年3月1日、朝鮮戦争の休戦協定を白紙に戻すと発表したが、中国は共産党系メディアの環球時報が「中国も国だ」として、北朝鮮が一方的に協定放棄をすることはできないと非難する論説を掲載した。(編集担当:如月隼人)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0725&f=politics_0725_003.shtml
中国副主席、伝統的友好強調=訪朝しナンバー2と会談
【ソウル時事】中国の李源潮国家副主席(共産党政治局員)は25日、朝鮮戦争休戦60周年の記念行事に出席するため、平壌入りした。李副主席は同日、北朝鮮序列2位の金永南最高人民会議常任委員長と会談し、「中朝両国は血で結ばれた関係だ」として、伝統的な友好関係を強調した。朝鮮中央通信が伝えた。
李副主席は会談で両国が朝鮮戦争で協力したことを称賛し、関係発展を目指す考えを伝えた。一方で、「この地に再び戦争の暗雲が押し寄せてくることは絶対に容認できない」と述べ、暗に北朝鮮の挑発的行動に自制を求めた。金委員長の発言内容は不明。(2013/07/26-00:07)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013072600005
、、、(w
1 件のコメント:
[速報]2.5GHz帯はUQコムへの割り当てが濃厚、孫社長が総務省に猛抗議
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130725/494242/
半島の白い野良犬が一躍「世界の」という定冠詞がつくようになったと思ったら、総務省に抗議している場合でもないでしょうに。あっ高い買い物をしてアドレナリン出まくっているのか。アメリカに払う利息が大変なんだな。
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