チッソチッソ

水俣病救済案の一時金、民主が２６０万円に増額要求へ

　水俣病未認定患者の救済法案を巡り、与野党協議で与党が提示した修正案に対し、民主党が、未認定患者に支払う一時金を１人当たり２６０万円と法案に明記するよう求める方向で検討していることがわかった。

　与党側は一時金を１５０万円としているが、法案には金額を明示していない。民主党はこれまで一時金を３００万円としてきた。修正案で民主党に譲歩した与党から、さらなる譲歩を引き出す狙いとみられる。

　２６０万円は、約１万人が救済された１９９５年の政治決着の一時金と同額。与党プロジェクトチームは、今回の救済策を９５年に救済されなかった被害者を補完するものと位置づけ、一時金は１５０万円としてきた。

　さらに民主党は、未認定患者の救済範囲について、手や足先ほどしびれる四肢末梢(まっしょう)優位の感覚障害に加え、「全身性の触覚または痛覚の感覚障害」なども法案に記し、救済対象を拡大することを明確にするよう求める考えだ。

　新たな患者認定をやめることを意味する「地域指定の解除」については、表現そのものを法案の条文から削除することを求める。与党は修正案で、削除せず厳しい条件を付ける案と削除する案の２例を示している。

　民主党の鳩山代表は１８日、政治決着を拒否している訴訟派団体「水俣病被害者互助会」（約１５０人）の代表らと面会した。その後の記者会見で、法案成立の可能性について「与党側がどこまで下りてくるかにもよる。与野党の溝は簡単に埋まらないが、被害者の側に立ってできるだけ早く救済したい」と述べた。
��2009年6月19日 読売新聞）
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090619-OYS1T00186.htm

チッソ　野口研究所　西松建設


site:antikimchi.seesaa.net チッソ