すばらしい注射をしてくれる「名医」マックス・ジェイコブソン

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2018/09/29 — リチャード・ニクソン相手の大統領選挙運動に疲れたケネディーの前に、覚醒剤の一種であるアンフェタミン使いの名手であるマックス・ジェイコブソンが ...

ドクター・フィールグッド (曖昧さ回避) - Wikiwand

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... アドルフ・ヒトラーの主治医; ジョージ・ニコポウラス - エルヴィス・プレスリーの主治医; マックス・ジェイコブソン（英語版） - ジョン・F・ケネディの主治医.

ヒトラーとケネディは同じ成分の「薬漬け」だった - BOOK ...

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2018/10/01 — それが、ニューヨークのセレブの間で「すばらしい注射をしてくれる」ということで大評判だった「名医」マックス・ジェイコブソンだった。

権力者はどのような薬を処方されていたのか

主治医が明かす薬物依存と権力の闇

仲野 徹 : 大阪大学大学院・生命機能研究科教授 著者フォロー

2018/09/29 16:00

国家元首の主治医たちをめぐるノンフィクションである。もちろん、主治医についてだけでなく、元首たちの病気や性癖、投薬についても詳しく描かれている。登場する元首たちは並みの権力者ではない。

ヒトラー、チャーチル、ペタン、フランコ、ムッソリーニ、ケネディー、スターリン、毛沢東。それぞれの身体状況とそれに対する治療が政治に大きな影響を与えていた。そして、主治医たちは大きな役割を担っていたのである。

権力者である元首の主治医に求められる資質や技量

文字通り、元首の主治医は裸の権力者を見続ける。そのためには、まず元首に気に入られなければならない。その上、お気に召すような治療をしなければならない。

一方で、気にそまぬアドバイスをしなければならないこともあれば、病状をひた隠しにせねばならないこともある。権力者の主治医には、医術以外に相当な技量が要求される。

主治医によっては虎の威を借りて権力をふるおうとする者もいる。たとえそのようなことがなくとも、周囲からの圧力は強烈だ。権力者の側近たちからウソつきと呼ばれ、無能と蔑まれ、当然のように嫌われていく。最後には権力者本人にも疎まれ、嫌われ、捨てられてしまうこともある。どうにも割にあわない仕事である。

しかし、権力者に任命されたら断るわけにはいかない。断ればすべてを失うどころか、時には死を招きかねないのだから。

ヒトラーの主治医は、「魔術師」とも「帝国注射マイスター」ともあだ名された男、テオドール・モレルだった。身長が1メートル70センチで体重が110キロ、ヒトラーが愛するアーリア人とかけはなれた容姿であっただけでなく、不潔で吐き気を催すほどの体臭を放っていたという。しかし、ヒトラーはこの男を気に入っていた。

常に「病気になどなっている暇はない」と語っていたヒトラーであるが、戦況が悪化するにつれ、次第にうつ状態になっていく。はたしてどのような病気であったのか、実際にどの薬剤がどれくらい処方されたのかについては、噂は山ほどあるけれど、よくわかっていない。

ただ、モレルが、麻薬系の薬剤や、日本ではヒロポンという名で広く使われた覚醒剤であるメタンフェタミン、ステロイドなどを処方していたことは間違いない。注射と薬の量が多すぎるのではないかと問われたモレルは「要求された量を差し上げているのです」と答えた。そうでないと、ヒトラーのような独裁者の主治医は務まらない。

モレルはヒトラーについて何も書き残さなかったが、ウィンストン・チャーチルの主治医であったモーラン卿は、チャーチルが亡くなった翌年に『チャーチル－生存の闘い』でたくさんの秘密を明らかにしている。家族以外誰も知らなかったのだが、チャーチルはうつ状態であることが多く、それが政治的な決定に影響をおよぼしたであろうという内容も曝露した。

情報操作され悲惨な一途をたどった権力者の末路

死後とはいえ、このようなことが公にされるのはいかがなものかという気がする。しかし、「英米法寄りの説明では、表現の自由と歴史的議論における公共の利益という点では、守秘義務に従わずともよい」そうだ。確かに、病気と投薬によって政治的決定が影響をうけるとなると、国民はそれを知る権利があるのかもしれない。

第二次世界大戦中のフランス・ヴィシー政権の首相であったペタンと、スペインの独裁者であったフランコの主治医は、ともに親子ほども年の差がある若さであった。二人の例は、親子のような愛情と献身的な治療が必ずしも望ましい結果をもたらさないことを示している。

モレルはヒトラーに依頼され、ベニート・ムッソリーニの主治医にザカリエを選んだ。晩年は不健康の塊であったとされるムッソリーニだが、ザカリエによる食事療法を中心とした治療方針は十分な健康をもたらしていた。ある種の情報操作がなされていたのだ。

ザカリエは、ムッソリーニにとって生涯唯一の気を許した友人でもあったが、それは二年に満たない期間でしかなかった。よく知られているように、ムッソリーニはパルチザンに捕らえられて愛人と銃殺されてしまったのだから。

ここまで5人の権力者と主治医の話でもかなりなのだが、圧巻は残る三名、ジョン・F・ケネディー、ヨシフ・スターリン、そして毛沢東である。

よく知られていることだが、ケネディーはアジソン病（副腎皮質機能低下症）であり、副腎皮質ホルモンによる治療をうけ、おそらくはその副作用による精神症状に悩まされていた。それだけでなく、背中の痛みのために鎮痛剤を常用しなければならなかったし、性病のひとつである非淋菌性尿道炎にもかかっていた。健康だと豪語していた医師団は大ウソつきである。

リチャード・ニクソン相手の大統領選挙運動に疲れたケネディーの前に、覚醒剤の一種であるアンフェタミン使いの名手であるマックス・ジェイコブソンがあらわれる。そして、選挙戦の流れを大きく変えたといわれるテレビ討論会の直前にアンフェタミンを注射した。それを機会に、ジェイコブソン、またの名を「ドクター・フィールグッド」はケネディー大統領の医師となる。

あのトルーマン・カポーティもジェイコブソンの患者で、治療をうけると「スーパーマンになったような気分」になったと書き残している。ただ、ジェイコブソンは患者にクスリの内容を伝えなかったし、当時の米国ではアンフェタミンの依存性があまり問題にはされていなかった。

核戦争の危機が極大になったキューバ侵攻の頃、ケネディーは一日に何度も注射しなければ元気を保てなかった。その薬剤がいったい何だったかはわかっていない。もし暗殺されなかったら、ケネディーのこのような状況は生前に暴露されていたのだろうか。ちなみにジェイコブソンに関するFBI資料は未公開で、入手できるのは13ページのうち4ページだけだという。

権力者を診断する医師も命がけ

迫害妄想にとらわれていて、親戚であろうが容赦なく粛正するような独裁者、ヨシフ・スターリンを診察するのは命がけだ。スターリンをパラノイア（妄想症）と診断した精神科医はその診断後24時間で怪死しているし、前任の主治医も逮捕されている。これらのことを知っていた主治医、ウラジーミル・ヴィノグラードフが慎重であったのは当然である。

しかし、動脈硬化が重症になってきたために節制が必要であるとの注意勧告をおこなわざるをえなくなる。おそらくそれが、医者嫌いであったスターリンの怒りを招いたのだろう。でっちあげられた罪により投獄され拷問をうける。それぐらいで済んでよかった、殺されなくてよかったとほっとするくらいにスターリンは冷酷であった。

毛沢東はもっとすごい。清潔観念に乏しくシャワーも浴びず風呂にも入らず悪臭をふりまいていた。性病に罹っていたにもかかわらず、国中から集めた若い女性達と性行為をおこないまくった。さらには、スターリンと同じくパラノイアであった。信じられないような話だが、これらのことは、主治医であった李志綏（り しすい）によって、毛の死後に詳しく書き記されている。

この本に書かれているのは、主治医によってその病気や性癖が暴露されれば一気に失脚し、世界を混乱に陥れかねないような権力者ばかりである。我々が思っている以上に、世界というのは、権力者の病気という危ういガケの上に心許なく立っているようだ。

https://toyokeizai.net/articles/-/239775?page=3

Dr. Max Jacobson (3 July 1900 – 1 December 1979) was a German physician and medical researcher who treated numerous high-profile clients in America, including President John F. Kennedy. Jacobson came to be known as "Miracle Max" and "Dr. Feelgood," because he administered highly addictive "vitamin shots" laced with various substances that included amphetamine and methamphetamine.

Largely unknown to the public until his methods were exposed by The New York Times in 1972, Jacobson was charged with unprofessional conduct and fraud in 1973. He eventually lost his medical license in 1975. Jacobson died in December 1979, having never regained his medical license. 

Early life and education

Born in the German Empire, Jacobson earned his medical degree from the Friedrich Wilhelm University of Berlin (now the Humboldt University of Berlin). Jacobson, who was Jewish,^[1] fled Nazi Germany in 1936.^[2][3] He emigrated to the United States where he established an office on the Upper East Side of Manhattan.

Career

Jacobson treated many famous clients, including: John F. Kennedy, Lauren Bacall, Ingrid Bergman, Leonard Bernstein, Humphrey Bogart, Yul Brynner, Maria Callas, Truman Capote, Van Cliburn, Montgomery Clift, Rosemary Clooney, Bob Cummings, Maya Deren, Cecil B. DeMille, Marlene Dietrich, Eddie Fisher, Judy Garland, Hedy Lamarr, Alan Jay Lerner, Mickey Mantle, Liza Minnelli, Thelonious Monk, Marilyn Monroe, Zero Mostel, Elvis Presley, Anthony Quinn, Paul Robeson, Nelson Rockefeller, David O. Selznick, Elizabeth Taylor, Billy Wilder, and Tennessee Williams.^[4][5][6] Dubbed "Dr. Feelgood," Jacobson was known for his "miracle tissue regenerator" shots, which consisted of amphetamines, animal hormones, bone marrow, enzymes, human placenta, painkillers, steroids, and multivitamins.^[4][7][8]

Treating John F. Kennedy

In September 1960, then-Senator John F. Kennedy first visited Jacobson shortly before the 1960 presidential election debates.^[9][10] Jacobson was part of the presidential entourage at the Vienna summit in 1961, where he administered injections to combat severe back pain. Some of the potential side effects included hyperactivity, impaired judgment, nervousness, and wild mood swings. Kennedy, however, was untroubled by Food and Drug Administration reports on the contents of Jacobson’s injections, and proclaimed: “I don’t care if it’s horse piss. It works.”^[11] Jacobson was used for the most severe bouts of back pain.^[12] By May 1962, Jacobson had visited the White House to treat the president thirty-four times,^[13][14] although such treatments were stopped by President Kennedy's White House physicians, who realized the inappropriate use of steroids and amphetamines administered by Jacobson.^[15] It was later observed that President Kennedy's leadership, specifically during the Cuban Missile Crisis and other events during 1963, improved greatly once Jacobson's treatments were discontinued and replaced by a medically appropriate regimen. Dr. Ghaemi, who studied Kennedy's medical records, concluded there was a “correlation; it is not causation; but it may not be coincidence either.”^[15]

Mickey Mantle Treatment Incident

When he began treating Mickey Mantle in late September of 1961 for a case of the flu, Jacobson's injection into Mantle's hip caused a severe abscessing septic infection at the injection site that hospitalized Mantle and threatened his career. It also sidelined him from the Yankees' quest for the 1961 AL East Pennant – which they won by 10 games – as well as the much higher profile homerun race between Mantle and team mate Roger Maris (#9), which Maris won. Maris also broke Babe Ruth's all time single season home run record of 60 by hitting his 61st home run on the last day of the season. While the episode treating Mantle should have – as several medical regulators admitted later – gotten the attention of those who knew better, it did not alert anyone to Jacobson's improper practices. This failure to recognize the problem was also blamed on the reality of Mantle's lifestyle and his often being hungover or otherwise ill from alcohol abuse and a generally unhealthy lifestyle. This illness was seen by most as just another episode in Mantle's self destructive lifestyle. ^[16][17][18]

Later years and death

By the late-1960s, Jacobson's behavior became increasingly erratic, as his own amphetamine usage had increased. He began working 24-hour days, and was seeing up to thirty patients per day. In 1969, one of Jacobson's clients, former presidential photographer Mark Shaw, died at the age of 47. An autopsy showed that Shaw had died of "acute and chronic intravenous amphetamine poisoning."^[13] Under questioning, Jacobson's staff admitted to buying large quantities of amphetamines to give many high level doses. The Bureau of Narcotics and Dangerous Drugs seized Jacobson's supply, and his medical license was revoked on 25 April 1975, by the New York State Board of Regents.^[19][20]

In 1979, Jacobson attempted to regain his license but was denied. A state spokesman stated that the then 79-year-old Jacobson did not seem ready to enter into the "mainstream of practice" again.^[13] Jacobson died later that year on 1 December in New York City.^[21] His funeral was held at the Frank E. Campbell Funeral Chapel in Manhattan on 3 December. Jacobson is buried in Mount Hebron Cemetery, next to his second wife, Nina (who died in 1964), and his parents. 

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