ロドリゴ・ドゥテルテ
人物
レイテ島のマアシンの出身。父親は法律家、母は学校教師という家庭に育ち幼少時にダバオに移った[2]。大学時代の恩師はフィリピン共産党の創設者ジョマ・シソンであり[3]、シソンからは大統領選での支持も受けている[4]。また、共産党員を閣僚に起用する案を掲げるなど共産党との協力にも積極的である[5]。大統領就任後は共産党のゲリラとの間で無期限の停戦合意にも成功している[6]。大学卒業後はダバオの検察官として約10年働いた後、政界に進出した[7]。
母方の祖父が華人で呂(Roa)という名字を名乗っており、母親の旧姓もRoaであった。ドゥテルテも中国語についても「聴いてて理解できる」と語っており[8]、前述の外祖父が中国人であると発言している[9]。
政治家として
ダバオ市長
ドゥテルテは1988年にダバオ市長に選出され、1992年と1995年に改選、3期務めた。4期以降はフィリピン共和国憲法の多選禁止規定に引っかかるため、1998年にダバオ初となる下院議員となり2001年まで務める。2001年に再びダバオ市長に立候補して当選し、2004年と2007年に改選され3期、合計で市長職を6期務めた[10]。2010年のダバオ市長の改選では憲法の多選禁止規定により、ドゥテルテ自身は立候補できず、娘のサラ・ドゥテルテを立候補させ当選、ドゥテルテは副市長に就いた。2013年の市長選挙で再び出馬し当選、7期目の市長を務めることとなった。
ドゥテルテの執政下では記録的な好況を実現し、ダバオは平和とタクシーのボッタクリが無くなるなど、治安の改善を実現した。ダバオ観光局はフィリピンでも最悪の犯罪発生率を劇的に軽減させることに成功し、「東南アジアで最も平和な都市」を標榜している[10]。
ダバオは、ドゥテルテの容認の下で「ダバオ・デス・スクワッド」と呼ばれる自警団組織が犯罪者を超法規的措置により私刑で殺害しており、人権団体やアムネスティ・インターナショナルがドゥテルテの手法を批判している[10][11][12][13]。タイム誌はドゥテルテのことを「処刑人」と記述した[10]。
ドゥテルテはこのような不法な殺人について、自身のいかなる関与も否定しているが[14]、2015年のクリスマス直前には、ビデオメッセージで「犯罪者たちよ、これがお前たち最後のメリークリスマスだ」とフィリピン大統領選挙に向けて意気込みを語り、フィリピンで話題となった[15]。
フィリピン大統領
2016年の大統領選挙については2015年10月の時点では不出馬を表明し、同時期に行われるダバオ市長選挙にも出ないとしていた[16]。しかし、同年11月には大統領選挙に出馬を表明した[17]。選挙戦中は、過激な発言を行う人物として同時期に進行していた2016年アメリカ合衆国大統領予備選挙の共和党候補であるドナルド・トランプになぞらえ、「フィリピンのトランプ」とも揶揄された[18]。だが、ドゥテルテはトランプを嫌っており、「じつは、私が一番好きなのはサンダース候補だよ」「トランプは偏見の塊だが、私は違う」と述べている。しかしフィリピン大統領選挙に勝利し、当選後の会見では「冗談であった」とするなど選挙期間中の過激な発言を修正し始めている[19]。
その後、6月30日に大統領に就任した[20]。
超法規的殺人指令問題
ドゥテルテは大統領就任前から麻薬撲滅のために厳しい態度で臨むことを表明しており、就任後の施政方針演説では「麻薬王や資金源、密売人の最後の一人が自首するか、あるいは投獄されるまでやめない。彼らが望むならあの世に葬り去ってもよい」と公言した[21]。実際に、麻薬犯罪に関わる容疑者を裁判にかけることなく逮捕の現場で射殺する事件がわずか1ヶ月余りで1800件が発生している[22]。こうした人権蹂躙について、アムネスティ・インターナショナルは繰り返し警鐘を鳴らし[23]、2016年8月5日には虐殺の即時中止を求める緊急行動要請を発表している[24]。さらに国連人権高等弁務官事務所も、2016年8月18日、「超法規的な処刑から国民を守るため必要な措置を取ることを求める」声明を発表した[25][26]。ところがドゥテルテ大統領はこうした警告に強く反発し、一時国際連合の脱退をほのめかし[27]、かつてのインドネシアで「第二国連」を掲げたスカルノのように中華人民共和国とともに国連に代わる新しい国際機関を設立することも示唆した[28]。国際連合事務総長の潘基文との会談も拒否し[29]、「馬鹿」と罵倒している[30]。
また、人権侵害をやめるよう訴えたアメリカ合衆国大統領バラク・オバマを、タガログ語で「売春婦の息子」を意味する「プータン・イナ (Putang ina)」という表現で侮蔑するなどの行為を繰り返した[31]。こうした売春婦の息子に対する差別的な姿勢は問題であるばかりか、アメリカ大統領への侮蔑とも取られ、ラオスで開催されたASEAN地域フォーラムでの、アメリカ-フィリピン首脳会談は中止に追い込まれており、後にドゥテルテ大統領はこの侮蔑発言に後悔の念を示したものの[32]、オバマと会談する最後の機会だった米・ASEAN首脳会議は欠席した[33]。フィリピン南部、ミンダナオ島に駐留するアメリカ軍については「出て行かなくてはならない」とも発言している[34]。
Duterte has said that he was one of the many students who was sexually abused by a priest from his previous school, Ateneo de Davao University (AdDU) during circa late 1950s.[26] After he was challenged by the Catholic Bishops' Conference of the Philippines (CBCP) and AdDU officials to name the priest and file a case against him, Duterte then revealed the priest's name as Fr. Mark Falvey, SJ (d. 1975).[27] The Jesuits of the Society of Jesus in the Philippines confirmed that according to press reports in the United States, in May 2007, the Society of Jesus agreed to a tentative payout of USD16 million to settle claims that Falvey sexually abused at least nine children in Los Angeles from 1959 to 1975. Accusations against Falvey began in 2002 and he was never charged with a crime. Additionally in May 2008, the Diocese of Sacramento paid $100,000 settlement to a person allegedly raped and molested by Mark's brother, Fr. Arthur Falvey. However, it was not clearly indicated in the report if Mark Falvey was assigned at the Jesuit-run Ateneo de Davao.[28] When asked why he didn't complain when the abuse supposedly happened, Duterte claimed that he was too young to complain about the priest's abuse and was intimidated by authorities at that time. He also stated that he never disclosed that information after he was expelled and moved to a different high school and especially not to his family.[29]https://en.wikipedia.org/wiki/Rodrigo_Duterte
ローマ法王もたじろぐ「反キリスト」中国の教会弾圧
苛烈な迫害下にある中国人信者とバチカンを引き裂く政府転覆への警戒と「台湾断交」という選択
2015年10月14日(水)16時30分
楊海英(本誌コラムニスト)
歴史的に見てみると、現実主義に生きる中国人と宗教との相性は悪い。「文明の発祥地の1つ」を自任する中国だが、キリスト教と仏教、イスラムといった三大宗教はいずれも中華圏以外に起源がある。中国にとって、どれも外来の文化・思想だ。そのためか、三大宗教の布教者たちは昔から東方の中国を目指して布教に努めてきたものの、歴代の王朝に弾圧されることが多かった。
今日では世界最多の人口を抱える国家に成長した中国は、いずれの宗教も膨大な信者数を抱えるようになった。キリスト教も例外ではないが、中国共産党政権が建国直後から苛烈な弾圧政策を維持してきたので、「チャイニーズ・クリスチャン」の存在は国際問題と化している。
中国のキリスト教徒の総数は1億3000万人に達するとの見方もあるが、政府系の研究機関は3000万人という控えめな数字を公開している。GDP成長率を水増しして「世界第2の経済大国」の座を死守しようと画策し、民族間紛争の犠牲者数や環境破壊の数値を過小に操作するのが得意な政府が言うところの信者数も信用できない。
ひとまず当局の分類に従うと、3000万人中プロテスタントは約2500万人で、残りはカトリックだという。プロテスタント系の教会は「中国基督教三自愛国運動委員会(三自会)」に組織化されており、カトリック系の教会は「中国天主教愛国会」という社会団体にまとめられている。「三自」とは「自治、自養、自伝」の略で、「反動的な外国勢力から独立して自治し、聖職者を自ら養成し(経済的にも自力で教会を養う)、独自に伝道する」との意だ。
宗派を問わない排外的な組織化はすべて建国直後に周恩来首相の主導で確立した政策。「キリスト教は欧米の帝国主義による中国侵略の先兵にして道具だった」との認識からの断罪だ。建国後、共産中国とバチカンは外交関係が断絶したまま今日に至る。
法王を阻む高いハードル
「新型大国間関係」を米中間で構築しようとしてワシントン入りした中国の習近平(シー・チンピン)国家主席だが、その存在はローマ法王(教皇)フランシスコの到来ですっかり色あせてしまった。習と法王の出会いを期待した中国のキリスト教徒は見事に裏切られた。法王の出身母体であるイエズス会は明朝の中国で布教し、ヨーロッパの科学技術を伝えた実績も広く知られている。
フランシスコが法王に選出された直後には中国政府から祝電が届き、昨年の韓国訪問時に中国上空を通過した際は習に挨拶の打電をしていた。相思相愛と思われていたが、訪米時に接近は見られなかった。「中国に行きたい」と、法王はアメリカからの帰途に語ったそうだ。しかし、バチカンと中国が外交関係を結ぶには3つの高いハードルがある。
まず、「宗教はアヘン」とのイデオロギーを中国共産党が放棄しない点だ。「外国の反中国勢力は宗教を利用して中国を転覆しようとしている」として、警戒を緩めない。キリスト教徒が外国に憧れるのを防ごうとして、教会を破壊したり、十字架を引き下ろそうとしたりする暴力事件が中国内で頻発している。
次に、信教の自由のない中国で、政府系の「三自会」や「愛国会」を敬遠する信者たちは独自の場所に秘密裏に集まってミサを行う。これを当局は「地下教会」と断定して信者を逮捕、拘束し、両者の対立は先鋭化している。バチカンは司教の任命権を確保しようとしているし、中国共産党は逆に任命権こそが外国の干渉の手口だとみて排除しようとしている。
第3に、中国はバチカンに関係正常化の前提条件として台湾との断交を掲げているが、バチカンは台湾の「教友たちを捨てる」決断を容易に下せない。
大勢のクリスチャンに正しい福音を伝えるのを優先すべきか、それとも共産党統治下で殉教者が続出するのを黙認するのか。法王は習の動きを見極めながら模索中であろう。
[2015年10月13日号掲載]
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/10/post-3987_2.php
、、、(爆wwwwwwwwwwww
7 件のコメント:
バチカン、イエスズいやカトリックは改心するんでしょうか。生粋の反GODに見えますが。
バチカン、イエスズいやカトリックとごく一部ですがユダヤ教とプロテスタントは既に改心しはじめてますよ。
だからプロトコルX 。
全然改心してないのが仏教、神道、イスラム教、ヒンズー教とか・・・(爆wwwwwww
> 全然改心してないのが仏教、神道、イスラム教、ヒンズー教
死ねば極楽浄土に行けますなんて言ってる連中が残っちゃうんですなwwwww
site://tokumei10.blogspot.com Confess - Google 検索
https://www.google.co.jp/#q=site:%2F%2Ftokumei10.blogspot.com+Confess
匿名党 Before After
http://tokumei10.blogspot.jp/2015/09/before-after_25.html
世界のイエズス会と日本のイエズス会で改心具合に差?
元来の仏教やヒンズー教には「死ねば極楽浄土に行ける」などという観念はない。
【「新報道2001」抄録】「まさか陛下の前でガムは…」ドゥテルテ大統領に懸念「いかに南シナ海問題重要か、首相がしっかり伝える」(1/2ページ) - 産経ニュース
http://www.sankei.com/politics/news/161024/plt1610240009-n1.html
自民党の小野寺五典政調会長代理が、25日に来日するフィリピンのドゥテルテ大統領や南シナ海問題について語った。
--中国の習近平国家主席と会ったときにガムをかむしぐさをしていた
「(来日の際に)天皇陛下との謁見もある。その時のしぐさで大きな影響も出る。まさか、そういうことはしないと思うが、しっかりフィリピン側も伝えてほしい。皇室に対しての畏敬の念は持っていると思う。親日家だ。そのような振る舞いは決してないと思う」
コメントを投稿