産業廃棄物排出抑制・リサイクル施設の整備に絡み、広島県から補助金約9187万円をだまし取ったとして、広島県警捜査2課と広島中央署は25日、呉市苗代町のリサイクル会社西尾興産社長西尾辰美(51)=苗代町、東京都千代田区一番町の環境コンサルタント会社STG社長下瀬真一(57)=港区芝=の両容疑者ら5人を詐欺の疑いで逮捕した。
他に逮捕されたのは、呉市押込1丁目、西尾興産役員矢野英明(39)▽広島市安佐南区高取南2丁目、コンサルタント会社役員梅山隆(62)▽同市南区向洋新町3丁目、STG社員井村孝志(51)―の3容疑者。
捜査2課などの調べでは、5人は共謀し、西尾興産の施設整備をめぐって県補助金の詐取を計画。STGから装置を購入し、設置した総事業費を約2億8940万円とし、STGへの支払い額のうち1億500万円は払っていないのに、全額支払ったと装う報告書を昨年3月に県に提出。翌4月、県から「1億円以下かつ総事業費の3分の1以内」で算定される補助金として、約9187万円をだまし取った疑い。
同課は(1)STGが西尾容疑者の個人口座に1500万円入金する(2)西尾容疑者がこの金を西尾興産の法人口座に移す(3)西尾興産がSTGの法人口座に戻す―の資金還流を7回繰り返し、西尾興産がSTGに計1億500万円を支払ったように見せかけたとみている。同課は、5人の認否について「共犯者がいる可能性がある」として明らかにしていない。
装置は西尾興産が昨年2月に導入。食品加工場などから出る生ごみを投入して高速発酵、乾燥させ、飼料や肥料として養豚業者などに売却する事業を展開していた。
2013年5月26日日曜日
西尾興産と環境コンサルタント会社STG
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