日立子会社などが出資する特別目的会社「アジリティ・トレインズ」が 英国の主要幹線で、ロンドンから北部に約700キロ伸びるイースト・コースト・メイン・ラインと西部へ約300キロ向かうグレート・ウエスタン・メイン・ラインを走行する車両のリース事業を展開。日立が同リース事業向けに596両の製造と2017年から27年半にわたる保守事業を一括受注する。車両は最高時速200キロで、編成は5両(定員約300人)と9両(同600人)の2種類。
日立は、英国や欧州での鉄道システム事業の強化を目指すため、8000万ポンド(約97億円)を投じ、英国に新工場も設立する。北東部に位置するダーラム州ニュートン・エイクリフが第1候補で、現在、最終調整を進めている。月35両の生産能力で、2016年にはフル生産を始める予定。研究開発スタッフを含め約730人を新規採用する計画。
アジリティ・トレインズには日立が7割、英インフラ建設会社のジョン・ラングが3割出資しており、この車両更新プロジェクトに関して09年2月に優先交渉権を取得していた。10年2月に契約交渉が凍結されたが、11年3月に交渉が再開し、3年越しで今回の最終契約をとりつけた。(換算レートは1ポンド=121円)
(ロイターニュース 白木真紀、大林優香;編集 内田慎一)
