コロナ症状重い高齢者、4人に3人は接種済 静岡県調査

コロナ症状重い高齢者、4人に1人は未接種　静岡県調査

朝日新聞デジタル7/8(土)11:00


　新型コロナウイルスの5類感染症移行後、静岡県内で入院した比較的症状の重い高齢者の4人に1人がワクチンを一度も接種していなかったことが、県のまとめでわかった。重症化する患者の多くは基礎疾患のある高齢者で接種回数が少ない傾向があり、県は改めて接種を呼びかけている。

　感染症法上の分類が5月8日に移行後、保健所がすべての感染者を把握して入院調整や健康観察を担う「全数把握」から、定点医療機関からの報告で感染状況を把握する「定点把握」に変更された。

　そこで県は医療機関への情報提供や県民への注意喚起のため、医療機関を対象に、入院患者のうち酸素吸入が必要な中等症II以上の患者や、中等症I以下のうち急性心筋炎や脳症を発症した患者らの情報提供を依頼。6月18日までに15病院から40人分の情報が寄せられた。内訳は男性28人、女性12人。年代別では65歳以上の高齢者が35人で、うち80代が19人を占めた。

　基礎疾患の有無を複数回答で尋ねたところ、高血圧を含む心疾患50%、呼吸器疾患28%、糖尿病20%などが多く、「なし」は5%にとどまった。

　中等症II以上の高齢者を対象にワクチン接種回数を調べたところ、0回が25%にのぼったほか、2回が18%、3回が11%で、0〜3回の接種割合は同年代の県民平均の割合をそれぞれ上回った。県は「中等症II以上は基礎疾患のある高齢者が多く、ワクチン接種回数が少ない人が多い」と分析している。

　新型コロナ患者は全国的に増加傾向で、県内でも県東部地域の保健所管内で注意報レベルに達している。県感染症管理センターの後藤幹生センター長は感染拡大の傾向を指摘したうえで、「基礎疾患のある高齢者に対するワクチン接種の重要性は変わっていない。引き続き、接種をお願いしたい」と呼びかけている。（床並浩一）

　県は7日、県内の定点医療機関から報告を受けた新型コロナ感染者数（2日までの1週間）は915人で、前週の1・13倍に増えたと公表した。この週の全感染者数は約5800人、1日平均で約830人と推計されるという。年代別では10代が17%、20代と50代が各13%を占めた。

　保健所別では熱海、御殿場管内で感染者が急増する恐れを示す「注意報レベル」を超えている。（床並浩一）

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/asahi_region/nation/asahi_region-ASR7802Y0R6VUTPB016

せめて４人に３人は未接種ぐらい効果が無いとダメダメでしょ。

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