藤井直伸勇者（３１）死去

 

藤井直伸さんが死去　享年３１歳　東京五輪バレー代表頭脳派セッター　昨年２月胃がん公表

3/13(月) 6:15配信

　バレーボール男子東京五輪代表セッター・藤井直伸さんが１０日に死去した。所属先のＶリーグ１部・東レと、日本バレーボール協会が１２日、発表した。３１歳だった。藤井さんは昨年２月、自身のＳＮＳでステージ４の胃がんと診断されたことを公表していた。 　藤井さんは宮城・古川工高から順大へ進学。１年時に宮城・石巻市の実家が東日本大震災で被災した。競技を続けられる状態ではなくなったが、大学が学費免除の救済措置を取り、プレー続行が可能となった。１４年４月、東レに入社。１６―１７年シーズンのＶリーグで、東レを８年ぶりの優勝に導く活躍を見せ、１７年に日本代表に初選出された。 　速攻などミドルを巧みに使う頭脳的なトスワークが持ち味で、同年のアジア選手権では優勝の原動力となり、ベストセッター賞を受賞した。東京五輪では、日本の２９年ぶりの決勝トーナメント進出にも貢献。日本代表・中垣内祐一監督（５５）、フィリップ・ブランコーチ（６２、現日本代表監督）らが才能を評価。その後の活躍も期待されていた。 　藤井さんは２１年９月に元日本代表のセッター・佐藤美弥さん（３３）との結婚を発表。だが、病魔の影が忍び寄り、同年末の試合から目の不調を訴え、検査入院したところ、胃がんが見つかり、がんの転移が脳など複数の箇所にある可能性も判明した。がんを公表した際、「最初に診断された時は、驚き、不安、怖さ、いろいろな感情がありましたが、家族、チームメートの温かい支えにより、もう前を向いてこの病気に打ち勝つという強い意志を持ってます」と、闘病への決意を見せていた。 　その後も、ＳＮＳをたびたび更新し、チームを応援する様子などを投稿。ファンからの多くの激励の書き込みがされていたが、若き実力者の訃報に、その声は悲しみに変わっている。 　

◆藤井　直伸（ふじい・なおのぶ）１９９２年１月５日、宮城県石巻市生まれ。中学からバレーボールを始め、古川工高―順大。２０１４年、東レに入社。１７年に日本代表に初選出。１８年世界選手権代表、２１年東京五輪代表。１８３センチ、７８キロ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1a1e6b6eed47ee8bb02fddc319e9e696da150493

site://tokumei10.blogspot.com 東レ

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