ドイツのメルケル首相は23日、トランプ次期米大統領が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)から離脱すると表明したことについて、「TPPがおそらく実現できなくなったというのは、正直、喜べない」と述べ、不満を表明した。独連邦議会での演説で語り、DPA通信などが伝えた。
メルケル氏はTPPの挫折で「誰が利益を得るかは分からない」とする一方、「私に分かるのは、別の協定が生まれ、それはTPPなどの水準を持たないということだ」と語った。
中国はTPP失敗の場合、「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」など自国主導の経済秩序づくりを加速させるとみられている。
欧州連合(EU)は米国と「環大西洋貿易投資協定(TTIP)」を交渉中。メルケル氏はその推進役だが、トランプ氏の出現で実現は困難視されている。
http://www.sankei.com/world/news/161123/wor1611230042-n1.html
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人非人
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