ロシア 対日経済協力の担当閣僚を拘束 収賄の疑い
11月15日 10時05分
ロシアの捜査当局は、国家が保有する石油会社の株の売却をめぐって、巨額の賄賂を受け取った疑いでウリュカエフ経済発展相を拘束したと発表しました。ウリュカエフ経済発展相は、日本側が提案した8項目の協力プランも担当する重要閣僚で、来月予定されているプーチン大統領の訪日を前に、協力プランの具体化に影響が出ることも懸念されます。
ロシアで重大な事件を担当する捜査委員会は15日、国家が保有する石油会社「バシネフチ」の株の売却をめぐって、ロシア最大の石油会社「ロスネフチ」から、200万ドル(日本円で2億1000万円余り)の賄賂を受け取った疑いで、ウリュカエフ経済発展相を拘束したと発表しました。
捜査委員会の報道官は、ウリュカエフ経済発展相が14日、「ロスネフチ」の関係者から現金をゆすり取ろうとした現場で身柄を拘束したとしています。ウリュカエフ経済発展相は、世耕ロシア経済分野協力担当大臣の対話の窓口として、日本側が提案した8項目の協力プランも担当する重要閣僚です。
この週末には、南米のペルーで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議のサミットに合わせて予定されている日ロ首脳会談の際に、世耕大臣と協議することになっていました。
日本政府は、来月予定されているプーチン大統領の訪日に向けて、協力プランの具体化を加速させたいとしていただけに、ロシア側の担当閣僚の拘束で、今後の協議に影響が出ることも懸念されます。
ウリュカエフ氏とは
ウリュカエフ経済発展相は、モスクワ出身の60歳。モスクワ大学の経済学部を卒業後、2000年、プーチン政権で第1財務次官を務めたほか、中央銀行の第1副総裁などを経て、2013年6月、経済発展相に就任しました。
20年以上、ロシア政府の経済政策に関わり、最近では、原油安に伴う通貨ルーブルの下落や、ウクライナ情勢を受けた欧米からの制裁などで低迷する国内経済の対応にあたるなど、プーチン政権の経済政策を長く支えてきました。
また、ウリュカエフ氏は、日ロ関係においても重要な役割を果たし、世耕・ロシア経済分野協力担当大臣の対話の窓口として、来月予定されているプーチン大統領の日本訪問に向けて、今月3日、モスクワで会談を行ったほか、今週ペルーで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会合に合わせて、改めて会談する予定となっていました。
世耕大臣「後任と淡々と作業進めたい」
ウリュカエフ経済発展相の身柄拘束について、世耕・ロシア経済分野協力担当大臣は、閣議のあとの会見で「報道は承知している。この間、会ったばかりで、プーチン大統領からも経済協力協議の担当閣僚と指名されていた。大変驚いている」と述べました。
そのうえで、「政府どうしの約束として、今週、予定されいるペルーでの会談で、日ロの経済協力プランを具体化させる作業計画を取りまとめることで合意している。ペルーにウリュカエフ経済発展相は来ることができないと思うが、それ以外の方、後任の方で淡々と作業を進めたい」と述べ、日ロの経済協力の協議は着実に進めたいという認識を示しました。
官房長官「経済交渉停滞は考えていない」
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「事実関係を確認中だ。いずれにしろ他国の司法、内政に関わることであるので、政府としてコメントすることは控えたい。わが国としては、日ロの互恵的な経済協力を進めて、経済分野を含む幅広い分野で、日ロ関係全体を発展させていくという考え方には全く変わりはない」と述べました。
また、菅官房長官は、記者団が「経済交渉は停滞すると考えているか」と質問したのに対し、「そこは全く考えていない」と述べました。
外務省「影響を最小限にするよう努力」
ウリュカエフ経済発展相が身柄を拘束されたことについて、外務省は、ロシアとの経済協力は事務レベルでも協議を積み重ねているとして、両国間の経済協力への影響を最小限に抑えたいとしています。
また、安倍総理大臣とプーチン大統領との首脳会談が、今週開幕するAPEC=アジア太平洋経済協力会議に合わせてペルーで、来月には山口県で開催される予定で、一連の首脳会談で行われる北方領土問題を含む平和条約交渉にも影響が及ばないよう、情報収集と分析を進めることにしています。
外務省幹部は、「ロシア側の担当閣僚でもあり、拘束は大きなことだが、影響を最小限にするよう努力していかなければならない」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161115/k10010769321000.html
世耕弘成→日本会議
日本会議→世界連邦
、、、(爆wwwwwwwww
アレクセイ・ヴァレンチノヴィチ・ウリュカエフ(ロシア語: Алексе́й Валенти́нович Улюкаев、ラテン文字表記の例:Aleksei Valentinovich Ulyukaev、1956年3月23日 - )は、ロシアの経済学者、政治家。2013年6月24日からドミートリー・メドヴェージェフ内閣の経済開発相[1]。モスクワ出身。経済学博士。
経歴・人物
1956年3月23日、モスクワに生まれる。父は国立土地管理大学教授。 1979年モスクワ大学経済学部を卒業する。1982年モスクワ大学大学院経済学研究科を修了し経済学博士号を取得する。フランス、グルノーブルのピエール・マンデス=フランス大学から経済学博士号授与。1982年から1988年にかけて、モスクワ工科建設大学で助手、助教授を務める。1988年から1991年まで、『コミュニスト』コンサルタント、編集長。モスクワ・ニュース政治解説者を務めた。1991年ロシア連邦政府経済顧問。ボリス・エリツィン大統領の下で首相代行や第一副首相などを歴任した急進改革派のエゴール・ガイダルチームに入る。1992年ロシア首相顧問団長。1993年ガイダル第一副首相補佐官。1994年から1996年、さらに1998年から2000年まで、ガイダルが設立した移行期経済問題研究所の副所長を務めた。ガイダルが党首を務めたロシアの民主的選択にも入党し、1995年から1998年まで同党モスクワ支部長を務めた。1998年には右派勢力同盟から総選挙に立候補している。
2000年から2004年まで、アレクセイ・クドリン蔵相の下で大蔵次官。また2000年から2006年まで、モスクワ物理技術大学総合経済学部教授。2007年から2010年まで、モスクワ大学経済学部金融・信用経済学科学科長として大学生に対して「現代の通貨政策と銀行システムの開発」に関する講座を担当した。
2004年4月ロシア連邦中央銀行第一副総裁。2013年6月24日、ロシア連邦経済開発相に就任する[2]。
2016年7月来日[3]。7月19日、首相官邸で世耕弘成内閣官房副長官と会談し、9月にウラジオストクで予定される日露首脳会談に向け経済協力問題について協議した。また、安倍晋三首相が5月にプーチン大統領に対し提案した、インフラ整備やエネルギー開発など8項目の協力プランを着実に推進していくことで一致した[4]。7月20日、林幹雄経済産業相と会談し、中小企業進出の拡大で一致した。
2016年11月15日、石油取引をめぐる贈収賄疑惑で逮捕されたことが連邦捜査委員会より発表された[5]。
英語とフランス語に堪能である。趣味は詩を書くことであり、2冊詩集を出している。家族は夫人との間に二男一女。
、、、(爆wwwwwwwwww
2 件のコメント:
世界連邦巣ゴロ苦
速報 ロシアの収賄スキャンダルは露日関係に一切影響しない=経済発展省
続きを読む: https://jp.sputniknews.com/russia/201611153015531/
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