稲田防衛相に不安の声 政策未知数、靖国参拝も火種
[2016年8月4日9時23分 紙面から]
安倍晋三首相は3日、第3次再改造内閣を発足させた。「未来チャレンジ内閣」と命名したが、「百合子シフト」でもある。20年東京五輪・パラリンピックを担当する五輪相を、森喜朗・大会組織委員会会長に近い遠藤利明氏から、丸川珠代氏(45)に代えた。小池百合子都知事(64)と対立する森氏の影響力をそぐメッセージとみる向きもある。ただ、丸川氏は都知事選で小池氏を猛批判。関係修復は難航必至で、首相の作戦が実るか不透明だ。稲田朋美防衛相(57)の抜てきにも、不安の声が強い。
安倍首相が命名した「未来チャレンジ内閣」。良くも悪くも最大のチャレンジといえるのは、稲田朋美氏の防衛相起用だ。
稲田氏は政治信条が首相に近い。将来の首相候補と評価する首相は、経験を積ませる目的で、重要閣僚に起用した。小池百合子都知事に続き、女性で2人目。安保外交に通じた小池氏と異なり、稲田氏が防衛政策に精通するわけではない。安保関連法の本格運用が始まる段階だけに、経験不足を不安視する声もある。
靖国神社参拝も火種の1つだ。稲田氏は会見で、終戦記念日の参拝の可能性を問われ「安倍内閣の一員として適切に判断したい。心の問題であり、行く、行かない、行くべき、行くべきではないと言うべきではない」と言葉を濁した。閣僚の立場で参拝すれば、アジア各国の反発は必至。当選4回で2度目の入閣には、男性議員の嫉妬も渦巻く。
ほかにも不安要素は満載だ。約70人の「入閣待機組」の不満解消へ、閣僚経験のない待機組を大量に起用。第3次改造内閣でも、初入閣大臣の答弁が迷走。今後の国会答弁でも、立ち往生する大臣が出る恐れもある。首相が会長の保守系超党派議連「創生日本」メンバーが13人おり、「お友達集結内閣」の側面も強い。
また、閣外に去る石破茂氏の側近、山本有二氏を農相に起用。石破氏に根回しせず、同氏周辺は「露骨な分断工作」と反発する。石破氏は首相に複数のポストを打診され、「閣僚ポストはバナナのたたき売りではない」と反発。一方、首相は周囲に「財務相か外相の就任を求められた」と憤る。石破氏はポスト安倍を見据え、無役を志願。任期延長をもくろむ首相の政権運営が不安定になれば、石破氏が不満の受け皿となる可能性があり、「石破外し」は大きなリスクもはらむ。
http://www.nikkansports.com/general/news/1689087.html
このご時世、首相を差し置いて靖国参りすれば防衛相失格認定されてボロクソに叩かれ、行かなければ支持者を裏切ったとボロクソに叩かれるわけですね。唯一の逃げ道はアベシンゾーと仲良く一緒に靖国参拝。その場合、アベシンゾーに罰ゲームが・・・(爆wwwwwwwwww
15 件のコメント:
安保の答弁で総理と共に野党とやりあった中谷防衛大臣、誠にお疲れさまでした。
稲田氏、靖国分祀の御決断はどうでしょう?(そんな権限があるのか知りませんが
三沢基地隊員が淫行 停職処分
類似のスケベ事案が頻発しているから、なんとかしてください、稲田さん。
なかよしの青山さんも、せっついてください。
米国務省、稲田氏に15日の靖国参拝自制促す : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/world/20160804-OYT1T50135.html
【ワシントン=大木聖馬】米国務省のトナー副報道官は3日の記者会見で、第3次安倍再改造内閣が同日、発足したことについて、「日本政府との緊密な協力関係を深めていきたい」と期待感を示した。
ただ、稲田防衛相が8月15日の終戦記念日に靖国神社を参拝するかどうかについて明言を避けていることを巡り、「癒やしと和解を進める方法で歴史の問題に取り組むことが重要だ。それが靖国神社に関する我々の立場だ」と述べ、自制を促した。
2016年08月04日 17時48分
或る意味
稲田氏の背後こそ
楔が打たれた感じ
福井の名物、メガネのフレームを宣伝するために、何種類もの「だてめがね」を使うのは自己表現のひとつとして許容される範疇ではあろうが、日本近海にミサイルがバンバン飛んでくる異常事態で、もはや大臣のころころ変わるメガネのフレームが、情報を伝達する責任者にとって、余計で無駄な情報発信となっているが、誰からも忠告されないからといって、いつまで福井県の宣伝部長を兼任するつもりなの?
アリゾナ記念館で岸外務大臣と稲田防衛大臣がケネディ駐日大使らと安倍総理大臣とオバマ大統領の到着まで待機する時間がかなりあった。
風が吹き込むため稲田防衛大臣は常に髪の毛をかきあげて、そのうえ主賓の到着がまだかまだかというように入り口の方にちらちら目をやっていた。岸外務大臣は腕時計に目をやったりそわそわしていた。
ケネディ駐日大使らをはじめとする関係者は、ほぼ微動だにせず、視線も一点に静かに定められていた。
こうした儀典における日本人のふるまいの落ち着きのなさは2015年の安倍総理大臣の上下両院合同演説伴う歓迎式典が行われた際の安倍総理大臣に帯同した国会議員らのきょろきょろする姿と同じく、責任ある立場の大人のふるまいとしては極めて異様。
儀典に際してのふさわしいふるまい、姿勢、視線の据え方、表情などの基本は、幼い頃からきちんと年長者が厳しく指導して身につけさせることはどのような国でも自然な常識であって、日本も同じだとは思うが、なぜ、大事な式典に列席するときに、物見遊山の田舎モノのようにふらふらするのか、年下の自分は全く理解できない。
急な便意や尿意に悶え苦しんでいたとしても、厳粛な場におけるふたりのふるまいだけが奇異であった。
日本人が自分たちの国民性の特徴として礼儀正しい面があるという信仰がもしあるのだったら、マナーやエチケットの基本、儀典における心の据え方を自らに問い直す必要があるだろう。
>安倍内閣の一員として適切に判断
米政府、稲田氏の靖国参拝批判 「非常に残念」
2016年12月30日 01時48分
www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016122901000690.html
【ワシントン共同】米国務省報道担当者は29日、稲田朋美防衛相の靖国神社参拝について「歴史問題は『癒やしと和解』を促す形で取り組むべきだ」と暗に批判した。共同通信の取材に答えた。別の政府当局者も日米首脳による歴史的なハワイ・真珠湾訪問の直後だけに「非常に残念だ」と懸念を示した。
米メディアも批判的なトーンで報じた。ウォールストリート・ジャーナル電子版は、参拝のタイミングが、防衛相が首相と共に真珠湾を訪れ、帰国した直後だったことに力点を置いた。
靖国神社=29日(ロイター=共同)
>未来チャレンジ内閣
靖国参拝】稲田朋美防衛相ぶら下がり詳報 「忘恩の徒にはなりたくない」「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝した」
産経新聞12月29日(木)11時3分
稲田防衛相の靖国参拝 米「和解への取り組み望む」
12月30日 5時33分
www3.nhk.or.jp/news/html/20161230/k10010824541000.html
稲田防衛大臣が29日、靖国神社に参拝したことについてアメリカ国務省の当局者は「アメリカは歴史問題に関してすべての当事者の癒やしと和解につながる取り組みの重要性を強調し続けている」と述べ、日本政府が歴史認識をめぐって和解に向けた取り組みを続けるよう望む考えを示しました。
稲田防衛大臣は安倍総理大臣とともにハワイを訪れ、現地時間の今月27日に行われたアメリカのオバマ大統領との、真珠湾攻撃の犠牲者の慰霊に立ち会ったのに続いて29日、防衛大臣に就任してから初めて靖国神社に参拝しました。
これについてアメリカ国務省の当局者は29日、NHKの取材に対して「アメリカは歴史問題に関してすべての当事者の癒やしと和解につながる取り組みの重要性を強調し続けている」と述べ、日本政府が歴史認識をめぐって和解に向けた取り組みを続けるよう望む考えを示しました。
一方、アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは29日の電子版で「真珠湾での慰霊を終えて帰国したあとに、近隣諸国から『軍国主義の過去を美化する場所』と見られている神社に参拝した」と批判的なトーンで伝えています。
Speech by Defense Minister Tomomi Inada - Embassy of Japan in ...
www.sg.emb-japan.go.jp/files/000261967.pdf
Jun 3, 2017 - Singapore, of course, is strategically located, connecting the Indian and. Pacific Oceans. ... importantly, we are all good looking. Today, it is my ..
混乱招いた稲田朋美防衛相の言動 PKO日報問題で異例の監察対象 靖国参拝見送り、奇抜な服装…
産経新聞7月20日(木)23時28分
画像:記者に囲まれながら退庁する稲田朋美防衛相=20日午後、防衛省(納冨康撮影)
記者に囲まれながら退庁する稲田朋美防衛相=20日午後、防衛省(納冨康撮影)
菅義偉官房長官は20日の記者会見で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題に関する防衛省の特別防衛監察について、稲田朋美防衛相が調査対象になるとの認識を示した。制度上、稲田氏は監察の対象外で、異例の対応となる。稲田氏は陸上自衛隊が保管していた日報の電子データ隠蔽(いんぺい)に関与していないと強調するが、混乱の背景には稲田氏がこれまでの言動で防衛省・自衛隊内の信頼を失ったこともある。
菅氏は記者会見で「防衛監察本部から求めがあれば、稲田氏ら政務三役が協力することになる」と述べた。稲田氏は20日、監察結果の公表時期について記者団に「なるべく早くということで作業を進めている」と述べるにとどめた。公表は当初検討された21日から来週にずれ込む。
菅氏は会見で稲田氏の資質を問われ「責任を果たしている」と擁護したが、振り返れば稲田氏は昨年8月3日の防衛相就任直後から混乱を巻き起こしてきた。
稲田氏は8月中旬に自衛隊の部隊視察のため外遊し、自身が例年行ってきた終戦の日の靖国神社参拝を見送った。外遊の出発時に派手なサングラスと野球帽というリゾートルックで空港に現れ、周囲をあぜんとさせた。その後も奇抜な服装が目立ち、防衛省関係者は「服装を改めるよう進言しても聞き入れられなかった」とため息を漏らした。
弁護士としての自負が強く、報告では法的根拠の説明を求めた。多くの憲法学者が自衛隊を違憲と見なす中、法令解釈の実務も背広組に委ねてきた制服組幹部には、さらに不満が募った。「あなたたちは司法試験にも受かっていない」と言い放たれた幹部もいた。
稲田氏も制服組に不信感を募らせていた形跡がある。制服組幹部のインタビューが新聞に掲載された際は「私の答弁は応答要領でがんじがらめにされているのに、なぜ制服組が自由に話せるのか。文民統制はどうなっているのか」と周囲に不満をぶつけたという。
安全保障に疎いことは自身も認めていたが、先輩から学ぶ姿勢にも欠けた。自民党の国防族議員と関係を築けず、重鎮にぞんざいな口をきいて激怒させた。森本敏元防衛相ら防衛相政策参与3人は昨年末、そろって辞任。「稲田氏が煙たがった」(防衛省幹部)との見方がもっぱらだ。
国会答弁も不安定だった。学校法人「森友学園」(大阪市)の過去の訴訟に代理人として出廷していたことについて「全くの虚偽だ」と突っ張ったが、後に「記憶違いだった」と訂正し、謝罪に追い込まれた。
安倍晋三首相の信任が厚い稲田氏への批判は国民の耳目を集める。「日報データの隠蔽に稲田氏が関与していた」との報道は、責任追及の目をそらしたい陸自側が情報をリークしたとの見方が省内でも根強い。日報問題に関する野党やマスコミの稲田氏への集中砲火は、そのもくろみが「成功」したことを裏付けているが、稲田氏の信頼の失墜が影響していることは間違いない。(杉本康士、千葉倫之)
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0720/san_170720_8230698965.html
稲田防衛相辞任表明 地元の声は
07月28日 12時43分
破棄したとしていたPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題でみずからも監督責任をとるとして稲田防衛大臣が辞任したことについて、地元・福井ではさまざまな声が聞かれました。
勝山市の60代の男性は「もう少し頑張ってほしかった。仕方ないと思うが残念だ。辞任のタイミングは遅かったと思う。潔い方が次につながると思う」と話していました。
60代の女性は「言うことが何回も変わって信ぴょう性がなかったから辞任は仕方ないと思う。言ったことは責任を持って実行してもらいたい」と話していました。
福井市の30代の男性会社員は「期待していたので残念だが仕方ないと思う。失言が多かったが違う対処をしていれば変わったのかもしれない」と話していました。
また、80代の女性は「稲田さんが防衛省の中でなめられていたのではないかと思う。大臣になったからと言って福井にメリットがあったとは思えない」と話していました。
www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055558181.html
稲田防衛相辞任表明 地元の声は
07月28日 20時23分
破棄したとしていたPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題でみずからも監督責任をとるとして稲田防衛大臣が辞任したことについて、地元・福井ではさまざまな声が聞かれました。
勝山市の60代の男性は「もう少し頑張ってほしかった。仕方ないと思うが残念だ。辞任のタイミングは遅かったと思う。潔い方が次につながると思う」と話していました。
60代の女性は「言うことが何回も変わって信ぴょう性がなかったから辞任は仕方ないと思う。言ったことは責任を持って実行してもらいたい」と話していました。
福井市の30代の男性会社員は「期待していたので残念だが仕方ないと思う。失言が多かったが違う対処をしていれば変わったのかもしれない」と話していました。
また、80代の女性は「稲田さんが防衛省の中でなめられていたのではないかと思う。大臣になったからと言って福井にメリットがあったとは思えない」と話していました。
自民党福井県連の山本拓会長は「今回の防衛大臣の辞任は、極めて残念です。防衛省・自衛隊のシビリアンコントロール=文民統制の難しさを分かりやすい形でかいま見た気がします。稲田さんには、今回の貴重な経験を踏まえ、日本の安全保障問題にもさらに活躍していただくことを期待します」とコメントしました。
また、稲田防衛大臣が辞任を表明したことについて後援会連合会の会長を3年前から務めているフクビ化学工業の八木誠一郎社長は「一連の報道に関して大変心配をしていたが、省のトップとして責任をとることは、正しい判断だったと思う。さまざまな意見を真摯に受け止めて初心に返るとともに、大臣や自民党の三役として積み重ねた貴重な経験を生かし今後も福井県や日本のためにがんばってもらいたい」とコメントしました。
www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055558181.html
【靖国参拝】稲田朋美防衛相、就任後初の靖国参拝 保守派 ... - 産経ニュース
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Dec 29, 2016 - 稲田氏は26、27両日の安倍晋三首相による米ハワイ・真珠湾訪問に同行し、28日に帰国したばかり。稲田氏は記者団に、首相の真珠湾訪問やオバマ米大統領による5月の被爆地・広島訪問に触れながら「最も熾烈(しれつ)に戦った日本と ...
稲田朋美防衛相が就任後初の靖国参拝 「日本と世界の ... - 産経ニュース
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Dec 29, 2016 - 稲田朋美防衛相が就任後初の靖国参拝 「日本と世界の平和を築いていきたい思いで」 ... 稲田氏は記者団に、安倍晋三首相の米ハワイ・真珠湾への訪問に同行したことに触れた上で「最も熾烈(しれつ)に戦った日本と米国が、いまや最も強い ...
【靖国参拝】稲田朋美防衛相ぶら下がり詳報 「忘恩の徒には ... - 産経ニュース
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Dec 29, 2016 - 戦後70年に安倍晋三首相が談話を発表され、また今年は原爆を投下した国の大統領が広島を訪問され、また、真珠湾に首相が行かれ、慰霊の言葉を述べられました。私も同行したわけですけども、最も熾烈(しれつ)に戦った日本と米国が、 ...
真珠湾慰霊翌日に…稲田防衛相が靖国参拝したワケ「忘恩の徒にはなり ...
www.zakzak.co.jp/society/politics/.../plt1612291000002-n1.htm
Dec 29, 2016 - 稲田朋美防衛相は29日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。稲田氏の参拝は今年8月の防衛相就任後初めて。安倍晋三首相が米ハワイの真珠湾をオバマ大統領と慰霊のために訪れた翌日の参拝となった。靖国神社には極東国際 ...
稲田防衛相辞任 首相の情けが将来の芽も摘んだ
7/29(土) 7:55配信 産経新聞
稲田朋美防衛相が陸自「日報」問題で引責辞任したが、遅きに失した感がある。安倍晋三首相は「保守政治家のホープ」として稲田氏を行革担当相、自民党政調会長、防衛相と重用してきたが、ついに期待に応えることができなかった。過去に何度も更迭の機会がありながら、これを逸した首相の非も否めない。
「稲田氏から防衛省のトップとしてけじめをつけたいと強い申し出があった。その意思を尊重し、辞表を受理することとした」
首相は28日午前、首相官邸で記者団にこう語り、更迭を否定した。稲田氏の政治生命が絶たれるのを避けたいとの思いがにじむ。
首相は、野党時代に舌鋒(ぜっぽう)鋭く民主党政権を追い詰めた稲田氏の功績を高く評価し、平成24年の第2次安倍内閣で当選3回ながら行革担当相に抜擢(ばってき)した。
さしたる成果はなかったが、26年9月には政調会長に起用した。首相自らも当選3回で幹事長に抜擢された経験を持つ。自らの手で女性首相候補を育てたいとの思いがあったのだろう。
だが、力量不足は明らかで農協改革など重要政策では立ち往生した。最後は首相や二階俊博総務会長(当時)に泣きつくことが多く、党内の信望を失った。財政政策では財務省のシナリオ通りに動くことが多く、甘利明経済再生担当相(当時)らを怒らせた。
稲田氏の風評は首相の耳にも届き、首相は政調会長交代を決断するが、28年8月の内閣改造では防衛相に起用した。周囲は反対したが、首相は「彼女に安保・防衛を学ばせたい」と耳を貸さなかったという。
防衛政策に疎い稲田氏は野党の格好の標的となった。8月15日の全国戦没者追悼式に欠席したことを民進党の辻元清美衆院議員に批判され、涙ぐんだこともある。昨年暮れには、首相の米ハワイ・真珠湾慰霊に同行した直後に靖国神社を参拝し、周囲を困惑させた。
学校法人「森友学園」の問題では、代理人として訴訟に出廷したことが分かり、国会が紛糾。南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題に関する答弁でも失点を重ねた。
中でも6月27日に東京都議選の応援演説で「防衛省・自衛隊としてもお願いしたい」という失言は決定打だといえる。都議会自民党惨敗の一因となっただけに、与党内にも辞任を求める声が上がったが、稲田氏にその気はなく、首相も「内閣改造で交代させればよい」と判断した。
だが、これがさらに稲田氏を追い詰めることになった。稲田氏交代を求める声は日に日に高まり、内閣改造を6日後に控えながらの辞任劇となった。首相の期待と温情は、稲田氏の将来の芽も摘んでしまった。(田北真樹子)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170729-00000069-san-pol
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