民主党など野党は、3日の衆院予算委員会から始まる2016年度予算案の実質審議で、辞任した甘利明前経済再生担当相の金銭授受問題や安倍晋三首相の任命責任を取り上げ、追及を強める方針だ。ただ、「政治とカネ」のスキャンダルに直撃されたにもかかわらず、報道各社の世論調査で内閣支持率は堅調に推移。野党への追い風は乏しく、戦術の工夫を迫られそうだ。
経済再生担当相交代を受けて衆参両院本会議は2日、代表質問の補充質疑を実施。野党側は甘利氏の問題を中心テーマに据え、民主党の西村智奈美氏は首相に
「自民党総裁として甘利氏に国会招致に応じるよう促すことが当然だ」と迫った。
共産党の仁比聡平氏は甘利氏の秘書と都市再生機構(UR)の接触が12回に及んだことに言及、首相に「これが圧力でないと言うのか」とただした。しかし、首相は「一人一人の政治家が国民の信頼を得られるよう自ら襟を正し説明責任を果たすべきだ」などと無難な答弁に終始した。
甘利氏の疑惑が浮上した時点で民主党は、「潮目は変わった」(幹部)と勢いづいた。ところが、最近実施された各種世論調査で、安倍内閣の支持率はむしろ上向いた。
先月28日の甘利氏の辞任が世論に「潔かった」と映ったことや、翌29日に日銀が打ち出したマイナス金利の効果が影響したとの見方があり、「甘利ショック」が限定的だったことが浮き彫りに。民主党の小川敏夫参院幹事長は2日の記者会見で「キツネにつままれたようだ」と首をかしげ、維新の党の今井雅人幹事長は「(甘利氏の辞任会見で)疑惑を覆い隠す演出をしたのが効いている」と指摘した。
民主党などは3日以降も甘利氏の問題を取り上げていく方針。岡田克也代表は2日の党常任幹事会で本会議質疑に触れ、「説得力のない答えが繰り返された。これからも追及していかなければならない」と表明した。
ただ、東京地検が関係者の聴取に動きだしており、国会での真相究明には限界もある。甘利氏や関係者の国会招致に与党が応じる見通しはなく、民主党内には「次の週刊誌報道を見てから対応を考えるしかない」(国対幹部)との声が漏れる。甘利氏が一手に担った環太平洋連携協定(TPP)交渉の詳細を後任の石原伸晃担当相にただし、追い詰めるといった作戦も検討している。(2016/02/02-19:21)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2016020200833
、、、(爆wwwwwwwwwww
2 件のコメント:
その通りです(w
そして、政治にしがみつくしかないか、人脈家業閨閥で生きられるかが、分かれ目。小沢は前者、甘利は後者でしょうしねえ(w
生活の党 代表に小沢一郎氏再選
http://mainichi.jp/articles/20160203/k00/00m/010/083000c
再選(笑)いつまでもつかな?
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