信木 明氏(のぶき・あきら=元東洋ゴム工業社長)12月初め、病気のため死去、60歳。広島県出身。葬儀は近親者で済ませた。 13年3月に社長に就任。14年11月に「健康上の理由」で社長を退き、代表権を持つ会長に就いたが、免震ゴムの性能偽装の責任を取って今年7月に辞任した。(2015/12/25-21:30) http://www.jiji.com/jc/c?g=obt_30&k=2015122500853
偽装、1年半以上放置…東洋ゴムが最終報告書 タイヤメーカー大手の東洋ゴム工業(大阪市西区)は25日、防振ゴムの性能偽装問題で最終報告書を発表した。 東洋ゴムは当初、今年8月に事態を把握したと説明していたが、2013年末から14年初めの間に同社の取締役ら幹部が報告を受けていたことが明らかになった。製品の出荷を停止したのは今年9月になってからで、不正の判明から1年半以上、事態を放置していたことになる。 報告書によると、1995年末以降、製造現場である明石工場(兵庫県)で、品質検査の歴代担当者の計4人が不正に関与した。明石工場では品質保証部門の人員削減で作業がこなせなくなり、過去の試験データを転用するなどの不正に、手を染めるようになった。 この過程で、4人は直属の上司に人手不足を訴えるなどしており、13年12月頃には東洋ゴム本社の取締役や、明石工場を運営する子会社の社長ら役員4人に情報が伝わっていた。 この取締役らは聞き取り調査に対し「報告を受けた記憶がない」などと答えている。取締役会でも報告されていないが、調査チームは「遅くとも13年12月から14年1月の間には不正を認識しながら、十分な職責を全うしていなかった可能性がある」と結論づけた。
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偽装、1年半以上放置…東洋ゴムが最終報告書
タイヤメーカー大手の東洋ゴム工業(大阪市西区)は25日、防振ゴムの性能偽装問題で最終報告書を発表した。
東洋ゴムは当初、今年8月に事態を把握したと説明していたが、2013年末から14年初めの間に同社の取締役ら幹部が報告を受けていたことが明らかになった。製品の出荷を停止したのは今年9月になってからで、不正の判明から1年半以上、事態を放置していたことになる。
報告書によると、1995年末以降、製造現場である明石工場(兵庫県)で、品質検査の歴代担当者の計4人が不正に関与した。明石工場では品質保証部門の人員削減で作業がこなせなくなり、過去の試験データを転用するなどの不正に、手を染めるようになった。
この過程で、4人は直属の上司に人手不足を訴えるなどしており、13年12月頃には東洋ゴム本社の取締役や、明石工場を運営する子会社の社長ら役員4人に情報が伝わっていた。
この取締役らは聞き取り調査に対し「報告を受けた記憶がない」などと答えている。取締役会でも報告されていないが、調査チームは「遅くとも13年12月から14年1月の間には不正を認識しながら、十分な職責を全うしていなかった可能性がある」と結論づけた。
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