2015年11月17日火曜日

タカタ製エアバッグ、初の国内負傷者確認 日産車追突で破裂

タカタ製エアバッグ、初の国内負傷者確認 日産車追突で破裂
2015/11/17 20:44

日産自動車は17日、静岡県伊東市で10月に追突事故を起こした日産車で助手席の女性が負傷したのは、タカタ製エアバッグの異常破裂が原因として、国土交通省に報告した。タカタ製エアバッグによるけが人が確認されたのは国内で初めて。

日産によると、10月28日、多目的スポーツ車「エクストレイル」がトラックに追突した際、助手席側に搭載されたエアバッグが異常破裂し、部品が飛び散った。女性の額と左腕にインフレーター(ガス発生装置)の金属片が刺さっていたことを日産が確認し、異常破裂がけがの原因と断定した。女性は手術で金属片を取り除いた。

今回の事故車両は2006年製で、日産が5月にリコール(回収・無償修理)を届け出ていた。8月に販売会社に持ち込まれたが、気密不良が認められず、交換部品の不足のため修理を先送りにしていた。

国交省によると、タカタ製エアバッグの異常破裂は11年9月以降、国内で14件起きている。このうち走行中の破裂は今回のケースを含めて6件。海外では、欠陥と関連があるとされる死亡事故が米国とマレーシアで計8件発生している。

国内で9月までにリコールされた約978万台のうち原因が特定されているのは約252万台。未改修は約39万台(10月末)で、うち約2万4千台は住所変更がされず、所有者に通知が届いていない。国交省は同省の登録情報システムに所在が不明の車体番号を入力。車検の際、改修と住所変更を求めるよう全国の運輸支局に指示した。

また、部品不足で修理が先送りになっている車があることから、国交省は自動車メーカー各社に対し、タカタ製以外の部品の使用を増やすなどして改修を急ぐように指示している。

原因が特定されていないが、予防措置としてリコールが届け出られた約726万台のうち未改修の約465万台についても、車体番号のリスト化を進め、リコールを呼びかける方針だ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H94_X11C15A1CR8000/




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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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