債権者から破産を申し立てられていたインスパイアー(株)(TSR企業コード:292696620、中央区入船1-9-8、設立平成3年6月12日、駒澤孝次社長)は10月23日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には楠森啓太弁護士(東京銀座法律事務所、中央区銀座8-12-13、電話03-3546-6830)が選任された。
負債総額は約9億円。
総合ITセキュリティ・サービスベンダー」としてファイアウォールソフトをはじめとするセキュリティソフトの販売を展開。設立当初は(株)フォーバル(渋谷区、東証2部)の子会社だったが、平成20年3月、TOBによりフォーバル傘下を離れた。インターネットが普及するなかセキュリティに対する関心の高まりから伸展を続け13年12月、大証ナスダック・ジャパン(現JASDAQ)に上場。ピークとなる14年3月期に売上高(単体)23億4731万円を計上した。
しかし、需要減退に加え他社製品との競合激化から、23年3月期の売上高が1億9684万円に落ち込み4億1109万円の赤字を計上。低迷を抜け出せないなか同年8月、保証債務6億7971万円の支払いを求めてリカーショップ(株)が東京地裁に訴訟を提起した。裁判を進めるなか、25年3月期の売上高(同)が4665万円に落ち込み5億7266万円の最終赤字を計上。さらに26年3月期の売上高は1738万円に落ち込み、6427万円の最終赤字となっていた。
この間、低迷打開に向けてフランチャイズ事業、広告事業、カード事業を展開するも奏功せず、新たに太陽光発電システムの販売を行うグリーンエネルギー事業に参入。保証債務の支払いを求める裁判はその後、リカーショップから貸金債権を譲り受け、訴訟に承継参加した、合同会社エコ(東京都港区、代表社員:露木千尋氏)
と26年1月31日、保証債務を2億5000万円に減額し、3月末日までに支払いすることで和解したが4月8日、一転して保証債務の支払いを留保するとしてエコに対し請求異議訴訟を提訴するなど、保証債務の支払いをめぐって裁判に発展した。こうしたなか、東京地裁がエコによる破産の申請を受けたことを26年5月2日に公表していたが26年7月1日、東京地裁から破産手続開始申立が棄却され、26年3月期の有価証券報告書の提出ができなかったことから同年9月13日に上場が廃止され動向が注目されていた。
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20151028/Tsr_tsr20151028_02.html
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