2015年10月21日水曜日

榮誠実@幸来屋 逮捕

 「現金を浄化して願いをかなえる」と持ちかける開運商法詐欺事件で、大阪府警生活経済課は20日、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で、ブレスレット販売会社「幸来屋」の実質経営者、榮誠実(さかえ・まさみ)容疑者(46)=大阪市北区堂島=ら6人を逮捕した。
同課によると、榮容疑者は周囲から「会長」と呼ばれており、組織の実質トップだったとみられる。
逮捕容疑は、平成26年9~11月、開運ブレスレットを贈るというダイレクトメールを見て連絡を取った福岡県内の60代の女性に対し、「汚れた金を浄化しなければならない」などと嘘を言って、現金約3200万円を組織的にだまし取ったなどとしている。
TITLE:「汚れた金を浄化する…」開運商法事件、販売会社実質トップら6人逮捕
組織犯罪処罰法違反容疑、大阪府警 - 産経WEST
DATE:2015年10月20日(火)
URL:http://www.sankei.com/west/news/151020/wst1510200051-n1.html














ベンツ・・・(爆wwwwwwwwwwww

2015.7.22 14:53更新
【@west】
「お金浄化して幸せに」 うさん臭い“宗教家”の「開運商法」 


「お金を浄化すれば幸せになれる」。こんなうたい文句の開運商法が摘発された。大阪府警が6~7月、浄化名目で預かった金を返さないという詐欺容疑でブレスレット販売会社「幸来(こうらい)屋」の実質経営者や社長らを逮捕した事件。「開運ブレスレットが当たった」とダイレクトメールを送りつけ、無料を餌に被害者をつり上げると、“僧侶”が現れる。邪馬台国の女王・卑弥呼の名前まで悪用する「だましの手口」とは。

◆無料餌につり上げる

今年初め、京都市の70代女性の自宅に、1枚のダイレクトメールが届いた。

「ご当選おめでとうございます! 無料気学モニターにご当選いたしました」

「無料 業界初!! 九星気学によって創(つく)られたブレスレット!! たった7日で人生は変わる!」

通常価格1万6800円の開運ブレスレット「九星五黄珠(きゅうせいごおうじゅ)」を、今回に限って無料でプレゼントする-。チラシにはそう書かれ、注文先として「株式会社 幸来屋」なる会社の電話番号が記されていた。

悩みを抱えていた女性は電話してブレスレットを注文。間もなく品物が送られてきたが、パンフレットが同封され、「ブレスレットの使用方法を説明したいので、幸来屋に電話してください」と書かれていた。

再び同社に電話すると、「水にぬらさないように手首につけてください」などとブレスレットの付け方を指導された。そして電話口の男は「悩み事があるんですか」と切り出した。問われるまま女性は悩みを告白した。

これが“詐欺”の始まりだった。

◆本社所在地もぬけの殻

登記簿によれば、幸来屋は平成25年12月設立。運勢鑑定ソフトやシステムの開発・販売・レンタルを事業目的としている。本店所在地は大阪市北区のビルの1室となっているが、府警が捜査段階で確認したところ、もぬけの殻だった。

大阪市西区新町の雑居ビルにある事務所が実質的な拠点だったとみられるが、表札には「豊穣院」と書かれていた。府警の捜査員は「宗教関連施設のような名称を掲げると、もっともらしく見えると思ったのではないか」と語る。

同社の社長は水野増満容疑者(39)=詐欺容疑で逮捕。だが、府警によると、実質経営者は自称宗教家の東岡剛容疑者(36)=同=とみられ、配下に従業員で自称僧侶、劉博一容疑者(34)=同、韓国籍=らがいたという。

◆卑弥呼の「血族」も登場

悩みを告白した京都市の女性に対し、後日、幸来屋の社員から電話があった。

「あなたは素晴らしい運命の持ち主です。普通は財閥や政治家しか選ばれませんが、あなたは一般の人で選ばれました。ダイレクトメールには卑弥呼の血族である九鳳院弥子(くほういんみこ)が載っていますが、彼女の師匠でさらにすごい力を持った先生が『千寿院』にいます。きっとあなたの願いをかなえてくれるでしょう」

九鳳院弥子とは、無料で配られたブレスレットに「力を宿らせた」人物だとされる。それより力のある人物が「千寿院」という場所にいるといい、電話の社員はそちらへ「相談」するよう勧めた。

女性が電話すると、「千寿博榮」と名乗る僧侶が電話に出た。府警が幸来屋の従業員としている劉容疑者だった。

「あなたは良い運を持っているのにもったいない。浄化しないと望みはかないません。祈祷(きとう)料として30万円かかりますが、運気が上がれば宝くじが当たって必ず大金が手に入りますよ」

◆法衣姿で現金受け取り

女性は言葉に乗せられ祈祷料30万円を振り込んだ。すると、劉容疑者はさらなる“寄付”を求めてきた。

「必ず幸せになれるから、今あるお金をすべて預けなさい。汚れたお金を浄化しないと、願いはかないませんよ」「幸せが待っています。今ならまだ間に合います。浄化したらお金は返すんですよ」-。

そう迫られた女性は提供を約束。後日、自宅に東岡容疑者が訪れた。法衣姿で「千寿重國」と名乗ったとされ、約束通り女性が現金1500万円を差し出すと、何やらお経のような文句を唱え、神妙な様子で受け取ったという。女性はこの後、さらに1500万円を支払っている。

◆祈祷料で総額6千万円

東岡容疑者ら3人は、この女性に対する1500万円の詐欺容疑で逮捕。さらに1500万円の詐欺容疑で追送検され、沖縄県在住の60代女性からも1500万円をだまし取っていたとして7月に再逮捕された。

最初の30万円の祈祷料は立件されず、対象となったのは「浄化」名目で受け取った金銭のみだ。なぜか。

捜査関係者によると、開運商法の詐欺罪の適用は難しい。祈祷料については、祈祷行為の有無の確認が困難で、今回のように「金を浄化する」との名目で現金を受け取った場合も「金を浄化していない」ことを立証する壁は厚い。

ただ今回、詐欺容疑を適用したケースでは、劉容疑者らは被害者から金を受け取る際に「金は返す」と言っていた。このため、府警は「金を返せる状態になかった」(捜査幹部)ことを立証し、詐欺容疑での立件にこぎ着けたという。

府警によると、祈祷料の30万円を支払った人は全国で約230人。東岡容疑者らが使っていた銀行口座には、約6千万円の振り込みが確認できた。これは祈祷料だが、振り込みした人のうち、1千万円以上の多額の現金を渡してしまった被害者も複数いることが確認されている。

府警は一連の開運商法の全容解明を進める方針だ。
http://www.sankei.com/affairs/news/150722/afr1507220013-n1.html

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匿名 さんのコメント...

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http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20HBA_Q5A021C1CR8000/