麻生太郎氏が海外メディアを嘲り爆笑 記者「笑われる理由が分からない」 - ライブドアニュースhttp://news.livedoor.com/article/detail/10023897/麻生氏、会見で海外メディア嘲り「爆笑」 世界に恥さらす2015年4月19日 16時0分dot.(ドット)安倍政権の問題発言が止まらない。上から目線の「粛々」だけではない。麻生太郎財務相は会見で海外メディアの記者をからかい、世界に恥をさらす。(編集部・野嶋剛)「粛々」という台詞を、よほど使い慣れていたに違いない。 福井県の高浜原発の再稼働を認めない福井地裁の仮処分に対し、菅義偉官房長官は14日の記者会見で「粛々と(再稼働を)進めたい」と語った。 でも「粛々」は、沖縄県の翁長雄志知事から「上から目線」と叱られたばかりではなかったか。「封印」した後も安倍晋三首相は、国会で「粛々」を思わず使った。「やめられない、止まらない」の状態である。●政権安定して国民対話軽視? 安倍政権の「会見力」があやしい。使われる言葉がどこかとげとげしく、荒っぽいのだ。政権の支持率は安定し、日経平均株価は一時2万円を突破。統一地方選の前半戦でも勝利した順風満帆な政権運営に気持ちが高ぶっているのだろうか。 メディア研究者の服部孝章氏は指摘する。「政治の原点は国民との対話です。しかし、安倍首相を始め、閣僚たちは記者やその背後にいる国民と言葉のキャッチボールができていません。いまだったら何を言っても平気だ、という雰囲気すら感じます」 問題発言は「粛々」だけではない。麻生太郎財務相は4月3日の会見で、海外メディアの記者を「嘲笑」している。 問題のやりとりは、香港・フェニックステレビの李ミャオ(※)記者との間で交わされた。手を挙げて、自分の所属を告げると、麻生氏は「あ? フェニックス?」と言って大爆笑。記者や財務省の官僚も一緒になって笑い、その場で問題視する記者はいなかった。「笑われる理由が分からず、からかわれた気持ちで、いたたまれなくなりました」 と李さん。しかし、こらえて質問を続け、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本が参加しないことに野党から批判が出ている点について、コメントを求めた。海外メディアでなくても聞きたい話だが、麻生氏は不参加の理由を語る前に、いきなり中国批判を展開した。「うちは野党が何でも言う。うちは共産党ではないから。共産主義ではありませんから。中国と違って何でも言えるいい国なのです、日本は。それでパクられることもありませんし、いい国なのだと私は思っていますよ」●SNSで発信し中国でも話題に 筆者は会見に出ていないので、これは李さんから見せてもらった録画の内容だ。李さんは、このことを中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でつぶやき、いま中国のネット上で話題を呼んでいる。 フェニックスは、言論の自由がある香港に本社を置くテレビ局だ。李さんは中国人だが、慶応大学を卒業し、日本滞在歴は18年。新華社など中国の官製メディアで働いたことはない。「フェニックスで私はAIIBの透明性について『中国から回答を得られない』といった麻生さんの談話も映像で流しています。ほかの中国メディアとは一線を画し、理性的でバランスの取れた報道を心がけ、日本の主張も伝えてきたつもりなのに、とても残念です」(李さん) フェニックスの視聴者は、中国など世界180カ国の2.5億人。政府は対外発信の強化を唱えているが、貴重な発信源を傷つけてどうするのだろうか。 第2次安倍政権は、菅氏主導で閣僚の発言を厳しくコントロールし、失言の火消しも素早かったはずだが、最近は問題発言が後を絶たず、グリップが利かなくなっているようだ。 中谷元・防衛相は、沖縄県がサンゴ破壊を理由に辺野古での海底ボーリング調査の停止を求めたことに対し、「この期に及んで」と批判。これには自民党内からも「別の言い方があるのでは」との声があがった。 前述の財務相会見で、李さんが質問にきちんと答えるよう食い下がると、麻生氏は李さんが挙手しなかったことに対し、なぜか英語でこう言った。「You know the rule of here?(ここのルールを知ってるか)」 誠実に答えるのは、記者会見のルールであり、マナーだ。その言葉を噛み締めるべきは、大臣自身ではないか。※「ミャオ」は水が3つ※4月21日13:10に抜粋版から全文に差し替えました※AERA 2015年4月27日号アエラの通常営業でしょうか。
太郎ちゃんは正直なだけです
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麻生太郎氏が海外メディアを嘲り爆笑 記者「笑われる理由が分からない」 - ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/10023897/
麻生氏、会見で海外メディア嘲り「爆笑」 世界に恥さらす
2015年4月19日 16時0分
dot.(ドット)
安倍政権の問題発言が止まらない。上から目線の「粛々」だけではない。麻生太郎財務相は会見で海外メディアの記者をからかい、世界に恥をさらす。(編集部・野嶋剛)
「粛々」という台詞を、よほど使い慣れていたに違いない。
福井県の高浜原発の再稼働を認めない福井地裁の仮処分に対し、菅義偉官房長官は14日の記者会見で「粛々と(再稼働を)進めたい」と語った。
でも「粛々」は、沖縄県の翁長雄志知事から「上から目線」と叱られたばかりではなかったか。「封印」した後も安倍晋三首相は、国会で「粛々」を思わず使った。「やめられない、止まらない」の状態である。
●政権安定して国民対話軽視?
安倍政権の「会見力」があやしい。使われる言葉がどこかとげとげしく、荒っぽいのだ。政権の支持率は安定し、日経平均株価は一時2万円を突破。統一地方選の前半戦でも勝利した順風満帆な政権運営に気持ちが高ぶっているのだろうか。
メディア研究者の服部孝章氏は指摘する。
「政治の原点は国民との対話です。しかし、安倍首相を始め、閣僚たちは記者やその背後にいる国民と言葉のキャッチボールができていません。いまだったら何を言っても平気だ、という雰囲気すら感じます」
問題発言は「粛々」だけではない。麻生太郎財務相は4月3日の会見で、海外メディアの記者を「嘲笑」している。
問題のやりとりは、香港・フェニックステレビの李ミャオ(※)記者との間で交わされた。手を挙げて、自分の所属を告げると、麻生氏は「あ? フェニックス?」と言って大爆笑。記者や財務省の官僚も一緒になって笑い、その場で問題視する記者はいなかった。
「笑われる理由が分からず、からかわれた気持ちで、いたたまれなくなりました」
と李さん。しかし、こらえて質問を続け、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に日本が参加しないことに野党から批判が出ている点について、コメントを求めた。海外メディアでなくても聞きたい話だが、麻生氏は不参加の理由を語る前に、いきなり中国批判を展開した。「うちは野党が何でも言う。うちは共産党ではないから。共産主義ではありませんから。中国と違って何でも言えるいい国なのです、日本は。それでパクられることもありませんし、いい国なのだと私は思っていますよ」
●SNSで発信し中国でも話題に
筆者は会見に出ていないので、これは李さんから見せてもらった録画の内容だ。李さんは、このことを中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でつぶやき、いま中国のネット上で話題を呼んでいる。
フェニックスは、言論の自由がある香港に本社を置くテレビ局だ。李さんは中国人だが、慶応大学を卒業し、日本滞在歴は18年。新華社など中国の官製メディアで働いたことはない。
「フェニックスで私はAIIBの透明性について『中国から回答を得られない』といった麻生さんの談話も映像で流しています。ほかの中国メディアとは一線を画し、理性的でバランスの取れた報道を心がけ、日本の主張も伝えてきたつもりなのに、とても残念です」(李さん)
フェニックスの視聴者は、中国など世界180カ国の2.5億人。政府は対外発信の強化を唱えているが、貴重な発信源を傷つけてどうするのだろうか。
第2次安倍政権は、菅氏主導で閣僚の発言を厳しくコントロールし、失言の火消しも素早かったはずだが、最近は問題発言が後を絶たず、グリップが利かなくなっているようだ。
中谷元・防衛相は、沖縄県がサンゴ破壊を理由に辺野古での海底ボーリング調査の停止を求めたことに対し、「この期に及んで」と批判。これには自民党内からも「別の言い方があるのでは」との声があがった。
前述の財務相会見で、李さんが質問にきちんと答えるよう食い下がると、麻生氏は李さんが挙手しなかったことに対し、なぜか英語でこう言った。
「You know the rule of here?(ここのルールを知ってるか)」
誠実に答えるのは、記者会見のルールであり、マナーだ。その言葉を噛み締めるべきは、大臣自身ではないか。
※「ミャオ」は水が3つ
※4月21日13:10に抜粋版から全文に差し替えました
※AERA 2015年4月27日号
アエラの通常営業でしょうか。
太郎ちゃんは正直なだけです
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