核非人道会議:米英参加、軍縮は議論せず ウィーンで開幕
毎日新聞 2014年12月08日 22時00分(最終更新 12月08日 23時22分)
【ウィーン坂口裕彦】核兵器の残虐性を訴え、核廃絶の道筋を議論する「核兵器の非人道性に関する国際会議」が8日、ウィーンで始まった。米英仏中露の核兵器保有5大国のうち、米国と英国が今回から初参加。来年4〜5月に開催される5年に1回の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に、核廃絶に向けた機運が高まるかが焦点だ。
会議は2日間の日程で、核兵器爆発の影響▽故意または偶発的に使われる危険性▽実際に使用された際の対処能力▽国際規範−−などがテーマ。160カ国が参加した。議長を務めるオーストリアのクルツ外相は会議冒頭で「核軍縮の進展はいまだ遅い。核兵器が持つ危険性に目を向けねばならない」と表明。同氏は9日、議長総括を発表するが、拘束力はない。
これまで2回開催された会合で、核兵器保有5大国がいずれも不参加だったことに、非保有国の不満が高まっていた。米国の初参加について、日本政府関係者は「NPT再検討会議を前に、人道性に正面から取り組む必要があると判断したのだろう」と前向きに評価している。
ただし、米国は核兵器廃絶はあくまで段階的に実現すべきだとの立場で核軍縮の話し合いにも加わらない方針。英国も同調している。米国代表団は8日の会合で「核軍縮に対する考えは各国で異なる。核兵器禁止条約(の制定)に向けた動きは支持しない」と表明した。
今年2月にメキシコで開かれた第2回会議では、法的拘束力を持つ国際規範を制定し、核兵器を非合法化することが「核なき世界」実現への道だと指摘する議長総括を発表。広島、長崎への原爆投下から70年を来年に控えた今こそ「行動の時だ」と強調し、各国に核兵器の使用や開発などを禁じ、廃棄を義務付ける核兵器禁止条約締結への努力を強く促した。
今回も一部の参加国が、核兵器を禁止する法的な担保を求めることも予想される。しかし、議長総括では、米英への配慮から核兵器の法的禁止まで踏み込まない可能性が強い。
日本政府代表団は昨年3月の初会合から全ての会合に参加。今回は、佐野利男駐ジュネーブ軍縮大使や、長崎で原爆に被爆した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)事務局長らが参加している。
昨年10月には日本やニュージーランドなど125カ国が、核兵器の非人道性と不使用を訴える声明を国連総会第1委員会(軍縮)で発表した。
http://mainichi.jp/select/news/20141209k0000m030096000c.html
まあ要するに最終的に英米のみがGODから核保有を許されるわけですよ。
そして逆らう国は・・・(爆wwwwwww
1 件のコメント:
もしやってたなら燃料横流しとか暴露されちゃう位で丁度良いんじゃないっすか?
日本に軍事力を保有・行使させざるを得ないとしても、
核兵器を持たせようとは思わないでしょうし、
北朝鮮と日本がつるんで核武装しちゃうと手間でしょうし。
コメントを投稿