北朝鮮高官 糾弾恐れ逃亡か
12月19日 4時33分
北朝鮮で、粛清されたチャン・ソンテク前国防委員会副委員長に近いとされ、核兵器や弾道ミサイルの開発を担うペク・セボン国防委員の動静が途絶えており、チャン氏との関係を糾弾されることを恐れて国外に逃れたのではないかという見方が出ています。
北朝鮮のペク・セボン国防委員は、朝鮮労働党で核兵器や弾道ミサイルなどの開発を担っている「第2経済委員会」の委員長で、ことし3月にはアメリカ政府から経済制裁の対象に加えられた高官です。
しかし、このところ動静が途絶えており、17日に開かれたキム・ジョンイル総書記の追悼大会や、その前日に行われた古参幹部の国葬でも、現在いる国防委員会のメンバー11人のうち1人だけ出席が伝えられませんでした。
ペク氏は、粛清されたチャン・ソンテク前国防委員会副委員長に近いとされることから、複数の外交筋は、NHKの取材に対し、ペク氏がチャン氏との関係を糾弾されることを恐れて国外に逃れたか、あるいは失脚したのではないかという見方を示しています。
北朝鮮では、チャン氏に近い高官たちの一部を追い落とす動きが続いているとみられ、韓国への亡命を望む高官もいる可能性が高いだけに、外交筋の間でペク氏の動静が途絶えている背景に関心が高まっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131219/k10013948231000.html
白 世鳳(ペク・セボン、백세봉 1938年 - )は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家。2003年9月より朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員。朝鮮人民軍における軍事称号(階級)は上将。
人物朝鮮労働党軍需工業部第二経済委員会委員長として核兵器や弾道ミサイルなどの兵器の生産を統括している。弾道ミサイル生産の責任者であることから、北朝鮮の軍需に関わる総責任者である朴道春(パク・ドチュン)党軍需工業担当書記、開発を担当する朱奎昌(チュ・ギュチャン)党機械工業部部長と共に、一部のメディアから「北ミサイル3人組」などと呼ばれている[1]。2009年4月5日のミサイル発射実験にも深く関与したとされている[2]。
白世鳳は金正哲であるとの主張が一部にあったが[3]、2009年に労働新聞と民主朝鮮が、第12期最高人民会議第1回会議で選出された国防委員会の委員全員の顔写真を公開したことで、この主張は事実無根であることが確認された[4]。
2013年12月の張成沢国防委員会副委員長の粛清後に動静が不明となっており国外逃亡あるいは失脚したのではないかという報道がある[5]。
なんか北トンスルランドが親米親日反中になって南トンスルランドが反米反日親中と立場が逆転してしまいそうな勢いですなあ・・・(爆wwwww
米国「北が挑発なら、あらゆる手段動員して報復」
2013年03月13日10時15分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
米国政府は北朝鮮の挑発に対し、韓国など同盟国と米国を防御するために軍事力の使用も辞さないと警告した。
トム・ドニロン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日(現地時間)、ニューヨークで行ったアジアソサエティーでの演説で、「米国と同盟国を威嚇する北朝鮮に報復するために、あらゆる使用可能な手段を動員する」と明らかにした。米政府高官が軍事力使用の可能性に公式的に言及したのは初めて。
ドニロン補佐官は「オバマ大統領は北朝鮮の大量破壊兵器使用はもちろん、核兵器と核関連物品の拡散を防ぐためにあらゆる努力を傾ける」とし「北朝鮮の威嚇は容認できない行動であり、必ず相応の代価を支払うことになる」と強調した。
また「財政赤字削減による国防予算削減にもかかわらず、北朝鮮の威嚇に対抗するレーダーとミサイル防衛(MD)体制の拡大など、韓半島に対する予算プログラムはそのまま維持するというのがオバマ大統領の意志」と主張した。特に「米国は決して北朝鮮を核国家と認めない」とし「米国を脅かす核弾頭ミサイルの開発を黙過しない」とも述べた。
米財務省はこの日、北朝鮮の弾道ミサイル開発などに関与したという理由で北朝鮮の朝鮮貿易銀行と白世鳳(ベク・セボン)第2経済委員長を制裁の対象に追加した。コーエン財務次官(テロ・金融犯罪担当)は「北朝鮮は朝鮮貿易銀行をミサイルおよび大量破壊兵器(WMD)拡散活動に利用している」とし「世界の金融機関は朝鮮貿易銀行と取引する場合、不利益を受ける可能性があることを警告する」と述べた。
米国務省も朴道春(パク・ドチュン)北朝鮮労働党軍需担当秘書、朱奎昌(チュ・ギュチャン)労働党機械工業部長、呉克烈(オ・グクリョル)国防委員会副委員長の3人を制裁対象個人に指定した。ヌーランド国務省報道官は北朝鮮軍最高司令部の停戦協定白紙化宣言に関し、「停戦協定は一方が相手の同意なしに無効にすることはできない。北朝鮮の一方的な宣言は意味がない」と釘を刺した。
一方、西側メディアもより強力な対北朝鮮措置を注文した。
英フィナンシャルタイムズのコラムニスト、ギドオン・ラフマン氏は「北朝鮮と最後まで戦う準備が必要」と題した12日付のコラムで、「北核を除去できる唯一の方法は、北朝鮮政権を交代させることだ」と主張した。
ウォールストリートジャーナルもこの日の社説で、「05年のマカオ銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の金正日(キム・ジョンイル)一家資金凍結は、北朝鮮政権に少なからず苦痛を与え、国際社会の声に耳を傾けさせた」とし「オバマ政権は金正恩一家の資金を追跡できる政府機構を作り、北朝鮮を圧迫するべきだ」と主張した。
http://japanese.joins.com/article/293/169293.html?servcode=500§code=500
北朝鮮のミサイル発射実験失敗は幹部人事に影響しなかった
2012.05.22 07:00
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金正恩体制がスタートして以降、真の権力者が誰なのか把握するのはなかなか難しい。真の序列をどう見抜くか、ジャーナリストの惠谷治氏が解説する。
* * *
北朝鮮権力内部の真の実力者を探り出すためには、【1】労働新聞などの公表序列、【2】所属組織での地位、【3】党・軍・政の兼職状況、(「政」は「政府=閣僚」ないし、「国家機関=国防委員会」の役職を指す)【4】金正恩の視察などでの同行・同席回数、【5】叙勲や昇進状況、【6】金正恩との個人的関係や年齢など、6つの要素を考慮する必要がある。
これを基準に判断すると、崔竜海が金正恩に次いで兼職が多く、最も注目すべき存在だとわかる。
“祝砲”となるはずだったミサイル発射は見事に失敗したが、幹部人事には影響しなかったようだ。北朝鮮の核・ミサイルなど兵器開発の総責任者は、党軍需工業担当書記である。2010年9月、軍需工場が多い慈江道の党責任書記だった朴道春(68歳)が就任。朴道春も軍人ではないのに、2月に大将の階級を与えられ、党政治局員候補から党政治局員に昇格し、5人しかいない党書記兼職者となり、序列17位から9位に浮上した。
配下の党機械工業部の朱奎昌部長(83歳)と、核・ミサイル製造を担当する第2経済委員会の白世鳳委員長(66歳)の2人は、朴道春が大将になった際に、上将の階級を与えられた。朴道春、朱奎昌、白世鳳の3人は「核・ミサイル開発トリオ」とされ、金正恩に厚遇されている。
また、国葬委員会序列59位だった玄哲海大将(77歳)は、4月に次帥に昇進し、党政治局員候補を経ず、いきなり党政治局員に抜擢された。そして、党中央軍事委員にも新任され、序列17位に急浮上した。
人民軍総政治局組織副局長だった金元弘大将(66歳)は、金正日が兼任していた国家安全保衛部(秘密警察)部長という重職に任じられ、序列58位から18位に急上昇。さらに、昨年4月から人民保安部長(内務相)を務める李明秀大将(78歳)も、党政治局員、党中央軍事委員、国防委員の3職に新任され、序列は74位から一気に19位に駆け上った。
この3人は金正日時代から軍部隊視察の常連同行者で、金正恩の視察にも頻繁に同行。今回の激動人事を見ると、治安組織を重視し、強力な警察国家にしようとしている意図が読み取れる。
※SAPIO2012年6月6日号
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