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子規の自筆原稿　長野市内で発見　一茶記念館で公開
2013.8.10 02:17

明治時代の俳人、正岡子規（１８６７～１９０２年）が、江戸時代の俳人、小林一茶（１７６３～１８２７年）の俳句を「特色は主として滑稽、諷刺、慈愛の三点に在り」などと高く評価した自筆原稿が、長野市の住宅で見つかり、今月から信濃町の一茶記念館で一般公開されている。子規記念博物館（松山市）によると、現存する子規の自筆原稿は少なく、珍しいという。

明治３０（１８９７）年刊行の「俳人一茶」に寄稿された「一茶の俳句を評す」と題した文章で、原稿用紙５枚が縦に並べて掛け軸に貼られていた。

俳人一茶は、長野市出身で国学院大卒の宮沢義喜と宮沢岩太郎が編集。当時はまだ有名ではなかった一茶について、作品だけでなく経歴や人柄などを含め総合的に紹介した書籍として知られる。

原稿が貼られた掛け軸は、宮沢義喜のひ孫が長野市の自宅の土蔵で見つけ、一茶記念館に持ち込んだ。

一茶と子規に詳しく、原稿を確認した二松学舎大の矢羽勝幸客員教授は「書き直した跡があちこちに見られ興味深い。子規を研究する上で貴重な資料だ」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130810/ngn13081002180001-n1.htm

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