京大教授が研究費流用か=業者に「預け金」の疑い-関係先を捜索・東京地検
京都大大学院薬学研究科の男性教授が、新薬の研究開発に関連した物品購入をめぐり、公的研究費を流用していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が29日までに、京大など関係先を家宅捜索していたことが、大学関係者の話で分かった。特捜部は業務上横領容疑に当たる可能性もあるとみて、教授らを任意で事情聴取したもようだ。教授は28日付で辞職した。
元教授は、コンピューター解析などで得られたヒトゲノム情報を基に、新しい医薬品を開発するゲノム創薬科学の専門家。2002年5月に京大大学院教授となり、10年にはがんやアルツハイマー病の新たな診断・治療方法を研究する「最先端創薬研究センター」のセンター長に就任した。
関係者によると、特捜部の捜索は5月下旬に行われた。元教授は実際には物品を納入していないのに、納入したように装った書類を業者に作成させ、支払金を業者に管理させる「預け金」と呼ばれる架空取引を行い、その後、業者から預け金を受け取って流用した疑いが持たれているという。(2012/06/29-11:28)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012062900247
富田満 - Wikipedia via kwout
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→日本基督教団
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研究費流用問題:京大元教授側に3.8億円債権
京都大学大学院薬学研究科の元男性教授が公的研究費を流用したとされる問題で、元教授が「預け金」をしていたとみられる医療機器販売会社が11年10月に約15億円の負債を抱えて東京地裁に民事再生法の適用を申請し、このうち約3億7900万円は元教授が以前所属していた研究機関の債権だったことが分かった。医療機器の取引で研究機関側に債権が生じる可能性は通常ないとされ、この会社が業績悪化で預け金を返せず研究機関側の債権となった疑いがある。
預け金は、実際には物品が納入されていないのに納入されたと偽って代金を支払い、その支払金を業者にプールさせる手法。元教授が預け金をしていたとみられるのは、80年設立の医療機器販売会社(東京都世田谷区)。債権が生じた研究機関は独立行政法人「国立成育医療研究センター」(同区)で、元教授は02年の京大着任時、同センターの薬剤治療研究部長を兼務していた。
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