Zapping Nuclear Waste in Minutes Is Nobel Winner's Holy Grail ... - Bloomberg https://www.bloomberg.com › graphics 24 時間前 · “It would be the Holy Grail,” said Christian Chardonnet, head of infrastructure for major projects at the French ministry of ...
40 件のコメント:
福島がどれほど汚染されていようと、世界の核汚染物質を受け入れるキャパなんてないし、そもそも頻繁に地震で建造物が損傷するようなところに、核物質なんか貯蔵できないですよ。
地震がないだけシベリアの方がよっぽど現実的。
現時点で使用済み燃料棒貯めまくりで事実上のダダ漏れ最終処分場状態だからいっそそうしてしまえばいいという話でしょw
良かったですね ?
まだ何かあるかもしれない、フクイチ。
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/
web/html/210829036.html
【原発】監視カメラに作業員が謎の訴え 福島第一
http://www.youtube.com/watch?v=t3g8L_7cTkM
http://www.youtube.com/watch?v=dIyK0CN785s
スリーマイルアイランドが完全に終息するまで6年。
チェルノブイリは本当のところは判らないけど、もっと時間が掛かっているらしい。
福島の場合は10年以上だといわれている。
だから諦めるのが最も賢明な方策だと信念を持って書いた。
被災者に希望を与えるような建前論で大嘘を吐いて、後になってから落胆させるくらいなら、土地ごと取り上げてしまった方が人情味に溢れていると云うものだ。
廃棄物を月面にでも捨てられるのなら、それが最善の方法になる。
しかし日本は何処へ行っても震源地に成り兼ねないので、廃棄物は人の少ない場所に埋めるのが次善の策になる。
夢の島の真上か近隣に自衛隊基地でも作れば廃棄物を盗まれる心配もない。
>福島「夢の島」(ドリーム・アイランド)計画
>でみんなハッピー!(爆w
あんたも二階堂と同類だよなw
団長さんは
「それにより得られる莫大な利益を被災者の方々に還元し、汚染されてない地域で優雅な生活をしていただく」なのでまだ人道的でしょう。二階豚は「撃ち殺せ、橋も封鎖しろ」じゃなかった?
根が80センチも深く伸びるヒマワリがセシウム137を吸い上げる効果があるとすれば、降下したセシウムが長い時間をかけて土壌深く浸みこんでしまったあとのことだ。土壌中の物質に固着、せいぜい2〜3センチの表土にとどまっている現状では、いかなる除染効果も期待できない。仮にもっと深く入り込んでいる場合にも、水に溶けださないセシウム137は吸い上げることができない。ヒマワリはセシウム137を20日で95%除去するなどという話が巷間に飛び交っているが、これにはいかなる証拠もない。
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/tepco-nuclear-disaster/11052001.htm
http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/nuclear/tepco-nuclear-disaster/index.htm
おいら → 被災者(国民)の生活、健康 > 被災地の復興
政治家、マスコミ、有識者、赤十字など → 被災地の復興 > 被災者(国民)の生活、健康
まあ要するに被災者をヘルプした所で利権が生まれないからです。(爆w
だから義捐金も肝心の被災者に行くのはごく一部。
「福島」という一巨大利権が消滅したらなみだ目になってしまう連中が多いからなんですね。(爆w
バッジ式線量計 を携帯させてまで、妊婦・子どもの生活を福島県で続けさせるーという意味。
まあ、実際上、福島の原発周辺、
内陸に向かって高度の汚染が生じた地区あたりに
最終処分場含む処理系をつくるのが儲かるんでしょうけど。
被災者に還元されるとは思わない。
結局、満州派が金と利権を得るだけ。
てんこもり野郎さんもそう考えているはず。
その時てんこもり野郎さんは、やはり
民主を担いだ福島人が悪い!
とでも仰るのですかね。
>被災者に還元されるとは思わない。
>結局、満州派が金と利権を得るだけ。
そうだとしたら、たとえ大金を投じて
福島を復興した所で満州派だけが金と利権を
得るってことでしょw
それならどちらにしろ福島は夢の島にもせず、
復興もせず放置するのがベストという結論に
なりますねw
>復興もせず放置するのがベスト
残るは、
東電がどれだけ賠償できるか、
国がどれだけ負担するか、
この話だけになります。
転載記事の写真、
ジューダカラーなんだなぁ と今更ながら反芻のようなつくづく感っす。
さて
ビバ、うつくしま福島ーッから夢の島福島の布陣w
キャパ足んなきゃ縦にも横にも汚染地帯はあるんだからいくらでも広げりゃいいだけのこと
でも、そんなの強欲福島がさせない気がw
国土内に放置エリアが存在するのは結局国民全体に悪影響しかでない点
復興といっても人間先の健康不安への今必要な対策より現実味がその何万倍もある金銭という点でも
地元に居たいという選択をした人々には環境課職員の道を士官すれば誉れという洗脳..じゃなかったw 啓蒙をするべきって事っすな
福島は、流星街になっちゃうの?
夢の島ドリームアイランドなどネーミングしちゃ、心理的抵抗があるでしょ、それじゃ逆効果じゃないかい。他のネーミングしてあげなよ。
>2011年9月3日0:35
New clear Island
百人規模の大幅増員へ=がれき処理で「福島支所」-環境省
環境省は、東京電力福島第1原発事故で放射性物質に汚染されたがれき処理や土壌の除染などに取り組むため、大幅な職員増を図る方針だ。国の2011年度第3次補正予算案や来年度当初予算案に必要経費を盛り込み、100人規模の増員を目指す。その大半を、来年1月にも新設する「東北地方環境事務所福島支所」の常駐職員とする。(2011/09/03-15:39)
野田首相、早ければ9月8日にも福島県を視察し佐藤知事と会談を行うことで調整
就任後の会見で、福島第1原発事故への対応を優先課題に挙げた野田首相だが、早ければ9月8日を軸に、来週にも就任後初めて福島県を視察し、佐藤知事と会談を行うことで調整していることが明らかになった。
(福島)県民健康管理調査検討委員会
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/230724shiryou.pdf
「福島ドリームランド構想」に食ってかかるのも一つの意見ですが、この原発からの放射の漏れ事故が起きてから、団長さんが最優先に警鐘を鳴らしてきたのは、一貫して「より深刻な悲劇を回避せよ」ということで、これは遡及的に実証できる明確な事実です。生産者への補償を確保して、汚染された食物が流通しないように管理せよ・公平性と透明性を確保した放射線量の測定、サーベイランスを徹底せよ・原発事故の収束に全力を投入せよ、ということです。
ただフワフワとした感情論で、安全だ危険だと騒ぎ立てることが日常化している流れの中で、現実を見据えて、より実効性のある対処を提言する姿勢は、日本では異形であっても、これが世界標準です。言い換えれば、世界からみれば、感情論を最優先にして「投資」する日本が異形だということになります。
団長さんの記述の中には、まるで出産経験でもあるかのような「未来の命を慈しむ愛情」までもが垣間見えました。原子力発電に何等かの形で関与したご自身の経験が物語る逼迫した叫びのようでもありました。
以下は原子力産業協会の資料です。
http://www.jaif.or.jp/ja/news/2011/110929status-picture-j-256.pdf
こちらの2頁で危険度が色分けされているので、一目瞭然ですが、炉心燃料健全性・原子炉圧力容器構造健全性・原子炉格納容器構造健全性ともに、1号機から3号機まで、よくわかっていないのが、現状です。
そして、現在、目標としているのは、「格納容器からの放射性物質の放出を管理し、追加的放出による公衆被ばく線量を大幅に抑制」ですから、現在はそうではないということを意味します。
・炉心の検出器、ほぼ全滅 福島原発1号機、燃料溶融の高熱で
Sep 15, 2011
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110916/dst11091614520015-n1.htm
・福島第一原発1号機 正常制御棒は1本だけ(09/16 14:29)
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/210916032.html
福島第一原発1号機で圧力容器の底に97本設置されていた制御棒のうち、正常な状態で残っているのは1本だけ
・3号機、炉心の検出器全滅 損傷状況推定できず
2011.9.21
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110921/fks11092114530002-n1.htm
制御棒137本の挿入状態を知るための検出器を調べた結果、すべてが損傷などで正常に作動しなかった
・2号機の格納容器、震災直後に穴開いた可能性
2011年9月22日14時29分
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110922-OYT1T00668.htm
Jビレッジで山積みに保管されている使用済み防護服(48万着)の山(東京電力提供)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/photos/111015/dst11101520570025-p1.htm
報道配布 写真・動画ダウンロード(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/tepconews/pressroom/110311/index-j.html
記者の目:放射性廃棄物の最終処分場問題=袴田貴行
2011年10月7日http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20111007k0000m070137000c.html
「原発周辺は国が買い上げ、高レベル放射性廃棄物の最終処分場にするくらいのことを考えてもいい」。連載企画「この国と原発 第1部 翻弄(ほんろう)される自治体」(8月19~25日朝刊)で、福島第1原発事故に伴う警戒区域の元町議からこんな声が出ていることを紹介した。
この国と原発 アーカイブ
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/konokunitogenpatsu/archive/
福島第1原発事故に伴う警戒区域の元町議からこんな声
「原発周辺は国が買い上げ、高レベル放射性廃棄物の最終処分場にするくらいのことを考えてもいい」
海外向けの呼称だと、原子力政策の技術面も含めた専門家のような細野大臣様、聞こえますか?
>で、増税や大幅な電気料金UP無しでどうやって10年以内に原発ゼロを達成するんですか?
それに小沢さんのとこは「国民の生活が第一」ですから勿論増税と電気料金UPは無しなわけで・・・
http://tokumei10.blogspot.jp/search?updated-max=2012-11-27T06:13:00%2B09:00&max-results=10
>増税や大幅な電気料金UP無しでどうやって10年以内に原発ゼロを達成するんですか?
幅広い年代の女性をイチコロにする秘密の殺し文句があるとかないとかで話題の先生ですが
本当に卒原発で増税をしばらく凍結なんて、できるんですか?
使用電力量の総力を節電や新しいシステムの実用化で効率化することに投資し、かつ太陽光発電の普及などにより広く進め、そうした微々たる電力を電力会社に高く買い取らせ、発送電分離や電力自由化をして、革新的な発電システムを開発し実用化することに税金を投入していって、それで廃炉のコストを負担する電力会社は体力があり、税金をしばらくは上げないとか、アラジンの魔法のランプか?
よろしければ、ご参照ください。
原発解体 ~世界の現場は警告する~
2009年10月11日(日)
国民全体の利益に資するとして、日本の公共放送が企画した番組
事故の起きる丁度1年5か月前に表に出たというのも、11って、なにかの啓示でしょうかね。
【ドイツ ビュルガッセン発電所】
運転を停止して、14年経った原子炉
原子力発電所の心臓部です
今も、強い放射線を出し続けています
<原子炉施設の解体現場で測定された数値、1900マイクロシーベルト>
この数値は、一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる量を
30分あまりで超えてしまいます
原発は、運転を終えてもなお、数百年にわたって放射線が消えないのです。
これまで世界で作られた原発は539基
そのうちの100基以上が閉鎖され、解体の時を迎えています
日本でも2つの原発の解体が始まっています
その現場に初めてカメラが入りました
立ちふさがっていたのは、放射能という目に見えない壁
【福井県敦賀市 ふげん】
<解体現場での作業員のやりとり>
「ちょっと待った 下がった」
「入らんのよ うまいこといかんのよ」
あらゆるところに汚染が残っている可能性があるのです
【ドイツ ビュルガッセン発電所】
既に15基の原発を解体してきたドイツ
最先端の技術を使っていますが、思うように進んでいません
「気をつけろ、止めろ止めろ」
「失敗してしまった」
【イギリス トロースフィニド原発】
放射性廃棄物の処理に苦しむイギリス
巨額の税金をつぎこまなければならない事態に陥っています
原子力施設 責任者
「廃棄物へ近づくほど、強い放射線が出ている」
ドイツの放射性廃棄物の専門家
「原発があるどの国でも放射性廃棄物が大量に生まれている
私たちは解体や廃棄物の処分にもっと注目しなければならない」
原発が生み出す、電気
それによって成り立つ、わたしたちの暮らし
その原発の建設が、今、更に加速しようとしています
運転中に二酸化炭素を出さないため、温暖化対策として注目されているのです
しかし、その陰で、放射性廃棄物という負の遺産が生み出され続けています
原発解体という、人類が初めて直面している課題
現場からの警告です
福井県敦賀市にある、原子力発電所、ふげん
去年から解体が行われています
原発は、内部が汚染されているため、放置すると安全上問題があり
管理コストがかかるとして、国はすべて解体する方針です
解体は、放射性物質を絶対に外に漏らさずに進めるとしています
本当に、周囲に影響を与えず、安全に解体できるのか
わたしたちは取材を始めました
ふげんの内部です
今も、健康に影響を与えるほどの放射線が出ている場所もあります
担当者の説明
「こちらは制御棒駆動装置の上部です」
まず(取材スタッフに)持たされたのが、放射線の測定器です
どれだけ被ばくしているか、常に確認できるようにしておくためです
ふげん、地下2階
解体を行うのは、放射線による被ばくを防ぐための、特別な教育を受けた作業員たちでした
現場責任者の井上辰也さん
今回の作業は、安全に解体できることを実証するのが目的だといいます
「手足もと 良いか」
「手足もと 良し 手足もと 良し 手足もと 良し」
「本日もご安全に」
「ご安全に」
汚染区域に入る前、作業員は、ゴム手袋を二重につけていました
テープで入念に(手袋と防護服の袖口の間を)を固めるのは
汚染物質が手に付くと、口や鼻を触って、体内に入る恐れがあるためです
マスクも着けなければなりません
放射性物質は、仮に顔についても、洗い流すことができますが
吸い込むと、健康被害につながる恐れがあるからです
解体が進む、ふげんの構造です
ふげんは、原子炉内で核分裂を起こし、その時に出る莫大な熱を使ってタービンを回し、発電します
その際、原子炉では極めて高い放射能をもつ、核のゴミが出ます
原発は運転を終えても、原子炉を中心に配管やタービンなど
広い範囲に汚染が残ります
解体は、危険な核燃料を抜いたあと
汚染の比較的少ないところから始めます
そして、最も強い放射線が出る原子炉は、最後です
解体で出る放射性廃棄物は、特別な容器に入れ、地下に埋めるなどして、処分されることになっています
わたしたちが取材したのは、原子炉とタービンの間にある、主蒸気菅室です
比較的、汚染レベルが高い場所で、カメラが入るのは、今回が初めてです
他の区域へ汚染を広げないためのシート
その先に主蒸気菅室がありました
一般の建物と異なり、目に見えない放射性物質が残っている恐れがあります
「ここ、足場いるやろ」
「手で切らなあかん」
配管が複雑に入り組んだ空間で、作業は行われていました
この日、汚染の可能性が高い配管の作業にとりかかろうとしていました
原発を緊急に止めるときに使われる大型のバルブの解体です
バルブは原子炉から流れる蒸気を止めるときに使われます
内部は放射性物質を含んだ蒸気が溜まります
解体は弁を抜き取る作業から始まりました
「これで上の(部品)は取れますわ」
弁を引き抜いたあと、内部から放射性物質が見つかりました
その直後、事務所に戻った井上さん
緊急に対策を話し合いました
「汚染の方は?」
「測りました」
「特にない?」
「あります だめです」
「いくつぐらい?」
「6㌔」
「おー すごいな」
見つかった6㌔という数値は
平均的な汚染レヴェルの6倍
吸い込むと、健康に影響を及ぼす恐れがあります
作業員は急きょ、放射性物質が付着しにくい特別な防護服を着ることになりました
取材班
「測ってみないとわからないときもあるんですか?」
現場の作業員
「そうですね ばらつきもあるので、それはもう、測ってみないと、わからない、正確な値というのは」
取材を始めて1か月
この日、新たな問題が持ち上がりました
「入らんのよ うまいこと、うまいこといかんのよ」
「また変な細工してあるわ」
井上さんたちが切ろうとしていた、太い配管
まわりには配管を支える鉄骨が、張り巡らされていました
そのため、電動のこぎりを使うスペースが無いというのです
かわりに取ったのが、高温のガスで溶かして切断する方法でした
しかし、この方法は危険を伴います
高温のガスで切断すると、ヒュームとよばれる気体が発生
ヒュームには、配管の中に残った放射性物質が含まれることがあり
吸い込むと危険なのです
取材者
「できれば溶断は避けたいんですか?」
作業員
「できればですね、小さい配管はバンドソー(電動のこぎり)の方が楽なので
火花が飛び散らないし
で、溶断するとヒュームといって金属の蒸気が出てきて、あんまり体には良くない」
特別なマスクを着けることになりました
作業員とは別に、放射線を管理する専門の人(放射線管理員)がいます
ヒュームに含まれる放射性物質を、10分ごとに測定していました
基準を上回った場合、作業員を退避させることもあるといいます
放射能という、目に見えない壁に阻まれ
予定していた工程は、一か月以上、遅れました
現場責任者 井上辰也さん
(予定していた工程が遅れた原因として)
「僕らが想定した作業時間、あの、こういう格好(防護服にヘルメット、特殊なマスクを装着)で作業する、実際、あの、5時間もつやろう、と思っていたのが、4時間しか体力が持たないとか
そういう読み違いがあったと思います、はい
実際に、半面(マスク)しながら作業するっているのが
(取材者のあなた方も、この現場の取材をされて、その過酷さを)わかられたと思いますけど
そこの読みも甘かったと思います」
放射性物質を、絶対に外に漏らさず、解体しようとする現場
安全を確保しながら解体することの難しさが
取材で明らかになってきました
国は原発の解体についてどのように考えてきたのか
これは日本の原子力政策をまとめた「原子力研究開発利用長期計画」です
昭和31年にできた最初の計画の中に
解体についての記述はありませんでした
将来起こりうる解体を考慮せずに原発は造られてきたのか
専門家は、原発は事故や地震に備えて、頑丈に造ることが第一に求められ
解体に対する対策は、いわば後回しになってきたといいます
原子力バックエンド推進センター 榎戸裕二さん
「解体ということを特に考慮した設計というものは
採用されておらなかったというのが、実態でございます
設計思想においては、原子力発電所の健全性や安全性の確保ということを
主に考慮されておりまして
えー、解体については、将来の技術開発によって対応できる
また、今後、その技術開発をすることによって
十分な技術が確保できる、いう考え方のもとでやっておりまして
近い将来の課題というふうには、考えておらなかった」
(2)原子炉の廃止措置 (上記資料64頁)
原子炉の廃止措置は、原子力発電を円滑に進める上で極めて重要な課題であり、安全の確保を前提に地域社会との協調を図りつつ進めるべきである。さらに敷地を原子力発電所用地とhして引き続き有効に利用することが重要である
国が解体しやすい原発の開発を始めたのは、昭和60年代
しかし、今も国は、解体を考慮した設計を、建設の際の条件にはしていません
日本に最初の原発ができたのは、昭和41年
その後、電力需要の伸びとともに、次々と建設され
現在、57基にのぼります
しかし、解体を前提に造られていないため
現場に思わぬ問題が起きていることが、取材で見えてきました
11年前に運転を停止した(茨城県東海村の)東海発電所です
最も難しい、原子炉の解体に向けた準備が進んでいます
東海発電所の構造です
5年かけて、配管やタービンなどを解体してきました
現在は、原子炉周辺の機器の撤去を進めています
原子炉は強い放射線を出しているため
今も人が入ることはできません
そこで原子炉の解体に、国内で初めて、ロボットを導入することにしました
コンピューターを使って、ロボットの遠隔操作の訓練が行われています
ロボットを使うには、原子炉内部の詳しい構造と正確な寸法を入力しなくてはなりません
そのためには、建設当時の詳細な図面が必要でした
しかし、ここで壁にぶつかりました
必要な図面が見つからないのです
担当者
「無いものが、今このリストに無いものが、幾つかあって
それを、じゃあ、探してもらえると嬉しいんですけれども」
東海発電所の建設は、40年以上前
保管義務の無い書類も少なくないのです
<書類を保存してあるキャビネットの分類項目を辿りながら>
「ああ、違うな」
「ありました、ありました」
図面が見つかっても、古くなったり汚れたりして
数字などがよく見えないものもあります
<書類を保存してあるキャビネットから、黄ばんだ用紙を取り出す
マイクロフィルム化したと思われる資料が添付されており
専用の機器でフィルムを読み取って、用紙に出力したものが映し出される
元の資料が破損したのか、資料に何かを追加したのか、テープで張り付けたような痕跡もあって、読み取った図面の画像も、判読がかなり難しい状態>
担当者
「<出力された図面を見て>ああ、真っ黒だ」
取材者
「この辺(テープの後が黒くコピーされている)が切りばりしたところ?」
解体に向けた作業をする人
「こういうところですね
今のように電子データを、そのままPDFにしているんじゃなくて、写真を撮ったんじゃなくて
青いコピーですね、昔の青いコピーを使って、それを写真に撮ってるんですね」
これまでに集めた原子炉の図面は、あわせて1500枚
それでも、ロボットを操作するには、まだ不十分だといいます
「85番」
「そこは見えないんだよ、確かに」
「たとえば、この辺、字が全然読めないわけですよね、この濃さで見ると
こちらの図面を中心に、コントラストを当ててしまうと、字が見えないということになるんで」
日本原子力発電 松本松治副社長
「やはり、まあ、40年前に造られたものですから
今の、この解体を、想定しながら、それがうまくいくように
図面を、やっぱり整備しておかなきゃいけない、という考え方は
もう、その時点では、なかったんだろうなと思うんですね
で、今、原子力発電所を造るとなると
それこそ、そういった図面をきっちり残しておく工夫が
どんどんされていかなきゃいけないと思っています」
必要な情報を入手できないか
解体プロジェクトの担当者が、原子炉を造った当時の担当者を訪ねました
今のままでは、解体が遅れかねないため、話を聞こうと考えたのです
今年71歳になる、林勝さんです
建設が始まった昭和35年から完成まで、現場で工事を担当していました
原子炉解体担当者
「事前準備でいろんなこと調べておかないと
解体のときにですね、思わぬことが起こるというのが前提で、考えていますから」
林勝さん(建設当初から完成まで携わった工事担当者)
「これはもう、基本的にですね、解体を考慮しない建設工程で造っていますから、非常に、解体の方の、逆工程を想定するというのは難しいかもしれませんねえ」
解体を考慮せずに建てられた、古い原発
建設に携わった技術者から話をきけるうちに、方法を見極めることができるのか
解体は時間との闘いになっています
東海発電所の原子炉の解体は、2年後に迫っています
これまでに世界で閉鎖された原発は、107基
これらが次々と解体される時代を迎えています
日本より10年先に原発を導入したヨーロッパ
中でもドイツでは、32の原発のうち、既に15基を閉鎖しています
ドイツでは今、最新の技術を使って原発の解体を進めようとしています
14年前に閉鎖されたビュルガッセン発電所
ここでも、解体を考慮していなかったことで、新たな問題に直面していました
わたしたちは、日本がまもなく取り組むことになる、原子炉の解体を取材しました
この解体プロジェクトの責任者、クラウス・ヘンゲルハウプトさん
原子炉の構造に詳しい、解体の専門家です
これまで、アメリカやヨーロッパ各国で、原発の解体に関わってきました
遠隔操作のロボットを使って、原子炉の解体にあたっています
原子炉解体責任者 クラウス・ヘンゲルハウプトさん
「この原子炉は、閉鎖されたときより、放射線の量が低くなっています
それでも人への影響が無いほどではありません
だから、離れた場所で作業しなくてはならないのです
遠隔操作のロボットを開発するためには
長い時間と高い技術が必要で、コストもかかります」
ヘンゲルハウプトさんが解体に取り組んでいる原子炉です
運転を停止した今も、強い放射線を出し続けています
わたしたちは、被ばくを最小限に抑え、安全を確保するため
撮影を20分以内に終えるよう求められました
解体現場を説明する担当者
「ここの空気は外部と遮断されています」
放射線管理員
「ここは6マイクロシーベルトだけど、上に持っていけば測定の音が変わる」
(伸ばしたスティックの先についた測定器の発する音のピッチが変化して)
「音をきいて、全然違うだろ、1900マイクロシーベルト」
この数値は、一般の人が1年間に浴びても差し支えないとする量を
30分余りで超えるものです
原子炉は、運転停止から14年経っても、強い放射線を出し続けています
それは「放射化」とよばれる現象のためです
核燃料から出る中性子にさらされたため、金属の性質が変化し
自ら強い放射線を出すようになっているのです
長い間運転した原子炉は、全てこのような状態になります
ビュルガッセン原発の原子炉解体を行っているのは
世界で最先端の解体技術をもつ企業(フランスのエアランゲンにあるAREVA社)です
放射性物質による汚染を取り除く技術の開発で、実績をあげてきました
今では、細い配管の中の汚染まで、ほとんど取り除けるといいます
しかし、原子炉から出る放射線を抑えることは、この企業でもできません
除染技術 責任者 ライナー・ノイハウス博士
「原子炉の汚染を減らすことには、限界があります
大部分が放射化しているからです
原子炉自体が放射能を持っているので、取り除くことができないのです
これが、まさに原子炉の、難しいところです
表面の汚染しか、取り除くことができません
原子炉そのものが、放射化してしまうと
どんな方法を使っても、放射能を減らすことができないのです」
ヘンゲルハウプトさんは、原子炉を解体するため
建設当時の図面をもとに、1年間かけて計画を作りました
<映像に映し出されたドイツの原発の建設当時の図面は、日本のコントラストがはっきりしない、汚れてぼけたようなものではなく鮮明だった>
この計画に基づいて、解体する場所ごとに、別々のロボットを特注
更に原子炉と同じ大きさの模型を作り、事前にテストを繰り返しました
ロボットを使った解体が始まりました
常にモニターでチェックしながらの作業です
ヘンゲルハウプトさんが考えた、解体の方法です
原子炉の中に入れたロボットを、離れた場所から操作し
内部のリング状の構造物を切ります
切断に使うのは、高圧で噴出する金属を混ぜた水です
「ゆっくり静かに動かすんだ」
「速さの調節が難しい、うまくはめるのは大変だ」
「気をつけろ、止めろ止めろ、失敗してしまった」
技術の粋を集めたロボットを使っての作業
それでもヘンゲルハウプトさんが予想しなかった問題が起きました
ヘンゲルハウプトさん
<作業過程のモニターをリプレイしたものを見ながら>
「これは切り残しになっているのか?」
作業過程を説明する人
「そうです、こっちの線もジグザグです」
ヘンゲルハウプトさん
「こっちはぶれているが、切れている
でも、こっちは完全に切り残しだ」
計算上、問題なく切断できるはずだった金属が
実際には切り離せないのです
原因を探ると、問題は、溶接の部分にあることがわかりました
厚みのある溶接部分を避ければ、切れるはずでした
建設当時の図面です
溶接の幅は、20㍉と書かれていました
しかし、実際の溶接は、幅が50㍉になっていました
建設当時、溶接を厚くすることで、より安全に固定できると
(実際の建設)現場で判断していました
そのため、切断した部分は、予定より厚みがあり、切り残しが出たのです
「うまくいかなかったな」
「本当なら1回の切断でいいのに」
「ああ、計画通りだったらな」
リングの切断にかかった期間は、35日間
10日で行う予定が、3倍以上かかりました
原子炉解体責任者 クラウス・ヘンゲルハウプトさん
「原発は、解体を想定して造られたわけではなく
あくまで、運転を目的に造られています
わたしたちが想像しているような方法で、全ての部品を解体できないことが
改めてわかりました」
解体は、計画よりも、7年遅れる見込みです
費用も当初の900億円から、およそ1.5倍の1300億円に膨れ上がっています
ドイツの取材から見えてきたのは、最先端の技術を使っても
時間とコストがかかる、原発解体の難しさでした
世界で運転を取りやめた原発は、既に100基以上
取材を進めるうちに、さらに大きな課題があることがわかってきました
解体に伴って原発から出る、大量の放射性廃棄物の問題です
解体したあとに残る廃棄物
原子炉で使われた核燃料を含め
人が住む環境に影響を与えないよう
特別な容器に入れ、地下などに処分しなければなりません
しかし、世界各国は共通の問題を抱えています
全ての廃棄物を埋められる処分場がある国は、ひとつもないのです
「この土地に放射性廃棄物は要らない」
今年5月、ドイツ(のザルツギッター)で処分場の建設に反対するデモが行われていました
今、ドイツでは、放射性廃棄物が大きな問題となっています
国民の不信感を募らせたのは、廃棄物の処分を巡って起きた、或る出来事でした
ドイツ中部、11年前に閉鎖されたアッセ処分場です
施設は地下深くにあります
<専用エレベーターで取材班が地下へ>
ドイツ政府は、処分場を造る際、安定した地質だと住民に説明していました
しかし、問題が発覚し、閉鎖されたのです
処分場管理担当者
「ここは深さ595㍍の地点です
壁が塊になって剥がれてしまうんです」
<担当の女性が、素手で掘り出された地盤の壁面を掴むと、ボロボロと砕け落ちる>
処分場の壁はあちこちで崩れていました
<壁面は、たくさんの亀裂が延々と入り、不規則に崩れている>
建設当時は予想しなかった地下水が漏れ出し
汚染が広がる恐れも出てきたといいます
過去に持ち込まれた放射性廃棄物は、今も埋められたままです
処分場管理担当者
「この下の廃棄物から出る放射線は、命にかかわるほど強いです」
処分場の環境が悪化していたことを、国は10年近く公表しませんでした
アッセ処分場は、住民不信の象徴となりました
ドイツでは、解体の時代を迎えても
住民が処分場を受け入れることは、極めて難しいのです
国(ドイツ)の放射性廃棄物管理委員会のミハエル・サイアー委員長です
ドイツは、原発の建設を優先し、廃棄物の問題を先送りしてきた、と考えています
放射性廃棄物管理委員会 ミハエル・サイラー委員長
「そもそも原発を使い始めるときから、処分場のことを考えるべきだったのです
原発がある、どの国でも、放射性廃棄物が、大量に生まれています
そして、最終的な解決方法を見出した国は、世界のどこにもありません
わたしたちは、解体や廃棄物の処分の問題に、もっと注目すべきなのです」
処分場がないまま進む、原発の解体
今、最も深刻な状況を招いているのが、イギリスです
1956年、イギリスは、世界で初めて原発を建設しました
エリザベス女王
「皆さんは歴史が誕生する瞬間に立ち会っているのです
未来は私たちが想像できないものになるでしょう」
それ以来、半世紀あまりの間に、45基の原発を作ってきました
しかし、その半数を超える25基は、既に寿命を迎え、閉鎖されました
そのため、解体や廃棄物の処理に
多額の税金をつぎ込まざるを得ない事態に陥っています
イギリスで、今後必要となる費用は、11兆円
市民の間で、問題意識が高まっています
車の運転席からインタビューに答える一般市民らしき男性
「原発の解体は問題だ、本当に恐ろしい
どこに放射性廃棄物を置くというのか」
公園のベンチに座っている初老の男性
「どこの国よりも廃棄物を多く作ってきた
そのツケを背負うしかないんだ」
なぜ費用が膨らんだのか
18年前に運転を停止した、トロースフィニド原発を取材しました
発電所にある貯蔵施設には
放射性廃棄物が入ったドラム缶が積み上げられていました
どこにも処分場がないからです
そこで、やむを得ず、発電所内にもう一つ貯蔵施設を作ることになりました
建設費はおよそ30億円
すべて、国民の税金です
貯蔵施設責任者
「1960年代に原発をつくったときには
こんな施設が必要になるなんて思ってもいませんでした
廃棄物の処分場がないから、こんな施設をつくらないといけない
もし処分場があれば、こんな施設はいらないのに」
経営が立ち行かなくなった原子力関係の企業も出ています
イギリス中西部にある、セラフィールド
ここでは、世界有数の原子力企業が
原発だけでなく、使用済み核燃料の再処理工場などを運営していました
しかし、放射性廃棄物の処理や再処理工場で起きた事故への対応に費用がかさみ
債務超過に陥ったのです
こうした費用を、国が肩代わりすることになり
3兆5千億円の税金を投じる事態になっています
費用がかさむのには、もう一つ理由があります
処分場をめぐる地域への対策費です
国の放射性廃棄物処理の責任者、アラン・エリスさん
各地を回って、住民への説明も行っています
処分場への不信感が根強いイギリス
ほとんどの自治体が拒否するなか
3つの自治体が建設に関心を示しました
しかし、受け入れには条件がありました
(カンブリア州)地元議員 女性
「処分場を受け入れると、利益があるのか、みんな興味をもっているのよ」
アラン・エリスさん
「処分場は地域のためになります」
地元議員 女性
「それは見通しでしょ
地域としては、ただ処分場を造らせるのではなく
関連事業も含めたあらゆるところから、利益を得たいのです
そうすれば、多くのお金を得られます」
地元住民 男性
「それは重要だ、最初に考えてほしい大事な点だ」
住民からは具体的な地域振興策を求める声が相次ぎました
原子力廃止措置機関 アラン・エリスさん
「地域に利益をもたらすことができるか、それが処分場を造る鍵になります
地元の要求、すべてに応えるのは不可能です
理解を求めていくしか、ありません」
エリスさんは、処分場を建設するめどを立てられずにいます
イギリスでは25基の原発の解体や、廃棄物処理などの費用が積み上がり
最終的には、11兆円という巨額な負担になったのです
負の遺産を解決できないまま、今、世界は原発の建設に舵を切り始めています
国連気候変動サミット 9月22日
温暖化対策につながるとして
二酸化炭素を出さない原発に注目が集まっているからです
アメリカ オバマ大統領
「気候変動による危険は否定できない
私たちは責任を取らなければならない」
フランス サルコジ大統領
「温室効果ガスを、2050年までに50%削減
先進国は、80%削減しなければならない」
ヨーロッパではチェルノブイリの事故以降、およそ20年ぶりに、(フィンランドで)原発の建設が再び始まりました
新興国でも、建設ラッシュが始まっています
経済成長を続ける中国
今後3年間で、16基の建設を計画しています
今後、世界で造られる予定の原発は、100基を超えます
放射性廃棄物という課題に、わたしたちはどう向き合うのか
原発の建設と解体が同時に進むイギリス
カンブリア州 イギリス
政府は、温暖化対策やエネルギーの確保を目的に、方針を転換
原発建設に乗り出しました
エネルギー気候変動省 エド・ミリバンド大臣
「この国には原子力ルネサンス、新しい原発が必要です
気候変動が国民の考え方を変えたのです
原子力ルネサンスは、世界中でわきおこっています」
これに対し、政府内から反対する声もあがっています
政府のエネルギー諮問委員会 ジョナサン・ポリット委員長
「廃棄物の問題を解決した国は、ほとんどありません
現状では、原発は、デメリットの方が大きいのです
問題が解決できるまでは、新たに原発の建設を、進めるべきではありません」
市民の間でも意見が分かれています
原発の建設候補地で開かれた、電力会社による住民説明会です
住民 男性A
「原発は持続可能な発展をもたらします
反対している人はごくわずかです」
住民 女性
「本当に、この村が建設に適しているのですか」
住民 男性B
「なぜ、ここに原発を建てたいと思うのか、わかりません」
電力会社幹部 女性
「雇用が生まれますし、将来的には子供にとっても良いニュースです」
イギリスでは政府、住民、さまざまなレヴェルで議論が広がっています
日本でも、2つの原発が解体されると同時に、9基の建設計画が進んでいます
しかし、国民的な関心は十分に高まっているとはいえません
処分場がないまま、解体で出る廃棄物が、増え始めています
東海発電所
解体が進む東海発電所
運転中の7倍の放射性廃棄物が出ると見込まれています
東海発電所に設けられた貯蔵施設です
廃棄物は専用の容器に入れられ、コンクリートの施設の中に保管されていました
しかし、広さは限られています
解体作業が進むと、数年後には、満杯になるとみられています
日本原子力発電 松本松治副社長
「解体をやってるんだけど、その廃棄物が、どう処分されるのかわかんない
外に出せない場合は、そこに(発電所内)保管せざるを得ないわけですが
そこがだんだんとひっ迫してくると
ある意味、解体に、着手が出来ない、という状況に陥っていく、ということになろうかと思います」
放射線の影響を受ける廃棄物は、6万8千トン
少しでも減らすため、一般の製品にリサイクルしようとしています
国の制度では、放射線が胃のレントゲンで浴びる量の60分の1を下回れば
リサイクルできます
作業員は汚染の度合いを測定します
「線量、どうですか?」
「100以下で、OKです」
基準以下と認められれば、原発の外に持ち出すことが認められます
この日、リサイクルが許可された廃棄物を、地元の企業に持ち込みました
廃棄物を溶かして、ベンチやテーブルに加工しています
リサイクルの目標とする量は4万㌧
しかし、こうした廃棄物の加工を引き受けてくれるのは、1社だけです
健康に影響のないレヴェルだとしても、放射能への抵抗感が根強いためだといいます
リサイクルを始めて2年
まだ、広がっていません
国は放射性廃棄物の処分場について、どう考えているのか
平成13年にまとめられた国の審議会の報告書です
<廃止措置安全小委員会の報告書 実用発電用原子炉施設の廃止措置に係る安全確保及び安全規制の考え方について>
原発が、解体撤去される前に、廃棄物の処分場を造ることが不可欠だ、と指摘しています
東海発電所で、原子炉の解体が始まるのは、2年後
大量の廃棄物が生まれることになります
原子力委員会 東京 千代田区
国の原子力政策を立案する、内閣府原子力委員会の近藤委員長に
処分場がない現状をどう考えているか、問いました
内閣府 原子力委員会 近藤駿介委員長
「当初は、もう少し、あの、早く進むということを想定していたと思うんですけど
しかしこれは、あの、いろいろな、あの、当時、想定していなかった、いろいろな
不都合というか、不具合が、プロセスにおいて起きた結果として遅れている
国民との対話を通じてですね
自分たちの問題という理解していただける、そういう人たちの数を増やしていく、と
私は、あの、まだまだそういう目で見ますとね
われわれ日本の原子力関係者の努力というのは、足りないと」
国民の理解を広げ、処分場を造りたいとする国
原発を推進してきた責任が、今、問われています
原発解体で出る廃棄物の問題に
将来、向き合うのは、子供たちです
<小学生を対象にした、市民による原発を考える授業>
処分場建設の必要性を広報する男性
「わたしもそうですし、みなさんもそうなんですけれど、日ごろ、エネルギーって、だいぶ使ってますでしょ
今ね、日本でですね、電気のうちの原子力っていうのは、30%くらい
3割くらいはね、原子力発電、使っているんです」
大和田小学校 埼玉 新座
小学生A 男児
「まず、賛成の方から、いきたいと思います
賛成の理由は、電気ができて、二酸化炭素を出さずに
環境にも、すごくいいと思いました
土の下に置くと、地上の人々たちにも邪魔にならないからです」
小学生B 男児
「僕は反対しました
理由は、地下に埋めても、そのうち埋められなくなって埋めるところがなくなります
いくら環境にいいとしても、地上に置かれるとちょっと怖くて
厳重にされているとしても、ほんとに怖くなるからです」
原発の負の遺産を、次の世代に先送りし続けるのか
わたしたちは再びふげんを取材しました
地下に造られた廃棄物の処理施設では
作業員たちが、廃棄物を分別する作業に追われていました
解体で増え続ける放射性廃棄物
日本のどこに処分されるのか
その行方は決まっていません
人類が原発を手にしてから、半世紀
これまでに造られた原発は、世界で539基にのぼります
そして、そのすべてが、いずれ解体され、廃棄物となるのです
以上
地獄の黙示録…
塩谷町長「廃棄物福島処理を」
放射性物質を含む「指定廃棄物」の最終処分場の建設をめぐり、栃木県内の候補地となっている塩谷町は、指定廃棄物を福島県内でまとめて処理すべきだという提案をまとめました。
東京電力・福島第一原子力発電所の事故に伴って発生した、1キログラムあたり8000ベクレルを超える放射性物質を含む「指定廃棄物」について、国は、関東と東北のあわせて5つの県に最終処分場を建設する方針で、栃木県内では塩谷町の国有地が候補地になっています。
塩谷町では、近くの水源が汚染されるなどとして反対運動が起きていて、今回、町は、指定廃棄物を各県で処理するという国の方針を見直し、福島県内でまとめて処理すべきだという提案をまとめました。
この中では、指定廃棄物を福島第一原発周辺の「帰還困難区域」にまとめて中間貯蔵を行い、最終的には原発の敷地内で最終処分を行うよう求めています。
塩谷町は、5日までに見形和久町長が県内すべての市と町を訪れて提案文を配り、理解を求めたということです。
見形町長は、NHKの取材に対し「ただ反対するのではなく、私たちの考えを示して理解してもらい、新しい局面を迎えたい。福島県には十分な補償を行い、指定廃棄物は拡散させずに処分するべきだ。
環境省には基本方針を見直してほしい」と述べました。
国は11月9日に宇都宮市で会合を開き、県内すべての自治体の長に対して、候補地選定の基準などについて改めて説明することにしています。
(2014年7)11月06日 18時12分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096776641.html?t=1415265685039
30年後に福島県外で最終処分、という夢を本当に実現するつもりなら、今から必死で最終処分地をさがすはずなのに。
1914年(大正3年)には猪苗代水力電気が福島県の猪苗代第一発電所から東京都北区田端まで約225キロメートル区間にも及ぶ長距離高圧送電に成功し、送電技術も確立されていった。大正時代に入ると電力会社間の競争が激化し、やがて東京電燈、東邦電力、大同電力、宇治川電気、日本電力のいわゆる「五大電力会社」が誕生。これらを中心として木曽川、信濃川、飛騨川、天竜川、庄川などで水力発電の開発が進められていった。
ja.wikipedia.org/wiki/日本発送電
帝都東京を育てた福島県
原発事故の避難区域の住民 「戻らない」決断増
(2014年)20143月11日 7時23分
東京電力福島第一原発の事故で、全域が避難区域になっている原発周辺の4つの町の住民に、NHKなどがアンケート調査を行ったところ、「ふるさとに戻らない」と決断した人が40%を超えていることが分かりました。この1年で戻らないと決断した人は3人に1人で、復興の遅れなどが影響しているものとみられます。
震災と原発事故から4年がたちますが、今も福島第一原発周辺の10の市町村に避難指示が出され、自主的に避難している人も含めると、福島県全体ではおよそ11万9000人が避難生活を続けています。
NHKと関西学院大学災害復興制度研究所では、原発から10キロ圏内にあり、全域が原発事故の避難区域になっている大熊町、双葉町、富岡町、浪江町の4つの町の住民5000人を対象に、去年11月から12月にかけて生活再建の状況などについてアンケートを行い、このうち1154人から回答を得ました。
このうち、ふるさとの町に戻るかどうか決断したか尋ねたところ、「決断した人」は659人で、このうち「ふるさとに戻る」と回答した人は165人、「ふるさとに戻らない」と答えた人は490人でした。
「戻らない」と決めた人は回答者全体の42%に上り、戻るかどうか決断した人の中でも74%を占めていました。
「戻らない」と決断した時期については、原発事故後1年以内が18%、1年から2年が20%、2年から3年が25%、この1年が33%で、時間の経過とともに増えていて、この1年で戻らないと決断した人が3人に1人に上っていて、アンケートでは「放射性物質の影響がまだ残っている」とか「復興の将来像が見えない」という声も相次いでいて、復興の遅れなどが影響しているものとみられます。
アンケートの結果からは、避難の長期化に伴い、今後、避難先への移住などが増えることが予想され、国や自治体に対しては、復興をさらに加速させるとともに、ふるさとの将来像などを住民に分かりやすく示していくことが求められています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150311/k10010010891000.html
↑ 訂正 2015年3月11日に配信
再開小学校 来春在籍児童なしか
09月27日 12時52分
原発事故に伴う避難指示が去年、解除された川俣町の山木屋地区にことし、7年ぶりに地元で再開した小学校で、現時点で来年春以降、在籍する児童がいなくなり、町は開校からわずか1年で休校の判断を迫られていることが分かりました。
これまでに地元で再開した41の小中学校のうち、在校生がいなくなるのは初めてです。
去年春に避難指示が解除された川俣町の山木屋地区には、ことし春、小中一貫校として「山木屋小学校・中学校」が7年ぶりに再開し、あわせて15人が通っていて、このうち小学校の5人は全員が6年生で、来年春に卒業します。
町によりますと、今月、教育委員会の担当者が、町に住民登録があり、来年春、小学校に新1年生として入学する対象となる児童2人の家族と連絡を取ったところ、町外のほかの小学校に入学させる考えだと伝えられたということです。
現時点で1年生以外のほかの学年でも転入する予定の児童がいないことから来年春には在籍する児童がいなくなり、町は開校からわずか1年で休校の判断を迫られていることが分かりました。
原発周辺にある10の市町村では、これまでに41の小中学校が地元で再開しましたが、在校生がいなくなるのは初めてです。
川俣町教育委員会は、「タブレット端末など、最新の教材を使った授業や少人数ならではの教育の魅力をPRして、児童確保に努めていきたい」としています。
fukushima/20180927/6050002795.html
福島県沖 ヒラメ約8倍に増加
09月24日 18時13分
原発事故の影響で回数や海域を限定した試験的な漁が続けられている福島県沖で、震災前に比べてヒラメがおよそ8倍、ナメタガレイがおよそ7倍に増えていることが県の調査でわかりました。
県は豊富な資源を漁業の復興につなげるため、検査を継続し、販路の回復を支援することにしています。
福島県は、沖合の10か所で月に1回、調査船による資源量の調査を行い捕獲された魚介類の面積あたりの重さ「重量密度」を算出しています。
それによりますと、去年1年間の平均は、震災前の5年間の平均と比べてヒラメがおよそ8倍、ナメタガレイがおよそ7倍と大幅に増えていたことがわかりました。
体長もヒラメの場合、震災前は40センチ前後がもっとも多かったのに対し、おととしのデータでは50センチから60センチが多く大型化しているということです。
福島県沖では、原発事故の影響で回数や海域を限定した試験的な漁が行われていて、水揚げ量が去年でも震災前の13%ほどにとどまっていることが原因と見られています。
県の水産資源研究所の松本陽副主任研究員は、「予想以上に資源量が大きく増加している。ただ、一気に取れば当然資源が減ることが想定されるので、価格を落とさずに持続的に漁獲できる取り方を提案していきたい」と話しています。
福島県沖の魚介類を対象にした県の放射性物質の検査で国の基準を超えたものは平成27年4月以降出ておらず、県は豊富な資源を復興につなげるため、検査を継続し、販路の回復を支援することにしています。
fukushima/20180924/6050002762.html
原発港湾への魚出入り防止強化へ
09月27日 19時13分
ことし7月、福島県沖で取れたヒラメから県漁連の自主基準を上回る放射性物質が検出されたことを受けて、東京電力は福島第一原発の港湾内にいたヒラメだった可能性があるとして、港湾の入り口付近の刺し網を増やして、魚の出入りを防ぐ対策を強化することになりました。
ことし7月、いわき市沖で取れた1匹のヒラメからは国の基準以下ではあるものの、県漁連の自主基準を上回る放射性物質が検出され、県漁連は一時、試験的な漁を自粛しました。
その後の調査では、福島県沖で取れた136匹のヒラメすべてで放射性物質は検出されず、県の水産海洋研究センターは、原発の港湾内に生息していたヒラメが港湾の外に出て水揚げされた可能性が高いと分析しています。
これを受けて、対策を検討してきた東京電力は、魚の出入りを防ぐために港湾の入り口付近の刺し網を増やすことを決め県漁連に報告しました。
港湾の入り口付近では、金属製のフェンスや3枚の刺し網がすでに設置されていますが、こうした対策物の隙間を埋めるように、深さ12メートル長さおよそ50メートルの網を来年2月までに設置する計画です。
福島第一原発の港湾内では、海水の放射性セシウムの濃度が1リットルあたり1ベクレル程度で推移し、水産海洋研究センターの試算ではヒラメが港湾内にいた場合、5か月ほどで自主基準を超えるということです。
fukushima/20180927/6050002801.html
福島第一原発の処理汚染水 8割以上が基準超の放射性物質
2018年9月29日 5時27分
福島第一原子力発電所の敷地にたまり続けている汚染水を処理したあとの水について東京電力は、8割以上の75万トンで放射性物質の濃度が環境中に放出する際の基準を上回っていたという推定結果を明らかにしました。
福島第一原発で出る汚染水を処理したあとの水には、取り除くのが難しい「トリチウム」という放射性物質が含まれ、原発の敷地にあるタンクでおよそ94万トンが保管され、増え続けています。
この水の中には、トリチウム以外にもルテニウムやヨウ素などの放射性物質が一部、環境中に放出する際の濃度の基準を上回っていることが確認されていましたが、東京電力は、データをまとめたところ、満水となったタンクの水あわせて89万トンのうち、およそ84%にあたる75万トンでこうした放射性物質の濃度が基準を上回っていたという推定結果を明らかにしました。
このうち複数のタンクでは、放射性物質を処理する設備の不具合で基準の2万倍近くに達しているとみられる放射性物質もあるということです。
東京電力は事故の2年後からこうした放射性物質を処理する設備を運用してきましたが、発電所全体のリスクを下げるために、濃度の基準にこだわらず運用した時期があったとしています。
東京電力は今後、海洋や大気など環境に放出する処分を行う場合、トリチウム以外の放射性物質を水で薄めるのではなく、再び処理設備を運用して基準以下にすることを検討しているということです。
20180929/k10011648861000.html
Zapping Nuclear Waste in Minutes Is Nobel Winner's Holy Grail ... - Bloomberg
https://www.bloomberg.com › graphics
24 時間前 · “It would be the Holy Grail,” said Christian Chardonnet, head of infrastructure for major projects at the French ministry of ...
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