2011年4月12日火曜日

根本的問題は原発の安全対策・危機管理対策が実質的にほぼ皆無だった件

まあ反原発派がこの機会に乗じて反原発運動を加速させてるわけですが・・・

確かに、

安全対策と危機管理対策が皆無または不十分な原発 = 悪

に関しては議論の余地すら無いわけですが
「全ての原発=悪」とするには何故か反原発派があまり熱心ではない下記の件を徹底追及する必要がありますね・・・

1.安全対策が皆無・不十分だった原因と責任の追及。過去の安全対策費の行方の調査。
2.危機管理対策がほぼ皆無だった原因と責任の追及。
3.勿論、安全対策がほぼ皆無だった原発を稼動させてた(再稼動させた)責任の所在。

要するに先ずはここらを明確にせずに次のステップに移ってもまた利権が絡んで色々問題が起きるわけです。

55 件のコメント:

ヤクポッポ さんのコメント...

やーホントそこなんだよね
ウンコの上に絵に描いた餅を
並べてもどうしようもねえんだってw
議論以前の問題じゃん

大体、政府にせよ東電にせよ
Twitterで囀ってる安全厨にせよ
教室でウンコ漏らしたのを必死で隠す小学生かテメーらは、っていうw

中国産野菜の放射線にはギャーギャー騒いで
フクスマ産なら「洗えばケンチャナヨ!」
ってのがご自慢の大和魂っていうなら好きにすりゃいいけどネー。。。w

他人に厳しくする以上は
それ以上に自分に厳しくないといかんよ

「核被曝国だから核武装をするべき」とか
「被災地だからフクスマ産を食べるべき」とか

そんな道理が通じるわけがねーだろ・・・w

匿名 さんのコメント...

↑ ↑
それよりも、このどさくさに
もっと危険な韓国産の飲料水、食品、
その他を日本国内に入れる事。

殺人インフル、口蹄疫、等々
検疫体制はどやねんな。

入れたらアカンで。

匿名 さんのコメント...

原子力発電所が建設された当初から携わった技術者は、巨大プラント全体の技術的な全体構造をよく理解して把握していたが、その人物はとうの昔に引退し、誰もまともにその重大な責任を継承してこなかった。

2011.03.11 14:46  地震発生 
2011.03.11 15:46  東電武藤副社長ヘリで現地へ出発
2011.03.11 16:36  1~4号機 全電源喪失(非常用冷却システム稼動リミット7~8時間)バッテリー切れると、原子炉の弁が閉じ、注水不可能になる 電源車緊急要請      
2011.03.11 21:00頃 高圧電源車2台 東北電力から到着
2011.03.11 21:46頃 2号機の原子炉に注水ができない 原子力安全委員長・班目春樹背筋凍り付く
2011.03.12 00:00過 高圧電源車2台

「高電圧車」は到着したものの、弁を開ける為に必要な「低電圧」確保できず。
電圧の変換作業も、瓦礫に阻止されケーブルの長さ不足。
原子炉のつなぎ込み口、津波で水没。
中央制御室の停電でベント準備難航。

2011.03.12 03:00  海江田経産相 ベント指示
2011.03.12 05:00  中村幸一郎保安院審議官「1号機で(原子炉内の放射性物質と共に蒸気を放出する)ベントをやる」
2011.03.12 07:00  菅直人 視察
2011.03.12 12:30  1号機、炉内の水位低下 4mある機燃料棒、1.7m水面から露出(東電、測定計器の故障の可能性示唆)
2011.03.12 14:30  ベント開始
2011.03.12 15:36  1号機水素爆発 建屋上部吹き飛ぶ

巨大な原子力発電プラントの技術的な全体構造を「誰も」理解していないので、「誰も」適切な指示が出せない。
これは、[ここの発電所に限ったこと]ではない。
  
cf.原発事故1カ月…水失った原子炉、崩れた「神話」
2011.4.9 08:11
ttp://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040908190006-n1.htm

匿名 さんのコメント...

・平成22年度文部科学省原子力防災訓練について(速報)
 総務省消防庁・防衛省は参加なし
ttp://www.bousai.ne.jp/vis/topics/sokuhou_2010.pdf

・平成18年度原子力防災に関する取組みについて
ttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/004/014/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2009/05/13/20070806_02b.pdf

上記2点を比較。上が民主党政権下、下が自民党政権下。

匿名 さんのコメント...

福島県 原子力安全対策課
ttp://www.pref.fukushima.jp/nuclear/bousai/index.html

福島県と国が協力して整備した「福島県原子力災害対策センター」
http://www.pref.fukushima.jp/nuclear/bousai/bousai41.html

いくら補助金が福島県に入っても、福島県の大学で原子力防災の専門講座がない

平成15年度福島県原子力防災訓練実施要領
http://www.pref.fukushima.jp/nuclear/pdf_files/h15-kunren.pdf

財団法人福島県原子力広報協会
ttp://www.atom-fukushima.or.jp/qa/qa-193/anther.shtml
 サイト全体を読んでいると、悲しくなるので要注意。

匿名 さんのコメント...

・平成15年度版 総務省消防庁 消防白書 消防白書原子力災害対策の課題
ttp://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h15/html/15183210.html

・平成22年度版 総務省消防庁 消防白書 第7節 原子力災害対策 [原子力災害等の現況と最近の動向]
ttp://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h22/h22/html/1-7b-1.html

・平成22年度原子力総合防災訓練の概要 特殊災害室
ttp://www.fdma.go.jp/ugoki/h2212/2212_09.pdf

原子力災害が起きたら、とにかく患者を病院に運ぼう!

匿名 さんのコメント...

原子力発電プラントの建設に詳しい小沢一郎先生のモットーは「国民の生活が第一」

「原子力災害の恐ろしさ」も熟知しているから

消防白書で指摘されていた「課題」に真正面から取り組んで国民の生活を守るために、唯一奮闘してくれる

日本で一番頼もしい政治家。

匿名 さんのコメント...

・JNES 独立行政法人 原子力安全基盤機構
原子力の安全確保に取り組む専門家集団
ttp://www.jnes.go.jp/

原子力防災 Nuclear Emergency Preparedness
ttp://www.jnes.go.jp/bousaipage/indexj.htm
万一原子炉施設で事故が発生した場合に住民や環境への影響を最小限に抑えるため、日頃から緊急時を想定した訓練を行うほか、緊急時に必要となる施設、設備を整備しておくことが重要です

世界に誇る‘Preparedness’

「緊急時に必要となる施設、設備を整備しておくことが重要です」と広報

匿名 さんのコメント...

顎をしゃくりあげて、居丈高に人を面罵する「仕分け」劇場にうっとり
強烈なカタルシスを感じて大満足・大興奮した方々

「低レベル」圏内に御案内いたします、はい、どうぞ。

匿名 さんのコメント...

⇒設計者が退社したら廃炉にするのは世界の常識

匿名 さんのコメント...

JNES 独立行政法人 原子力安全基盤機構

匿名 さんのコメント...

 →郵政改革法案
ttp://news.google.co.jp/news/search?pz=1&cf=all&ned=jp&hl=ja&q=%E9%83%B5%E6%94%BF%E6%94%B9%E9%9D%A9%E6%B3%95%E6%A1%88

「震災の時にどうかしている」 自民・石原氏、郵政特別委設置強行に怒り
2011.4.12 11:56

匿名 さんのコメント...

某ネットゲリラの中の人のデブリンコひーちゃんががこんなエントリー
(http://shadow-city.blogzine.jp/net/2011/04/post_3ad9.html)を書いているのですがひーちゃんそのものじゃないですか。
彼は自分が言った言葉は自分に返ってくることを「ウンコは自分がウンコであることがわからない」という自身の発言から学ばなかったのかなw
あとひーちゃんにとり犬とは自分の支配欲をぶちまけるためのおもちゃであり、他者を辱める記号でしかないみたいですね。
これでは犬がかわいそうです。
そして彼も大好きなと変わりませんね。

匿名 さんのコメント...

原子力学会、小学教科書に提言 再生エネ過大評価指摘
2011/02/25

エネルギー安定供給や温暖化対策の視点で原子力の利用拡大が不可欠な点を記載するよう指摘

ttp://www.shimbun.denki.or.jp/eneeco/news/20110225_01.html

■ お ね が い ■
 
日本の原子力防災の現状と今回の惨事について
詳細に教育の場で伝えて下さい

それが未来を担うこどもたちへの
責任です

匿名 さんのコメント...

総理の動き「ビデオ版」
総合防災訓練
平成18年9月1日
  ttp://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2006/09/01bousai.html

匿名 さんのコメント...

小泉総理の動き
原子力総合防災訓練
平成14年11月7日
 ttp://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2002/11/07gensiryoku.html

匿名 さんのコメント...

鳩山内閣総理大臣記者会見、原子力総合防災訓練-週間総理ニュース-
ttp://video.jp.msn.com/watch/video/%E9%B3%A9%E5%B1%B1%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BC%9A%E8%A6%8B-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E8%A8%AA%E5%95%8F-%E5%9B%BD%E6%B0%91%E6%A0%84%E8%AA%89%E8%B3%9E%E8%A1%A8%E5%BD%B0%E5%BC%8F%E7%AD%89-%E9%80%B1%E9%96%93%E7%B7%8F%E7%90%86%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/qsf5p9ry

菅内閣総理大臣原子力総合防災訓練、待機児童ゼロ特命チームほか -週刊総理ニュース-
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=3Akowg4eIPQ

匿名 さんのコメント...

原子力総合防災訓練
ttp://news.google.co.jp/news/search?pz=1&cf=all&ned=jp&hl=ja&q=%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%B7%8F%E5%90%88%E9%98%B2%E7%81%BD%E8%A8%93%E7%B7%B4

菅首相、半年前の浜岡原発防災訓練を覚えてなかった
報告書もまだ提出されてなかった

匿名 さんのコメント...

Congressman U.S. May Not Be Prepared to Respond to Nuclear Disaster
by Sasha Chavkin
ProPublica, March 16, 2011, 1:35 p.m.
ttp://www.propublica.org/article/congressman-u.s.-may-not-be-prepared-to-respond-to-nuclear-disaster

匿名 さんのコメント...

U.S. Health Care System Unprepared for Major Nuclear Emergency
by Sheri Fink, Special to ProPublica April 7, 2011, 12 p.m.
 ttp://www.propublica.org/article/us-health-care-system-unprepared-for-major-nuclear-emergency

匿名 さんのコメント...

Naoto Kan, Former Japan Prime Minister, Says Country Was Unprepared For Nuclear Crisis
02/17/12 06:05 AM ET
http://www.huffingtonpost.com/2012/02/17/naoto-kan-japan-unprepared_n_1284033.html

今更言わずもがなのことですが、3.11以前の直近の原子力災害の訓練の総指揮者であっても、訓練時にはその欠陥を自覚できなかった。そして歴代の総理大臣も同様に。

すったもんだの挙句、「ヘリコプターからの散水で鎮圧だあ~」という大和魂。

これまで「原子力災害に備えて費やされた税金」は、どこに還流したのでしょう。

問題点がこれでもかというくらい暴露されている状態で、しかも課題の整理と対策、訓練、強化というストラテジーが着実に進行していて、さすが鎖国日本島、感動したっ!

作業員の身元の洗い出しは当然で、その質を向上させる訓練の見直し、ヒューマンエラーを想定した効率的なモニタリングシステムの再構築等、繰り返される小さくても重大な結果を招く不注意から起きた障害から教訓を得て、さすが鎖国日本島、やることが確実で的確すぎて、感動したっ!

1999年9月30日の「ステンレスのバケツでマゼマゼで臨界だあ~」当時の衝撃の生々しさが、「ヘリコプターからの散水で鎮圧だあ~」へ進化したとは…。

しかし、備えがないとわかったなら、やはり米帝様に、一刻も早くご相談をすべきでした。

決断できたのは、あなた本人でした。

匿名 さんのコメント...

福島原発事故独立検証委員会(民間事故調) 記者発表 2012年2月28日

みんなが空気を読みあって惰性で築き上げた安全神話に縋ったガラパゴス状態の日本

海外からの助言や警告を無視する自称優等生国家意識

などと、シャレた言葉を並べて日本の体質を描写していましたが、つまり、日本島はいまだに「鎖国」だってことでしょ?

「安全保障」のイロハを知らない非常識国家であることを自信をもって表明した以上、もう先進国じゃないんですから、「非常事態宣言」を発令して、日本島は「神話の国」として新しく独立すべきですね。

そうそう、神話博が島根で開かれるって、知ってました?

本当に、恥ずかしい記者会見です。英語で配信されちゃうんでしょうか?

匿名 さんのコメント...

「ただちに健康に影響はない」という多用された表現や、後になって小出しに明らかになる「実はこうだった」という情報発信の形態が、不信や憶測を招いた、或いは、国際的な配慮に欠けた情報の出し方だったという論評をした報告書の執筆陣本人が、この報告書の翻訳に今後3週間もかけること、報告書出版への引き合いが何社からもきて、電話が繋がらない状態だから、早く商業ベースに乗せたい、なんてことを言って、会見を締めくくるんだから、「おお、まさに『神話の国』」と痛感した。

もちろん記者会見の transcript は少なくとも日本語と英語で、明日にはWeb上にアップされるわね。

それが情けない国の生態とは自らを差別化した「有識者」の方々の道理だな。

鮮やかに分析してみせた、という高揚感が記者会見にはあったが、同時通訳や手話通訳があったのかは、知りません。

それに「腐った根」が支配する権力構造は、先端科学の集合体の一つである原子力産業・原子力行政に限ったことではなく、この構造がこの国を支配する「道理」となり、それが日本固有の「市場原理」を生み、自称有識者も含めて、既に「致命傷」で瀕死の状態だと宣言する記者会見は、怖かった。

匿名 さんのコメント...

PBS の FRONTLINE で福島関連のドキュメンタリーが放送されます
Inside Japan’s Nuclear Meltdown
February 28, 2012
http://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/japans-nuclear-meltdown/

実際の放送後に、以下のアドレスから日本でも視聴できます
http://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/view/

これに関連して NPR で関連の特集がありました
One Year Later, 'Inside Japan's Nuclear Meltdown'
February 28, 2012
http://www.npr.org/templates/transcript/transcript.php?storyId=147559456

また NPR では、以下の特集で「科学的な面」からの連載があります
The Science Of Japan's Nuclear Crisis
http://www.npr.org/series/134592647/explainers-inside-japans-nuclear-crisis

ほぼ総てが音声・トランスクリプトも含めて、ダウンロードできます

匿名 さんのコメント...

納入前に損傷、米原発の三菱重工業製蒸気発生器で
2012.2.28 20:41
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120228/mcb1202282041040-n1.htm

蒸気発生器は多数の細管で構成され、加圧水型原発の“アキレスけん”ともいわれる

三菱は…まずいんじゃないんでしょうか。

匿名 さんのコメント...

悲しき秀才さんが示唆された 近藤正晃ジェームス(一般財団法人 日本再建イニシアティブ専務理事)

e-Gov 電子政府の総合窓口内で検索しても、どういう部門の内閣府本府参与なのか確認できない自分が恥ずかしい

3.11の多重災害について、欧米のシンクタンクやINPO(原子力発電運転協会)、国際機関やアメリカ行政府の資料をかなり読み漁っているが、Web上から蒐集できる量も膨大で、本事案の重大性に鑑み、アクセスも非常に容易

おまけにそんなに優秀な人が内閣府本府に参与として関わっていて、しかもこれだけ安価で多様な通信デバイスがある現代にあっても、今後の教訓に生かす「記録」を残せなかったのだから、都合よく証言を組み合わせて検証報告書を出すのは容易だね


優秀な有識者揃いで翻訳に3週間もかける理由と、Web上で公開しない体質が本性

検証報告書がアマゾン書籍部門で1位って、そりゃ浮かれておめでとう

めでたい奴らだと失笑されているのも、こそばゆい快感なんだろうね、鎖国日本マンセー!

匿名 さんのコメント...

Fukushima in review: A complex disaster, a disastrous response
Yoichi Funabashi and Kay Kitazawa
Bulletin of the Atomic Scientists
published online 1 March 2012
http://bos.sagepub.com/content/early/2012/02/29/0096340212440359.full.pdf+html

検証報告書の概要ではあるが、それを提出した先は、"Bulletin of the Atomic Scientists" で、Web上も閲覧可能。

検証報告書完成の記者会見の後半は、会場からの質問にも時間が割かれていて、その中に、執筆陣は原子力発電そのものに賛成か反対かを尋ねるシーンがあったが、おおむね安全策を強化してイノベーションを促したうえで、肯定するという答え。

東京電力から聴取ができない中での検証、東京電力が否定している「現場からの撤退」は、「撤退すると言った」と解釈して・・よく、わからない。

あいつが悪い、あいつのせいで、こんなになったんだ。
なにか説得力のあるものにすがって、この状況をいくらかでも納得したい…当然だ。
結果が苛酷で重大だから、誰かのせい、日本人気質のせい、日本社会特有のシステムのせいにして、納得したいという国民全体の空気を読んでの構成。

執筆陣の方は、このままの体制ではダメだが、原子力発電の継続には賛成の立場。

これまでの体制の中で、権力構造の上層部にいた方々の説得力のある解説も「検証」されてこそ、健全な社会だ。

匿名 さんのコメント...

防災指針改訂に関する保安院との打合せ経緯(メモ)
平成18年7月7日 管理環境課佐藤
http://www.nsc.go.jp/info/20120315/siryo_all.pdf

20頁
3.防災指針!こIAEAの考え方を導入した場合であっても、PAZについては、避難を開始するまでの要件や基準があること、また、原子力事故時に周辺住民の方が、事故の大小にかかわらず即時に避難をしなければならないという誤解を与えかねないことなどから、無用な社会的混乱を回避するため、検討に当たっては「即時避難Jという語句を使用することは控えていただきたい。

22頁
2. 立地地域の社会的混乱
周辺住民および一般国民の方に、「PAZは事象の如何にかかわらず無条件で即時に避難しなければならない地域(即時避難地域=無人地帯)」などという誤解を与えることにより、原子力立地地域及び地域住民に居住地やオフサイトセンタ一等の移転を考慮させることになるなど、多大な社会的な混乱を惹起するのではないか

福島第一原子力発電所が制御不能になり、大量の放射性物質が大気中に放出された今回の事象でも、住民に不安を与えないように、場合によっては除染所でのスクリーニングの際、検査者がタイベックスの着用を控えたり、放射線量の測定のときにアラームが鳴らないように事前に配慮したりなどと、愚かな国民に無用な不安を与えて混乱させないように、より愚かな方々が無用の気遣いを重ねてくれていたわけですね。

「知らぬが仏」「知ると非国民」というのは、「阿片性貧血」の治療薬に「ヘロイン」を奨めた忌まわしい構造と似てますね。

匿名 さんのコメント...

2012年7月21日 メルトダウン 連鎖の真相 NHKスペシャル スクリプト

アメリカの公共放送PBSなら絶対にあるはずですが、日本にはなぜ無いのでしょう

取り扱いは、全面的に団長さんにお任せいたします

内容は、こちらのエントリーの主意の一端を、如実に示す一例と考えます

匿名 さんのコメント...

・福島第一原子力発電所の映像
原発解体に向けて、40年ともいわれる長い道のりが始まった東京電力福島第一原子力発電所

史上最悪レベルの原発事故から1年4か月
しかし多くの謎が今も残されたままです

・原発反対のデモの映像
原発はいらなーい

今週、東京で行われた史上最大規模の原発反対を訴えるデモ
なぜああいう再稼働が決まったのか、全然わからない状態で決まってますよね、安全性とかなにか、確立されていないのに
反対、反対

不信はかつてないほど高まっています

・東京電力に取材班が入る映像
事故はなぜ起きたのか 
食い止めることはできなかったのか

1年を超える交渉の末、個人を特定されないという条件で、現場の責任者たちがインタビューに応じました
口々に語ったのは、想像をはるかに超えた深刻な実態でした

・2号機の事故対応にあたった責任者
本当に怖かったですね、はい
この世の地獄だなというか、その、あの本当に(世界最悪の)チェルノブイリみたいなことになるというふうに思いましたね、最悪は

・爆発直後の現場の責任者
爆発直後の現場の現実的じゃないんですよ
目の前にある景色なんですけれど
本当に、もう、戦場って、こんな感じをいうのかなあって

・福島第一原発での水素爆発の映像
次々と水素爆発を起こした1号機と3号機

核燃料が溶け落ちるメルトダウンが連鎖的に起きた世界で初めての事態
わたしたちは300人を超える事故の当事者に取材を行い、その証言をもとに事故の現場を詳細に再現

・免震重要棟(現地対策本部)
3号機爆発後の行方不明者の捜索状況どうなってる
現在30名以上の行方がわかっていません

2号機 中央制御室
SR弁 開
了解 SR弁 開操作します
なんで減圧できないんだ

取材から明らかになってきたのは、事故の悪化につながった、思いもよらない新たな事実でした

・安全装置の仕組みを簡略化した映像
危機的な状況になればなるほど動きにくくなる安全装置

・地震の影響を示唆する映像
更に東京電力が認めてこなかった地震の影響があった可能性も浮かび上がってきました

・耐震性の専門家
今回の地震はかなり大きかったこということを考えますと
ああいう耐震の低い機器が、何らかの損傷が起きてリーク(漏れ)が起きた可能性は否定できない

原発は果たして安全なのか
現場の最高幹部に問いました

・福島第一原発最高幹部
これからも原子力を続けていくのであれば、やはりそういうこと(安全性の検証)を速やかになることになるんじゃないかと思いますけどね

・再現映像の一部
格納容器の放射線量が上昇し続けています

3つの原子炉が次々とメルトダウンした福島第一原発事故
連鎖の真相に迫ります

匿名 さんのコメント...

根本良弘 取材デスク
事故から1年4か月が経ちました
事故後、総ての運転が止まった日本の原発が、再び動き始めました
政府が安全性を確認したとして、関西電力大飯原発3号機と4号機が、運転を再開したのです

しかし、安全性に不安を持つ市民が、原発事故の検証が十分ではないなどとして、連日のように抗議のデモを行っています
いったい事故はどこまで解明されたのでしょうか

・2011年12月18日放送 NHKスペシャル メルトダウン 福島第一原発 あのとき何が の映像
去年3月11日、福島第一原発は想定を超える津波に襲われ、総ての電源を失い、原子炉が冷却できなくなりました

わたしたちは去年12月の番組で(2011年12月18日放送 NHKスペシャル メルトダウン 福島第一原発 あのとき何が)1号機を検証
重要な冷却装置のしくみを十分理解していなかったことが、事故の進展を決定づけたと指摘しました

こちらで事故を振り返ります(簡略化したパネル)
最初に水素爆発した1号機
地震から10時間ほどでメルトダウンしました

今回検証するのは2号機と3号機です
実は2号機と3号機は、津波が来た後も、一定の時間冷却できていました
(1号機~3号機は冷却装置のタイプが異なっていた)
時間的な余裕があり、メルトダウンを防ぐ道筋も見えていたはずでした                     
なのになぜメルトダウンを防ぎ放射性物質の大量放出を食い止めることができなかったのか
わたしたちはこの謎に迫ろうと、現場で直接対応にあたった当事者の取材を続けてきました
そこから見えてきたのは、原発の安全性の根幹にかかわる重大な問題が、いまだに見過ごされているという事実でした

まず見ていくのは2号機です(模型の映像)
1号機、3号機と連鎖的に水素爆発した福島第一原発
しかしもっとも深刻だったのは、水素爆発もせず、建屋も健全にみえる2号機でした

・日本原子力研究開発機構 茨木 東海村
2号機がいかに深刻だったのか
それを裏付ける証拠が、初めてカメラに収められました
メルトダウンした2号機の原子炉から流れ出た、汚染水です
(ガイガーカウンターで計測する様子 500μSy/h)

2号機からは最も多くの放射性物質が漏れ出たとみられています
汚染水が採取されたのは、原子炉のすぐ隣にある建物
さらに原子炉を納めた格納容器の内部では、数分浴びれば死に至る量の放射線が計測されました

事故対応の中心となったのは中央制御室
そして現地対策本部の免震重要棟
ここでどんな動きがあったのか

事故の現場で対応した責任者たちが、初めてカメラの前で証言しました
彼らも最も危機を感じたのは2号機だったといいます

・2号機の事故対応にあたった責任者
あの、本当に心臓が止まりそうな、そんな感覚でしたね
本当に怖かったですね
水が完全に入らない状態になれば、当然どんどん水が抜けていって、空焚きになるわけですよね
最悪は高圧破損して、そのあとはもう考えたくもないですけど、格納容器が本当に壊れると

・イメージの挿入
現場が恐れていた最悪の事態
運転を止めた後も膨大な熱を出し続ける核燃料は冷やす為の水が失われるとメルトダウンを起こします
溶け落ちた核燃料は原子炉の底を突き抜け、外側にある格納容器に噴出
更に格納容器が破壊されると、莫大な量の放射性物質が一気に放出され誰も近づけなくなります
この最悪の事態に最も迫ったのが、2号機だというのです

・2号機の事故対応にあたった責任者
本当にそんなんことになってしまうと何もできなくなって
もう、この世の地獄だなというか、その、本当にチェルノブイリみたいなことになるというふうに思いましたね、最悪は

・復旧作業の責任者
さすがの所長の吉田も精魂尽き果てて、かなり、あの、なんといいましょうか、うつろな表情というか、免震棟内はやはり悲壮感が漂っていたと思います

なぜ2号機がそこまで追い込まれたのか
300人を超える当事者への取材をもとに、2号機で何が起きていたのか、詳細に再現しました

匿名 さんのコメント...

地震から3日たった3月14日

3号機が、水素爆発、
この強い衝撃は、2号機にも伝わります

・福島第一原発2号機中央制御室
暗闇の中、マスクと防護服を身に着けた運転員

2号機は、ここまで、原子炉を冷やすことができていました

RCIC(冷却装置)の運転装置の確認
了解 原子炉推移 TAF(核燃料の上端)プラス3400 RCIC(冷却装置)は運転しているものと思われます

しかし、この2時間半後には冷却装置は、停止することとなります
そうした事態に備えて、運転員たちはメルトダウンを防ぐための作業を始めていました
冷却装置が止まれば、原子炉の水位は急速に低下します
その分、注水口から水を補えば、メルトダウンを防ぐことができます
但し、原子炉の内部は、70気圧という非常に高い圧力となっているため、蒸気を逃がして圧力を下げる減圧を行う必要があります
いかに減圧を行い、水を入れるのか

・2号機中央制御室
中央制御室では、発電所内から集められた自動車用のバッテリーを使い、減圧の為の作業を始めました

SR弁操作のためのバッテリー接続完了しています
了解
SR弁 A弁 開
了解
SR弁 A弁 開操作します

SR弁(主蒸気逃し安全弁)
運転員がSR弁と呼ぶ装置
主蒸気逃し安全弁とも呼ばれ、冷却機能が失われた非常事態に使われます
SR弁は原子炉の外側に、8つ備え付けられています
どれか一つでも開けることができれば、圧力を急速に下げて水を注ぐことができます

SR弁 
原子炉からの配管

これはSR弁のはたらきを模擬した装置です
弁を開けると勢いよく噴き出す蒸気
およそ20分で水を注げるレベルまで圧力を下げることができます

匿名 さんのコメント...

・柏崎刈羽原発
SR弁は原子炉を納めた格納容器の内部にあります
今回停止中の原発で、実物を撮影することができました
運転中は格納容器の中に、人は入れません
その為、SR弁を直接開けることは、できません
中央制御室から遠隔で操作するしかないのです

・再現映像
通常、中央制御室にあるレバーをひねれば、ランプが緑から赤に変わり、
SR弁が開きます

ところが

SR弁、開となりません
SR弁が開いていないのか?
バッテリーの状況は?

・SR弁対応の責任者
どうも主蒸気逃し安全弁(SR弁)は開いてないんではないかというふうに言われましたので、なぜ開かないんだという思いで、非常に気が動転したのは覚えています
あの、おなかの中に鉛が、入ったような状態に、まずは陥りました

SR弁が開かない事態に、現場の最高幹部達も危機感を募らせます

1号機から4号機の事故対応を指揮した福良昌敏さん
・1~4号機 福良昌敏ユニット所長
切迫感はありましたよ、やはり、ええ
まあ、2号が、その減圧して、その次にステップに進めなくて
要は炉を冷却できないっていうふうになると、それはやはり大変な事態になりますよね
あの、大量の放射性物質が外に出るということにもなりかねませんし、まあ、そういう意味じゃ、2号もなんとか減圧をして水を入れられるような状態になるっているのは、それはもう、全員がそう思ってたと思いますよ

匿名 さんのコメント...

緊急時に使うSR弁がなぜ開かなくなったのか
わたしたちは原子炉や原発事故対策の専門家と共に、その原因を探ることにしました

・東京工業大学 二ノ方壽名誉教授(原子炉物理)
シビアアクシデント(過酷な事故)を防げた可能性はあると思う

・法政大学 宮野廣客員教授(原発メーカー 元技術者)
炉心溶融(メルトダウン)を起こさない
それはSR弁ですよ
なぜ開かなかったのか
重要な問題だと思いますね、そこは

・SR弁の部品
専門家たちが注目したのは、SR弁の構造そのものです

SR弁のすぐ脇にはバルブがついています
ここにバッテリーで電気を流すと、バルブが開きます
すると窒素が流れ込み、SR弁を下から押し上げます
あとは原子炉の蒸気が流れ出し、圧力が大きく下がるはずでした

この過程のどこに問題が潜んでいたのか
これまで福島第一原発に関するさまざまな事故調査が行われてきました、2号機のSR弁について、その構造に注目した報告書は、ありません

バッテリーを準備するのに時間がかかったとした、国会の事故調査委員会の報告書
東京電力は、津波によって電源が失われたことのみを記述し、SR弁が動かなかった原因には触れていません

SR弁の謎

思いもよらぬ原因を指摘したのは、熱流体工学とよばれる分野の専門家でした

・東京海洋大学 刑部真弘教授(熱流体工学)
格納容器の圧力が高くなってくると、ここに(ピストン)ですね、圧力をかけても、ここが(バルブ)開かなくなっちゃうんですよね
(SR弁は)窒素の圧力とですね、格納容器との間の圧力差が、或る圧力差にならないと、開かないんですね

冷却が止まった原子炉の温度は、直ちに上昇します
その影響で、格納容器の圧力も上昇
この圧力が、SR弁を開けることを妨げます
格納容器の圧力が高くなると、SR弁の中の圧力も同じように高くなり、弁を上から押さえつける形になるのです
下から押し上げる、窒素の力が変わらなければ、上からの力に打ち勝って、弁を開けることはできません
SR弁が開かない限り、止められないメルトダウン
しかも、メルトダウンが進めば、事態はより悪くなります
原子炉の温度が更に上がり、格納容器の圧力も格段に高まるからです

メルトダウンを食い止めるはずの安全装置が、メルトダウンが進むと、却って使えなくなる
こうした皮肉な事態が起きることは、専門家たちも今回の事故が起きるまで気づかなかったといいます

・東京工業大学 二ノ方壽名誉教授(原子炉物理)
格納容器の圧力も、そう高くなる…6気圧か7気圧になるっていうことは、全然想定してないはずですから
ですから、基本的には、なかなか開かなかっただろうと
まだ原因は他にあるかもしれませんけれども
それは必ず、そのひとつの原因だろうと我々は思っています

・法政大学 宮野廣客員教授(原発メーカー 元技術者)
バルブ(弁)の試験っていうのは、こういう条件では試験しませんから
全部、試験するんですよ
すべての弁は、全部試験するんですよ
ただ作動(試験)だけはね、実際の条件を模擬できませんよね
だからそういう意味ではなかなか難しい
あの、日頃は気が付かないところだと思うんですけれどもね

・免震重要棟
当時、東京電力でもSR弁を開ける方法を必死に探ったといいます
しかし、格納容器の圧力の影響は、指摘されませんでした

・SR弁対応の責任者

格納容器の中の圧力が高くて、SR弁が開けれれないんじゃなかったのではないかという議論は、正直を言えば、あのとき、えー、そういう議論はなかったと
SR弁、沢山ありますので、とにかく、もう、あのー、片っ端からあたっていくしかないというところがありましたので

・2号機中央制御室
パネル番号9-45
電磁弁に直接繋ごう

中央制御室ではSR弁が開かない原因が分からない中、8つあるSR弁を次々と試していました

SR弁、電磁弁、直接バッテリーに繋ぎました
了解 原子炉 減圧確認
了解 原子炉圧力 低下を確認できません さらに上昇傾向
なんで減圧できないんだ

シミュレーション
専門家が行った2号機のシミュレーションでは、(3月)14日、午後8時15分、メルトダウンした核燃料が、原子炉の底を突き破ります

その熱によって、格納容器の圧力が上昇
最後の砦、格納容器が破壊されるという、最悪の事態が現実味を帯びてきました
建屋が水素爆発するよりも、遥かに深刻な事態が近づいていたのです

匿名 さんのコメント...

・根本良弘 取材デスク
安全上極めて重要なSR弁が、いざというときに開かない
構造的な欠陥ともいえるこの問題に、事故が起きるまで、誰も気づくことができませんでした
このSR弁、福島第一原発と同じ沸騰水型とよばれる国内にある26の原発に、いずれも設置されています
しかし、SR弁の構造的な問題について、国も東京電力も、いまだに十分な検証を行っていません
このSR弁による減圧が遅れ、さらに原子炉に水を注げなかったことで、2号機はメルトダウンが進み、危機的な状況に陥っていきます

その中で、東京電力が認めてこなかった別の重大な問題が浮かび上がってきます

・2号機の外部からの映像
メルトダウンが進む2号機では、最後の手段がとられようとしていました
ベントです

格納容器を守り、放射性物質の大量放出を防ぐ唯一の方法でした

ウェットウェル(格納容器)ベント AO弁 開にします
圧力低下、確認できません
ベントはできているのか?
空気圧が足りないと思われます

ベントとは格納容器から圧力を抜く作業です
メルトダウンすると、格納容器の圧力は高まり、さらに大量の放射性物質が溜まっていきます
圧力によって格納容器が破壊されるのを防ぐため、緊急避難的に、気体の一部を、建屋の外に放出するのです

・1号機ベント(2011年3月12日)
1号機、3号機は建屋が爆発したものの、それぞれベントができたことから、格納容器の破壊は防げたと考えられています

・重要免震棟
しかし、なぜか2号機ではベントができません

まだ中央制御室からベント実施の知らせがありません
格納容器の圧力は?
急速に上昇、現在、700キロパスカル
さらに格納容器内の線量も上昇
FP(放射性物質)が格納容器内に溜まっています
ベントを急ぐしかない
了解
了解

ベントを行うために必要なバルブは2つあります
そのうちの1つは、ハンドルがついていて、今回、電気がなくても、人の手で、いち早く開けることができました

問題となったのは、もう1つのバルブ
ハンドルがなく、SR弁と同じように、遠隔操作で開けるものでした
使うのは空気です
バルブの内部に空気を押し込めば、中のギアが回転します
これで内部の気体を外に放出できるはずでした

それなのに、なぜベントができなかったのか?

現場が疑ったのは、送り込む空気が、足りないことでした
格納容器のある建物の隣には、空気のタンクがあり、コンプレッサーを使ってバルブに空気を送ることができます
しかし、津波によって総ての電源を失い、コンプレッサーを動かすことができません。

・再現映像
そこで別の方法で空気を送り込む準備が始まりました

移動式のコンプレッサーを使い、バルブまで空気を送ろうとします

コンプレッサー、繋いで
コンプレッサー、接続完了
了解

空気を送ればバルブが開き、下がるはずの格納容器の圧力

・2号機中央制御室
しかし、なぜか下がりません

ドライウェル(格納容器)圧力 740キロパスカル 高止まりしています
格納容器内の線量も上昇 29シーベルト
2号機、まだベント実施できていません
格納容器内の線量が上昇し続けています

最後の手段である、ベントができないという、あってはならない事態
このままでは、最悪の結果を招くと、現場の人たちは恐れはじめていました

・2号機の事故対応にあたった責任者
下手すれば、うーん、なんていうんですかね、えー、日本の国がおかしくなるではというぐらいのところまで、思いつめたような部分があったので
あのー、うーん、なんていうんですかね、そ、それは、もう、あの、僕らだって、あそこから生きては出られないかもしれないと思いましたけどね

なぜ、空気を送り込んでいるのに、バルブが開かないのか

2号機、中央制御室に大きな衝撃音
サブチャン圧力 ゼロになりました

・2号機の事故対応にあたった責任者
格納容器が本当にリーク(漏れ)なんていうレベルじゃなくて、壊れてしまっていて、その、現場がいられなくなっていたら、あの、死ぬかもしれないわけで、というようなことが頭をよぎりながら…

格納容器に何が起きたのか
1年以上経った今もなお、確認されていません

・2011年3月15日 午前10時撮影 映像からの写真
しかし、3月15日、6時以降、建屋から大量の放射性物質が放出されたとみられています

そのことを示す写真です

このときの放出が、住民に、最も被害を与えたのです

・2号機の事故対応にあたった責任者
死ぬまで忘れることはないと思います
もう1年以上たちますけど、何度も思い返すことはあって、まあ、夜中にうなされたりとか、ということもありますし
いろんな意味で、あの、あそこのオペレーションっていうのは、あの、今後を考えるときに
その、なんていうんですかね、どうあればよかったんだろうっていうのは、一生僕の頭の中では、こう、回り続けるんじゃないかなと

匿名 さんのコメント...

・根本良弘 取材デスク
最も深刻な放射能汚染を引き起こしたとみられる2号機

メルトダウンを防ぐ道筋が見えていたのに、食い止められなかったのは、総
ての電源を失う中で思うように作業を進められなかったというのが、東京電力の説明でした

しかし、今見てきたように、耐震性の低い配管が壊れることで、結果として、安全上重要な機器が、動かなくなる可能性があるのです
この地震影響については、国会の事故調査委員会も問題視しています
最初にみてきた、SR弁が動かなかった問題と共に、原発の安全性の根幹にかかわる問題が、いまだ検証されず、見過ごされているのです

次にみるのは、2号機の前に危機を迎えた、3号機です
3号機も時間的な余裕がありましたが、メルトダウンを防ぐことができませんでした
そこには、原発の中だけにとどまらない問題がありました

・3号機から黒煙が上がる映像
1号機に続き、メルトダウン、水素爆発を起こした3号機

時間的余裕があり、事故を防ぐ道筋もわかっていたのに、なぜ悪化したのか
そこには意外な落とし穴がありました

・3号機中央制御室 2011年3月12日 再現映像
爆発32時間前の3号機、中央制御室

運転員は津波の被害を免れた、わずかなバッテリーで原子炉を冷却する作業を続けていました
津波から既に1日半
バッテリーが底を着くのは時間の問題でした

SR弁、開 確認できません

電気が足りない可能性がある
3号機 SR弁 開操作不能 減圧できません バッテリーの残量が無いものと思われます

東京電力は事故直後から、バッテリーを緊急に手配していました
自衛隊によって届けられていたのは、発電所でよく使われる、2ボルトのバッテリー
しかし、3号機で、SR弁を開けるために現場が必要としたのは、12ボルトのバッテリーでした
軽いものは1個、10㌔程度と、持ち運びが容易で、10個繋げば、SR弁を開けることができます

・免震重要棟 再現映像
物資の手配を行っていた免震重要棟

SR弁の開閉に必要ンバッテリーは120ボルト
SR弁が開かなければ原子炉に水は入らない
炉心損傷(メルトダウン)が始まる

今あるバッテリーは2ボルトばかり
12ボルトは届いていません

自家用車からバッテリーを集めるしかない

手の空いている人は、自分の車の中からバッテリーを取り外して集めて
了解

こちら免震重要棟
今、自動車用の12ボルトのバッテリーを収集中
集まり次第、そちらに届けます

なぜ、現場が求めるバッテリーが届かないのか
事故直後、東京電力の手配は、場当たり的にならざるを得ませんでした
物資の調達を担った幹部は、12ボルトのバッテリーを優先できる状態ではなかったといいます(インタビュー映像)

・物資調達を担った幹部 吉澤厚文 ユニット所長(当時)
えー、とにかく現場で欲しいものは山のようにあってですね、えー、それをある意味、すべて同時に手配をして、届けるという、優先順位をつけているという場合でもなく、えー、数もですね、とにかくわからずに、あるものがあったらみんなかき集めて持ってくるという状況での手配でしたから、このものが優先だとか、優先じゃないとかいう形の識別は、なかなかできない状況だったというふうに思います

結果的に物流拠点(Jビレッジ)に届けられたのは、2ボルトのバッテリーばかり

使われることは、ほとんどありませんでした

必要な物資の調達は、混乱を極めたのです

匿名 さんのコメント...

・アメリカ バージニア州
アメリカは、放射能汚染を前提に、物資を運ぶ仕組みを作っています
その担い手のひとつが、州のHAZMAT(化学防護隊)です

バージニア州には13の化学防護隊があります

そのひとつ、ヘンリコ郡の部隊です
原発事故が起きた際に、真っ先に召集されます

車の中には、放射能で汚染された場所で作業する装備が、用意されています
内部被曝を防ぐ機密性の高い防護服を、この部隊だけでも、32セット装備しています
汚染によって、支援が滞る事態を避けるため、被曝量の上限は、一般人の250倍に設定されています

・バージニア州 化学防護隊 グレゴリー・ブリット指揮官
わたしたちは原発の人の指示に従って、彼らと一緒に対応します
行くか行かないかで迷う人なんて、いません

・サリー原子力発電所
福島第一原発事故から、何を教訓として学ぶのか
バージニア州は支援を強化するため、電力会社との協議を続けています

・州 担当者
我々はボートや消防艇を持っています
緊急時に船で物資を運ぶ際に、この水路は通行できますか?
通常は許可されていませんが、メルトダウンを防ぐために必要と判断すれば、なんでもここまで来させます

・バージニア州 化学防護隊 ブライアン・アイバーソン担当官
強い危機感があります
原発事故への備えは特に重要です
想定外のことが起きたとしても、わたしたちが、解決策を見つけます
そんなことは考えたくはありませんが、それがわたしたちの仕事なのです

・福島第一原発 中央制御室
放射能に汚染された原発に、必要な物資を届ける仕組みがなかった日本

結局、3号機中央制御室で使用したのは、発電所内でかき集めた、自動車用のバッテリーでした
原子炉の冷却ができなくなってから、すでに6時間が経っていました

SR弁 制御回路に、バッテリーを接続します

しかし、シミュレーションによれば、そのころ、すでに核燃料が損傷し、水素が建屋に出始めていました

(2011年)3月14日 午前11時1分 3号機 水素爆発
(強烈な衝撃音)

・水素爆発後の映像
3つの原子炉が連鎖的にメルトダウンした今回の事故
撒き散らされた放射性物質は、大地を汚染し、今も16万人を超える人たちが避難しています

・福島第一原発 福良昌敏ユニット所長
現場で操作をやった、実際にやった人間は、やっぱり、あのー、繰り返しになりますけどもねえ、精一杯のことをやっていたと思うんですよ
まあ、しかしそういう結果だというふうなことなので
それは力及ばなかったんだっていうことだと思うんですよね
あの、最大限の努力はしましたけれども
まあ、もう結果からすると、そうだったんだと思います

匿名 さんのコメント...

・根本良弘 取材デスク
事故がなぜ起きたのか、食い止めることができなかったのか
国会の事故調査委員会や民間の事故調などが報告書を公表し、あさってには政府による事故調査検証委員会が、最終報告をまとめる予定で、事故調査はひとつの区切りを迎えます

しかし、多くの人々の生活を一変させ、深刻な放射能汚染を引き起こした原発事故を、どこまで解明できたのでしょうか
今回指摘したSR弁の構造的な問題や、ベントの配管への地震影響の問題は、事故が起きて初めて気づいたことです

徹底した事故の検証で、全容を解明しないうちに、原発の運転再開の議論を始めることは、できないはずだ
わたしたちは、去年12月の番組で、こう指摘しました
しかし、原発は運転を再開しました
政府はストレステストや緊急安全対策などによって、福島第一原発のような事故は起きないことを確認した、としています
果たしてそう言い切れるのでしょうか
事前に用意している策が、うまくいかなかったとき、どう対応するのか
外部からの支援体制も含め、具体的な検証は、十分されていないのです

現場では40年ともいわれる廃炉に向けて、手探りの作業が始まったばかりです
福島第一原発の事故から、何を学ぶのか、重い課題が突き付けられたままです

-XXX-

匿名 さんのコメント...

>なぜ、空気を送り込んでいるのに、バルブが開かないのか

ここから複数行、抜けてしまいました
申し訳ありません


これは独自に入手した5号機の配管の映像です

2号機でバルブに空気を送り込むために使われていたものと同じです
(50A-1A-8R/8 バルブの印字をクローズアップした映像)

直径50㍉のこの配管は、直線距離でも70㍍以上
途中に、亀裂や接続部分のズレがあれば、空気は届きません

この細く長い配管を、マグニチュード9.0の地震が襲います

・2号機の地震の揺れ
2号機では、想定されていた最大の揺れを、さらに25㌫上回るものでした

原発の設備は、国の規制によって、耐震レベルが設定されています

安全上、重要度の高い、格納容器など、中心部の設備のほとんどが、最も高いSクラス

しかし、原子炉から離れると耐震レベルが下がっていきます

今回問題となった配管は、最も低いCクラスでした

原発に対する地震の影響について、分析を行っている高松直丘(原子力安全基盤機構、高松直丘次長 耐震評価)さん、この分野の第一人者です
事故後、初めてインタビューに応じました

今回の地震、非常に大きかったこともありまして、そういう機器配管系で一部損傷して、まあ、なんらかの空気のリーク(漏れ)とかそういものが起きた結果として
ベントがうまくいかなかったという可能性は否定できないというふうに考えています
従いまして、それをしっかり検討して見極めていくことは、非常に重要なことだとは思っています

東京電力は事故報告書の中で、耐震レベルの低い設備についても、地震によって損傷を受けたものは、ほとんど認められないとしています

ベントに欠かせない空気を送る配管
本当に影響はなかったのか

・1~4号機の事故対応 幹部 福良昌敏ユニット所長
たとえば、あの、供給源からバルブ(弁)の間の、ラインにリーク(漏れ)がなかったのか、それは調べきれてないんじゃないですかね、まだ、そういうレベルでの、なぜベントがうまくいかなかったのか、2号
地震で壊れたのかどうかっていうのは、ものを見てみないとわからないんですよね、実際にね
まあ、だから、これからも原子力を続けていくのであれば、やはりそういうこと(安全性の検証)を速やかに、うーん、やることになるんじゃないかと思いますけどね

・2号機格納容器(ドライウェル)の圧力変化
ベントができない中、3月14日の深夜には、格納容器の圧力は設計で許された上限を大幅に超えました

緊迫した状況は、東京の総理大臣官邸にも伝わっていました

首相官邸 2011年3月15日 早朝
なんとしても、この危機を乗り越える

当時の管総理大臣が、自ら東京電力の本店に乗り込んだのも、この局面でした

・2号機中央制御室の再現映像
ベントの手順を、繰り返し行うことしかできずに、時間だけが過ぎていきます

2号機、まだベントできていません

どうにかして、ベントを

・免震棟の再現映像
ドライウェル(格納容器)圧力740キロパスカルから750パスカルで高止まりしています

ベント成功の連絡がないまま、格納容器の圧力を読み上げるコールだけが、免震棟に響きます

・2号機の事故対応にあたった責任者
コールを聞きながら、絶望に向かっていくような、でもその声を聞いていることしか最後はないわけですよね
現場の人はそのとき必死で対応していたと思うけれど、免震重要棟の中は、本当に、もう、一刻も早くと願いながら、それをみんな頭を抱えながら、こう本当に死にそうな気分で聞いているような、そんな状況だったと思います

そして、3月15日、朝、6時
(強烈な衝撃音)

ドライウェル サブチャン圧力確認
了解
圧力は?
サプチャン圧力 ゼロになりました

圧力、ゼロ
ついに格納容器の一部が破壊され、膨大な放射性物質が一気に漏れ出したのではないかと、現場は感じました

匿名 さんのコメント...

>・バージニア州 化学防護隊 ブライアン・アイバーソン担当官
強い危機感があります
原発事故への備えは特に重要です
想定外のことが起きたとしても、わたしたちが、解決策を見つけます
そんなことは考えたくはありませんが、それがわたしたちの仕事なのです

こちらの後も複数行、抜けてしまいました
重ねて、申し訳ありません

・福島第一原発
メルトダウンを防ぐために必要なバッテリーが届かない、福島第一原発

更に放射線量の上昇が、事態を難しくしていきます

原発の正門付近で計測された放射線量です
13日の時点で、最大281マイクロシーベルト
4時間で、年間の許容量を超える値でした

・3号機中央制御室
外部からバッテリーが届かない中、現場は追い込まれていきます

原子炉水位 見えました
TAF(核燃料の上端) マイナス2000
3号機、原子炉水位、TAF(核燃料の上端) マイナス2000
SR弁 開操作できません
バッテリーはまだですか?

東京電力が手配していた、12ボルトのバッテリー
13日の深夜の時点でも、まだ、原発から55㌔離れた備蓄基地にとどまっていました

その数は1000個あまり

その備蓄基地の写真です
バッテリー以外にも、小型のポンプや発電機がここで足止めになっていました

放射能に汚染された原発に、物を運ぶ仕組みがなかったのです

支援が届かない中で、メルトダウンを防ぐことは不可能だったと、現場にいた当事者はいいます

・話 現場で事故対応にあたった東京電力社員
本来、来てほしい、一番来てほしい物が全然来ない
本当に、じゃ、何も無い中で、何をしろというのって
そこまで言うのも変ですけれど、ほんとに、そういう感じでしたよ
もしかしたら、これがあったら爆発しなかったかもとかっていうふうに
そういうことを言ったらキリがないぐらい、いろいろとあると思いますね

・アメリカ バージニア州
アメリカは、放射能汚染を前提に、物資を運ぶ仕組みを作っています
その担い手のひとつが、州のHAZMAT(化学防護隊)です

バージニア州には13の化学防護隊があります

そのひとつ、ヘンリコ郡の部隊です
原発事故が起きた際に、真っ先に召集されます

車の中には、放射能で汚染された場所で作業する装備が、用意されています

内部被曝を防ぐ機密性の高い防護服を、この部隊だけでも、32セット装備しています

汚染によって、支援が滞る事態を避けるため、被曝量の上限は、一般人の250倍に設定されています

・バージニア州 化学防護隊 グレゴリー・ブリット指揮官
わたしたちは原発の人の指示に従って、彼らと一緒に対応します
行くか行かないかで迷う人なんて、いません

・サリー原子力発電所
福島第一原発事故から、何を教訓として学ぶのか
バージニア州は支援を強化するため、電力会社との協議を続けています

・州 担当者
我々はボートや消防艇を持っています
緊急時に船で物資を運ぶ際に、この水路は通行できますか?
通常は許可されていませんが、メルトダウンを防ぐために必要と判断すれば、なんでもここまで来させます

・バージニア州 化学防護隊 ブライアン・アイバーソン担当官
強い危機感があります
原発事故への備えは特に重要です
想定外のことが起きたとしても、わたしたちが、解決策を見つけます
そんなことは考えたくはありませんが、それがわたしたちの仕事なのです

匿名 さんのコメント...

あくまでも日本の公共放送が見立てたシナリオですから、やがてもっと真相が解明された暁には、東京電力の専門知のレヴェルが、世界最高水準であったことが証明されるかもしれません。

ただ、イランの要人を原子力発電所で接待する時間と労力があったならば、本業の専門知のさらなる向上に努めていただきたかったです。

匿名 さんのコメント...

Japanese nuclear plant operator admits playing down risk
October 12, 2012 -- Updated 1855 GMT (0255 HKT)

Japan Utility Says Nuclear Crisis Was Avoidable
Updated October 12, 2012, 3:03 p.m. ET.

東電、原発再開目指し「自己批判」 事故原因で見解一転
2012.10.12 22:41
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121012/dst12101222430012-n1.htm

東電:「原発事故、対処できた」 備えの甘さ認める
2012年10月12日 21時32分(最終更新 10月13日 00時12分)
http://mainichi.jp/select/news/20121013k0000m020088000c.html

そのココロは
柏崎刈羽再稼動、東電社内改革など条件に=元米原子力規制委員長
2012年 10月 12日 16:07 JST
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE89B04F20121012?sp=true

当時の所長だった吉田さんのオペレーションについての評価も
是非してほしい。

現場の上層部も含めて
誰一人として適切なオペレーションができなかったのでは?

必要なものが何もないのに、何をどうしろっていうの?
現場の実際の作業員の方々の無念さに
誰かが責任をもって報いてほしい。

事故の技術的なオペレーションの実態の、時系列の詳細なデータを、科学的にどう評価するのか
基本的な技術面での瑕疵はあったのか、なかったのか
それが招いた結果
責任の所在
こうしたことって、実際のところ、不鮮明なままで
ただ上層部が交替して、見かけ上、解決したように装っているんだけど。

これじゃ、あれだけの事故なのに
教訓も技術的な改善に向けての知見も得られない。

古いタイプの原子炉だから、もう、いいやってことかしら。

未曽有の大規模な自然災害に圧倒されましたってことで、納得させようとするのは科学じゃない。
人災云々の話でもない。
事前の備えがなかったから無力だったとも、言い切れない。

現場上層部のオペレーションが、加持祈祷に見えたのは、わたしだけか?
聞こえの良いキーワードが躍る検証報告書と事後の情報に接して上で作られた政府の議事録。

自分の責任を明白にして、本当の意味で、責任を取った人って、誰もいないのが現実じゃないの?

匿名 さんのコメント...

事故から、約1年8か月経って、各原子力発電所周辺地域への「放射性物質拡散予測」が何度も訂正されて、不信感を高めているようですが、そもそも、地形や気象条件を無視した「放射性物質拡散予測」そのものが無意味なのに、右往左往するのも、どうよ。

なんというか…のんき。

チョクトさんは、「東電にベントしろって言ったって、さっさとしないんだから、こっちはどうしようもない、そもそも備えもなかった」と豪語し、涼しい顔で脱原発をリード。

危機管理の最高責任者が現場で直面した課題の解決にあたって、どういう選択肢を優先させたか、何が機能して何が機能しなかったのか、備えがなかったせいだけにしないで、もっと真摯に課題を徹底的に洗い出すことに、心血注いでもらいたいというのは、無理な注文か。

脱原発というのは、方向性としてはアリだろうけれど、自分がうろたえまくったことを棚にあげて、何か別のせいに責任転嫁するのは、幼い。

当時の最高責任者としての「責任」を明確にし、今後の教訓としての公的な文書を残してほしい。総理大臣を辞めることとは、また別次元の、大切な仕事のはずだけど、誰も求めないから、しないのか。別のことで、忙しいのか。

あとづけの記録の寄せ集めを出したから、おしまいっていうんじゃなくて、自分が直面した課題を、どう処理したかについて、詳細に検討して、その弱点も含めて、今後の課題として公的な記録に残してほしい。チョクトさんの仕事のはず。

自己を正当化しようとする姿勢も、個人の好みによる独自の美学かもしれないから、反対はしませんが。

一方で、彼一人を非難の渦に押し込むだけではなく、バカげたオペレーションで、世界の失笑を買った根本原因を自覚して克服したいというパッションが、国民の頭の中に全く無いというのが、最も致命的なのかも。

こういう歴史的な作業を無視することは、国家の威信を損ね、国家として成長する機会を自ら毀損することになるのに。

匿名 さんのコメント...


1.安全対策が皆無・不十分だった原因と責任の追及。過去の安全対策費の行方の調査。
2.危機管理対策がほぼ皆無だった原因と責任の追及。
3.勿論、安全対策がほぼ皆無だった原発を稼動させてた(再稼動させた)責任の所在。

事故調査検証報告書とやらが出されても、安全神話念仏と備えがなかった念仏が、ただの一つの景色として唱えられているだけであって、根本的な責任の所在が明らかにされていないどころか、処分もない。
一方で、対策と称して、たくさんのお金が、いろんな名目で、どこぞへと流れちゃう。
だから、再発は阻止できない。

挙句は、この事故によって、人心がこだわる中心課題が、「脱原発か否か」に集中しちゃった。

よくよく考えることのできるお子様の健全な育成のためにも、責任を自覚する人は、それを自ら明らかにして、その責任を取っていただきたい。

このエントリーが出て以後、、各党が自らの責任の所在を明らかにするレポートって出たのでしょうか。
そして、それらは国民の間で広く議論されたでしょうか。
それぞれの政党、関連する行政機関や独立行政法人やお金を頂戴した自治体や業界の方々も、どのように責任を自覚しているかということを、知りたい。

巨額のお金を投資してきて、謳ってきたこととは全然違うオペレーションしかできなくて、放射能汚染が拡大する結果が出てから、こうすりゃよかったのですよって、専門家の方々に言われたところで、どーしようもない。

其々のどういう方々が、その責任を自覚し、どのようにして責任を取ったかって、わからずじまい。

こんなことを、しみじみと考えちゃうのは、歳を取ったということなのでしょうか。
こだわっちゃうのが、ひとりぽっちのような気がして、ちょっぴりさみしい。

速報性や話題性が重視され、それを誤字脱字も含めてコピーアンドペーすることが top priority の社会って、そもそも所在すらなくって、責任も宿らないのかもしれません。

団長さんの赤い文字って、刺さるんです。

まっくろくろすけ こと MOX小沢さん
無役だからといって、無責任では済まされません。

匿名 さんのコメント...

AP Exclusive: Japan Scientists Took Utility Money
December 6, 2012
http://abcnews.go.com/Business/wireStory/ap-exclusive-japan-scientists-utility-money-17890843

そもそも ICRP って、そういうものです。
原発で働く人がいなくなっちゃうと困るから設けた基準。
そりゃ、業界からお金貰うのは当然です。

線量計をつけて毎日暮らしていて、無料で健康調査を受け続けることの「意味」が、立場によって全く異なるのと同じ。
健康を診断する側の人は、線量計をつけた日常生活はしていないはずです。

匿名 さんのコメント...

Letter to NRC Regarding Post-Fukushima Regulations
January 15, 2013
http://energycommerce.house.gov/sites/republicans.energycommerce.house.gov/files/letters/20130115NRC.pdf

とんでもないヘマの連続で事故を起こした日本よりも
米帝様の方が着実に改善策のドリルを繰り返し
更なる安全性の向上に励んでいる件。

のんびり爺さん、茶菓子お供に、ぬるい茶すするな。
煎餅、しけっとる。
羊羹、硬うなっとる。

運転員の選抜過程の見直しは?
教育訓練の質の向上は?
上からの見直しの基準が出るまで、休むのか?

地元の反対運動をなだめるために
本来は、どの職種でも不適格な特殊な才能を持つ方々まで採用したことはありませんでしたか?
役に立たない方々の排除は終わったのですか?

自分たちの誤解と過信と強欲と堕落の末に招いた結果の重大さを自覚して
できるところから、さっさと、すぐに改めていかないと
地震、また、来るんでしょ、津波も、噴火も。

トリプル災害の置き土産が、情緒的な「キズナ」とかって
寝言でも言ってくれるな、爺さん。

匿名 さんのコメント...

The woman powering Japan's nuclear hopes post-Fukushima
February 5, 2013
http://edition.cnn.com/2013/02/05/business/lady-judge-fukushima-japan-nuclear/

柳の(ココロの)鞭で、根本からの躾を期待します

英米ガッタイダー最強マダム

匿名 さんのコメント...

研究機関や外郭団体や地元にたくさんのお金が費やされていながら
「核セキュリティそのものが破綻していた」現実。
その事実に、国家がうろたえ、国民が不信感を抱き、政権が非難され、政権が交代したところで
肝心要の「核セキュリティ」への、国家としてのシビアな関与が伝わってこない件。

http://www.hsdl.org/

こちらで、関連のキーワードで検索いたしますと
米帝様の、アレ以降の情勢分析とそれを反映させた自国の安全保障上の懸念の洗い出しと対策の経過を見るにつけ
どこかで好評の、「脱糞後、尻の穴をきれいにし、便器に落としたウンコは水を流す」的な論議など、皆無、という現実。

これでいいの?

①ステンレスのバケツでマゼマゼ汚い爆弾
②福島で強欲無能爆弾
③「きっとくる」という「大地震」
④条件闘争で決まらない押入れ

後の祭りが来ませんように。

匿名 さんのコメント...

勝てません。

通用しないセンスで考えて判断して選択しているうちは、絶対に、勝てやしません。

匿名 さんのコメント...

たとえば、あまり日本のメディアでは表に出にくかったひとつの現実

http://www.flickr.com/photos/nathanandrewbailey/sets/72157626261328780/detail/

そして、日本にはこのような集団も装備も存在しなかったという現実
再稼働と、セットで配備できるの?

DOE and NNSA Response Teams Leave for Japan to Provide Assistance
2011/03/15
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=bKRcsVsNf2Q

As part of the Department of Energy and the National Nuclear Security Administration's response to the March 11 earthquake and tsunami, the Department deployed 33 people and more than 17,200 pounds of equipment - including Consequence Management Response Teams and NNSA Aerial Measuring Systems - to Japan late Monday afternoon.

ないなら、すぐにお願いすれば、よかったのじゃないかしら。

匿名 さんのコメント...

http://www.scn-net.ne.jp/~onodak/news/pdf/tsurugasicho.pdf

強欲が実質的にほぼ皆 有った件

匿名 さんのコメント...

http://www.youtube.com/watch?v=eHaxWvSeyXQ

歴史的な事案を、このような形で後世に伝える国と
オウム真理教という殺人集団に対する捜査と検証を曖昧にする国との「差」

いわゆる311というトリプル災害、事実上の原発テロを
国家として、政府として、警察として、防衛問題として
日本がどう捉えて制圧しようとしているのか
それがよくわかりにくい。
これは「テロ」に対する曖昧な態度と、非常に恐ろしい実態があるからでしょう。

無防備で無定見に過ぎる原子力発電所の管理について
当時の政権の民主党はどう総括したのかな?
当時の野党だった自民党はどう総括したのかな?

事故後の福島第一原子力発電所のパトロール状況も
詳細な記録を残していなかった事実が判明したばかりで
これでは幾ら金を使っても、元の木阿弥ですね。

GPSと線量計を同期させて、いつ、だれが、どこで、何をしたか
それらを検証可能な形で、きちんと記録に残さないと
いつでもどこでも誰が何をしても、わからんことになる。

匿名 さんのコメント...

311のトリプル災害のとき、危機の伸展を予測し、より深刻な危機の拡大を抑止するために、直ちに非常事態宣言を発令して、安全保障会議を開催し、信頼できる同盟国と共に情報収集活動を徹底し、得られた知見から導き出される可能な作戦の立案と速やかな実行が求められていたはず。

相応の危険を承知し、覚悟をもって命令し、覚悟をもって任務につく体系に、明らかに不備があったのです。

どうして、もたもたしたのか。

のちになって、情報の流れを一本化する細野システムの稼働で、無駄のいくつかは修正されつつあったものの、同盟国が表立った批判を避けた背景を無視して、当該国である我が国が、安全保障上の多岐にわたる綻びについて、法的な整備をしないで済む、って考えているとしたら、おしまいDEATH!

同盟国の防衛予算も、より合理的で自国の利益にかなう形に、どんどん修正されるわけですから、「情報の価値」について不感症だと、おしまいDEATH!

トモダチ作戦では、グローバルホークだけではなく、ずいぶんと古い機体や艦船も大活躍で、物流の展開も含めたさまざまな「手配」は、情報の集積と収集と分析と運用のシステムに、これまで彼らが投資し人員を育成してきた当然の結果であることを、きちんと認識しておくべきです。

結局は、訓練された人の力です。
そのことに投資してきた結果です。

それでも瑕疵が発生するほど、現実は苛酷です。

戦争でたくさんの人を失い、サリンがばら撒かれ、放射性物質が放出され、わたしたちが学んだことが、「コワイ」という感情だけ、であってよいはずがないのDEATH!

♪噂を信じちゃいけないよッ さんのコメント...

誰でも静かに考えてみればわかることなのだそうですが、原子力発電所の建設から終了までの総コスト、実は試算が不可能だった、ということだそうです。

なぜなら、廃炉の手順や放射性廃棄物の処理方法などが完全に確立されていて建設されたものではないから、そもそもはじめっから、全体のコストについて計算することなんて、できなかったというのが事実だと。

なるほど、そうりゃそうだな、ごもっともってことなのですが、じゃあ、どこの誰が、コストが安い電源だという噂を流したのでしょう。

約40年くらいむかし、2020年で石油が枯渇するという噂が蔓延したそうで、そういう類いの噂を流すことができるのは、石油資源を開発する組織に限定されるのが最も妥当なのですが、石油が近い将来枯渇するという噂に世界中が仰天するなかで、BPやシェルなどは原油のほかに、石炭採掘の事業を急速に拡大させていったそうです。

今となっては原油が枯渇する危機に直面しているわけでもなく、一体誰が何の目的で、どういう資料に基づいて、どういう見立てをして、そしてなによりどういう意図があって、あのような噂を流したのか、よく調べてみたいとかなんとか言っている人がいました。

それにしても、原油が枯渇する、という噂でもって、日本の各地に石炭火力による発電所が建設されたおかげで、今、原子力発電所が稼働していなくても、老朽化したそれらも含めて、技術が向上したそれらが稼働することによって、どうにか日本の電力需給が賄えているというのも不思議な巡り合わせですね。

むかしは、海外炭が1トン3000円なのに、国内産の石炭は1万円を超える勢いで、炭炭格差とよばれていたそうですが、今では海外炭の価格も上昇し、港から内陸にある火力発電所に運ぶには、重たいので輸送コストがかかるということで、北海道の内陸にある古い火力発電所の近辺にある閉山した炭鉱を再開して石炭を掘り出して燃料にしているところもあるそうです。

おまけ
日本 燃料不足から石炭生産再開
http://japanese.ruvr.ru/news/2015_01_27/282479435/?print=1

匿名 さんのコメント...

高浜原発で大型クレーンが倒れる 建物の屋根が変形
1月21日 6時23分
福井県にある高浜原子力発電所で20日夜、大型のクレーンが突然倒れ、1号機と2号機の原子炉のすぐ近くにある核燃料を保管する建物などにもたれかかっているのが見つかりました。当時、現場では強い風が吹いていたということで、関西電力によりますと、これまでのところ、建物の屋根の一部で変形が見つかりましたが、ほかに異常は確認されていないということです。
関西電力によりますと、20日午後9時50分ごろ、福井県高浜町にある高浜原発の構内で大きな音がしたため確認したところ、1号機と2号機の原子炉が入る格納容器の工事に使う大型クレーン1台が倒れているのが見つかりました。クレーンは高さが100メートル余りあり、格納容器の隣の2号機の使用済み核燃料を保管するプールがある建物など2棟にもたれかかる状態で倒れています。

これまでの現場の調査では、建物の屋根の一部の変形が確認されましたが、燃料プールなどに異常はなく、周辺の放射線量にも変化はないということです。また、けが人もいないということです。当時、福井県内には暴風警報が出ていて、関西電力は強風でクレーンが倒れたものとみて、夜が明けたあと、詳しく調べることにしています。

高浜原発1号機と2号機は、去年6月に原子力規制委員会が原則40年の運転期間の延長を初めて認めていて、倒れたクレーンは、運転期間延長のための安全対策の一環で、格納容器の工事に使われていたということです。
事故当時、低気圧が発達しながら日本海を東寄りに進んでいた影響で福井県内は風が強まり、各地に暴風警報が発表されていました。高浜原発に近い福井県小浜市にある気象庁の観測点では、20日夜9時50分に25.8メートルの最大瞬間風速を観測していました。
www3.nhk.or.jp/news/html/20170121/k10010847641000.html

>クレーンは高さが100メートル余りあり、格納容器の隣の2号機の使用済み核燃料を保管するプールがある建物など2棟にもたれかかる状態で倒れています。