2017年9月8日金曜日

「X星人」のリーダーが★に

土屋嘉男さん死去 「怪獣大戦争」X星人など東宝特撮の名脇役
黒澤明監督「七人の侍」などにも出演
2017年09月06日 11時30分 JST | 更新 2017年09月06日 11時39分 JST
特撮映画の名脇役としても知られる俳優の土屋嘉男さんが肺がんのため死去していたと9月6日、朝日新聞デジタルなどが報じた。2月8日に肺がんで亡くなったという。89歳だった。
土屋さんは山梨県出身。俳優座養成所を経て東宝入社。1954年、黒澤明監督の「七人の侍」で、愛妻を野武士に奪われて苦しむ若い農民の利吉(りきち)を演じて注目を集めた。以降、1955年の「生きものの記録」から1965年の「赤ひげ」まで、黒澤映画の脇役として欠かせない存在となった。
また、特撮映画の常連としても知られ、1954年の「透明人間」を皮切りに1955年の「ゴジラの逆襲」「地球防衛軍」「マタンゴ」などに出演。ゴジラシリーズの第6作目に当たる「怪獣大戦争」では、木星の13番目の衛星に住む宇宙人「X星人」のリーダーを演じた。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/05/tsuchiya-yoshio_a_23198172/




『怪獣大戦争』のX星人

本作でのX星は、木星の13番目の衛星と設定されている[1]。「X星」の名は地球の天文学者が暫定的に命名したもので、星に住む宇宙人もそのことを知っており、星の調査にやって来た主人公2人に向けて「我々は、君たちの言う『X星人』だ」と名乗ったことから、「X星人」と呼ばれるようになる。
X星の岩山と砂の荒涼とした地表の下に、地底都市を建設して住む。種族はヒューマノイドで、男性は奇抜な格好に細いサングラスで目を隠しており、女性は全て同じ顔が特徴。あらゆる物を番号で呼び、行動はすべて電子計算機(コンピュータ)の計算によって決定され[1]、ただ1人の統制官によって統率されている。恋愛も結婚も、計算機の指示以外の行動は許されない。宇宙航行技術においては、「光の速さに近づくことが目標」という信条を持っている。X星では化学合成でなければ生存に必要な水分が得られないため、水の豊富な地球を狙う。秘かに先遣隊を放って設立したダミー会社「世界教育社」を隠れ蓑にし、とある湖の湖畔に立つ別荘を秘密基地としている。基地では、24時間表記のアナログ時計を使う。ある特定の不協和音が弱点で、これを浴びると活動に著しい支障をきたす。
X星調査のために派遣された宇宙飛行士の富士一夫とグレンの前に姿を現し、統制官はX星を荒らし回る「怪物0[2]」(ゼロ、キングギドラ)に対抗するため、の特効薬のデータと引き換え「怪物01[2]」(ゼロワン、ゴジラ)と「怪物02[2]」(ゼロツー、ラドン)を貸してほしいと申し出る。ゴジラとラドンをX星へ連行し、キングギドラと戦わせて撃退するが、キングギドラの襲来はX星人のコントロール装置による自作自演であり、真の目的はゴジラとラドンにもコントロール装置を取り付け、3頭を地球侵略用に使役することであった。まもなく地球へ宣戦布告すると、3頭を地球へ送り込んで破壊活動を展開し、地球人に降伏を要求する。一方、鳥居哲夫が作った防犯ブザー「レディガード」がたまたまX星人の苦手な音を出す仕様だったため、それを事前に察知して「世界教育社」の名義でその権利を買い取って始末しようとしたところ、女性工作員の1人・波川が裏切ったために射殺するが、彼女の遺書や、そのレディガードの秘密に気付いた哲男とグレンを取り逃がしたことで、弱点と地球基地の場所が地球側に露呈する。その後、Aサイクル光線車によってゴジラたちのコントロールを解除され、地球基地は高周波攻撃を受ける。逆転した形勢のなか、完全に攻撃手段を失った統制官は今際に「未来へ向かって脱出する」と言い遺して円盤もろとも自爆し、地球基地も爆発する。

  • 演:土屋嘉男(統制官)、水野久美(女性)、田武謙三(世界教育社社長)、伊吹徹宇野晃司(社長秘書)、勝部義夫川村郁夫河辺昌義砂川繁視鈴木和夫由起卓也若松明
  • DVDの特典映像である8mm + ソノシート「ゴジラ宇宙へ行く!」では、悪の宇宙人として描かれていない(映像は本作の流用)。
  • 土屋は統制官を演じるにあたり、独特の手振りを伴った「X星語」を考案して芝居に採り入れており、芥川龍之介の小説『河童』に出てくる「河童語」をアレンジしたと本作DVDでコメントしている。この「宇宙演技」(土屋による表現)は、共演のニック・アダムスにも大うけだったそうである。
  • X星人がゴジラやラドンの球体を解除する機械は、『モスラ』に登場した原子熱線砲のパラボラ部分のパーツを流用している


ニック・アダムス(Nick Adams、本名:Nicholas Aloysius Adamshock、1931年7月10日 - 1968年2月7日)は、アメリカ合衆国俳優セント・ピーターズ・カレッジ卒。

  • 1931年、アメリカ合衆国ペンシルベニア州生まれ。父親はウクライナ出身の炭鉱夫で、生活は貧しく、炭鉱宿舎で育った。

  • 1936年、5歳の折に、家族とともにニュージャージー州へ移る。

  • 1948年、17歳の折にニューヨークを訪れた際に映画関係者に出会い、舞台で1年間演技の勉強をする。

  • 1949年、貧しさから逃れたいと、ヒッチハイクをしてロサンゼルスに出て、映画界にアプローチを重ねる。
  • 1951年、ペプシ・コーラのTVコマーシャルでデビュー。主に脇役で活躍する。

  • 『怪獣大戦争』の際には、妻帯者であるにも関わらず水野久美に映画の役柄そのままに「妻とは離婚するから、結婚しよう」としつこく迫ったという。当時ニックは離婚協議の泥仕合の最中であり、本心であった可能性も高い。後に娘のアリソンは、このことが帰国後、父の離婚の原因のひとつになったとコメントしている。

  • 『怪獣大戦争』の宣材写真では、ゴジラや共演者(水野久美ら)と共に「シェー」のポーズをとっている[2]


  • 土屋嘉男とは特に息が合い、土屋からは女性に対しての挨拶として「もうかりまっか?」、朝の挨拶として「ああ、腹減ったなあ」などの日本語を冗談で教えられ、あちこちでこれを使っていたという。離日時には土屋からサインを貰い、「大事に家に飾っておくよ」と約束した。土屋は本気にしていなかったが、数年後、田中友幸が訪米した際にニックの自宅を訪ねたところ、本当に飾ってあったという。






  • 、、、(爆wwwwwwwwwwwww

    0 件のコメント:

    コメントを投稿