2016年4月7日木曜日

丹波ワイン(笑)

回収肉、廃棄せず提供…丹波ワインが系列店に
2016年04月06日 12時50分
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ワイン製造などを手がける「丹波ワイン」(京都府京丹波町)が、2013年に食品衛生法違反を指摘されて回収したローストビーフを、14~15年に系列レストランなどで提供していたことがわかった。

賞味期限を1年以上過ぎていた可能性もあり、府南丹保健所は今年3月、廃棄処分するよう文書で指導した。

同社が製造したローストビーフを巡っては、13年、食品衛生法の基準で認められていない結着剤の使用が判明。同社は約50キロを自主回収し、14年1月、同保健所に「廃棄処分する予定」と報告していた。

ところが、同社は約1割しか廃棄せず、出荷前の在庫分と合わせ220キロを冷凍保存。このうち、14年4~11月にレストランで「牛肉の赤ワイン煮」として約70キロを、15年4月にイベントで「牛ロースト丼」として約7・5キロを、それぞれ提供していた。

同社が定めた賞味期限は製造後6か月で、ローストビーフは13年11月まで製造。同社によると、健康被害は確認されておらず、問題発覚後の今年3月に行った品質検査で食中毒の原因となる菌などは発見されなかったという。同社の黒井衛社長は「管理が不徹底で、回収した肉と食材の肉が混在してしまった」としている。
2016年04月06日 12時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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