2016年4月12日火曜日

神戸最初期の洋風建築 ファミリアホール

神戸最初期の洋風建築 ファミリアホール売却
2016/4/11 15:00神戸新聞NEXT

子ども服メーカーのファミリア(神戸市中央区)が、明治時代に建てられた神戸で最初期の近代洋風建築「ファミリアホール」(旧三菱銀行神戸支店)を、土地を含め売却したことが11日、分かった。売却先の大手不動産会社がタワーマンションの建設を計画し、石造りの外観など一部を復元、保存する方向で検討されているという。(井上太郎)

同ホールは、三菱合資会社銀行部の拠点として1900(明治33)年に「栄町通り」の西端(同区相生町1)で完成。神戸市の景観形成重要建築物に指定されている。

ルネサンス様式の石造り3階建て(延べ床約2400平方メートル)で、東京・丸の内のビル街の礎を築いた建築家曽禰(そね)達蔵(1852~1937年)が設計した。同氏設計で現存する最古の建物。切り石積みや半円の装飾を施した外壁、玄関口のアーチやガラス張りの高天井の内装など銀行らしく荘厳(そうごん)に造られた。

旧三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)が支店として利用し閉鎖した後、ファミリアが77(昭和52)年に取得した。展示会などに使ってきたが、老朽化で修繕費がかさみ、耐震化工事にも約15億円がかかるという。

今回、西隣の本社社屋(鉄骨6階建て、延べ床約3300平方メートル)も土地を含め売却し、本社機能は6月にもJR三ノ宮駅近くのオフィスビルに移す。

本社とホールを合わせた敷地は約3千平方メートルで、譲渡額は数十億円とみられる。売却益などは保育事業や海外展開など新規事業の資金に充てる。

同社は50(昭和25)年に設立。2015年1月期決算の売上高は123億1700万円。今秋には創業者の一人、坂野惇子(ばんのあつこ)さんをモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説の放映が決定している。

明治-昭和初期の神戸の近代洋風建築は、戦災や阪神・淡路大震災で激減。市は保存のため、同ホールを含み、市立博物館や兵庫県公館など20件を景観形成重要建築物に指定している。
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201604/0008979715.shtml











佐々木一族DE繊維派DE88ですな。(爆wwwwwwwww


1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ファミリアホールに知事言及

明治時代に建てられた洋風建築の先駆けとされる神戸市の建物が売却され、マンションに建て替えられる計画が上がっていることについて、井戸知事は「建物に応じた保存や利用の仕方があるのではないか」として市などの対応を見守っていく姿勢を示しました。
建て替え計画が上がっているのは、明治33年に建てられた神戸市中央区の「ファミリアホール」です。

ルネサンス様式の切り石を積んだ外壁や柱の装飾が特徴で、市の景観形成重要建築物に指定されていますが不動産会社に売却されてマンションに建て替える計画が上がっていて市民グループが神戸市に対し、保存を働きかけるよう要望書を提出しています。

これについて井戸知事は「何でも残せばいいというわけではないが、神戸地裁もレンガづくりの正面は残して実質的な機能はうしろの新しい建物で行っている。その建物に応じた保存や利用の仕方があるのではないか。県は特に具体的な対応はないので見守っていきたい」と話しました。

この建物は、かつて神戸市の洋品店が所有していてその創業者の女性をモデルにしたNHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」の撮影が始まったことについて「少子化時代において子供用品を開発した女性が取り上げられたということは時代の1つのシンボルになってくれるのではないか」と期待を示しました。
06月21日 17時04分
www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/2025617101.html