2006年10月27日金曜日

SBIホールディングスのイーホームズ株式取得取引に関する考察

米欄で少し触れたSBI+北尾→藤田+有限会社きと(イーホームズ)の
株式取得とその後の契約関係の解消の怪しさだが・・・

先ずは、
��.イーホームズ株式会社の株式取得についての報告と
��.契約関係の解消の報告
をご覧ください。

2006年4月4日
��BIホールディングス株式会社

 当社および当社代表取締役執行役員CEOである北尾吉孝は、住宅監査事業を手掛けるイーホームズ株式会社(東京都新宿区、以下イーホームズ)の株式10,678株(発行済株式総数の約49%)を同社代表取締役の藤田東吾氏および有限会社きとから取得することになりましたのでお知らせいたします

1. 株式取得の理由
 このたび株式を取得するイーホームズは、従来、中立的な第三者機関として住宅や土壌環境等の確認・検査・評価・格付等の監査事業を行っておりますが、昨今の構造設計偽装問題の渦中にあって、同社が果たすべきこれらの役割がより強く求められてきております。このような状況の中、「住宅不動産事業」を新たなコアビジネスの一つとして位置づけ同事業の積極的拡大を図っている当社グループとしても、住宅をはじめとする建築物に係る中立的な立場での公正かつ厳格な監査業務は、建設・不動産業界の健全な発展のために非常に重要な役割であるととらえ、イーホームズの株式を取得し、同社が担う機能と事業体制の強化を推進することにより、現在社会で起こっているような問題が二度と発生しないよう主体的な立場で業界全体への貢献を図るとともに、当社グループの住宅不動産事業の効率的な拡大を目指すものであります。また、将来的には、イーホームズが監査機関として保有する経営資源や人材を発展的に活用することにより、当社グループとして住宅不動産事業分野における多面的な業務展開を促進し得るものと考えております。

2. 会社概要
��1) 商号 : イーホームズ株式会社
��2) 代表者 : 代表取締役 藤田 東吾
��3) 所在地 : 東京都新宿区南元町8番地多士ビル
��4) 設立年月 : 平成11年12月
��5) 主な事業内容 : 住宅監査事業全般
��6) 資本金 : 126百万円

3. 株式取得の概要
��1) 取得の方法 : 既存株主からの株式譲渡による
��2) 取得株式数 : 当社 8,717株(発行済株式総数の40.0%)
北尾吉孝 1,961株(発行済株式総数の9.0%)
��3) 株式の取得先 : 藤田東吾2,278株(発行済株式総数の10.5%)
有限会社きと 8,400株 (発行済株式総数の38.5%)
��4) 日程 : 株式譲渡契約書締結 平成18年4月4日
受渡日 平成18年4月10日(予定)



2006年4月25日
��BIホールディングス株式会社

 当社および当社代表取締役CEO北尾吉孝(以下北尾吉孝)は、平成18年4月13日付でイーホ
ームズ株式会社(東京都新宿区、以下イーホームズ)の株式を取得し、その後、当社が保有するイーホームズの全株式を4月20日付で北尾吉孝に、買い戻し条件付で譲渡いたしましたが、本日、当社および北尾吉孝は、イーホームズ株式を取得した当初契約を解除することでイーホームズ代表取締役藤田東吾氏および有限会社きとと合意しましたのでお知らせいたします。

 当該合意に伴い、4月20日付で締結された当社から北尾吉孝へのイーホームズ株式の譲渡
契約も合意解除され、当社および北尾吉孝は、当初契約において取得したイーホームズの全
株式(当社8,717株、北尾吉孝1,961株)を藤田東吾氏および有限会社きとに返還し、それぞれ取得価格(当社49百万円、北尾吉孝11百万円)の払戻しを受けることとなります。

 今般の契約解除により、当社および北尾吉孝とイーホームズ株式に係る契約関係は解消さ
れることとなります。

��ご参考)
イーホームズ社の概要
��1) 商号 イーホームズ株式会社
��2) 代表者 代表取締役 藤田 東吾
��3) 所在地 東京都新宿区南元町8番地
��4) 設立年月日 平成11年12月
��5) 主な事業内容 住宅監査事業全般
��6) 資本金 126百万円
以上


疑問1:
本当に買い戻し条件が当初から設定されていたのか?
2006年4月4日の報告にその記載は無い。

疑問2:
当初、イーホームズ買取価格は公表されていなかった。
契約関係の解消時に
当社49百万円、北尾吉孝11百万円 = 6000万円
と公表されたが、これはバイバックの条件として設定された価格であり
必ずしも当初の公開買収が6000万円だったとは限らない。

疑問3:
何故北尾吉孝個人なのか?

疑問4:
イーホームズ株式会社の資本金は126百万円。
そして問題が発覚するまではそれなりに儲かってたと思われる。
仮に公開買収が6000万円だったとし、
更に仮に「買戻し条件」が付いてたとすると
SBI+北尾に有利すぎるディールではないか?

WIKIにも「有限会社きと」の記載は無い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA

コレを投下しようと思ったら、肝心のものが出ちまったようだ。(爆w

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