世界連邦宣言自治体4分の1に激減 京都・綾部発祥、時代映す?2014年06月26日 08時57分世界平和を願い、京都府綾部市から全国に拡大した「世界連邦宣言自治体全国協議会」(会長=山崎善也綾部市長)の加盟数が、266自治体で最多だった1981年度以降に脱退や休会が相次ぎ、現在は4分の1未満に激減したことが25日、分かった。市町村合併や財政難が直接の原因だが、関係者は「平和への関心が薄くなった時代の空気を反映しているのでは」と案じている。同宣言は、世界の平和や安定を目指す趣旨で、1950年に綾部市が自治体として全国で初めて「日本国憲法を貫く平和精神に基づいて平和確立にまい進する」と宣言。情報交換や交流を図るため55年に全国協議会を設立、長岡誠・元綾部市長が初代会長に就き、広島市長も会長を務めた。協議会事務局がある綾部市によると、ピークの81年度には266自治体が加盟。「平成の大合併」前後に大幅に減少し、現在は61自治体。年会費は4万~4千円だが、財政難を理由にした脱退が多いという。埼玉県本庄市は2011年、名前は残すが会費は払わない休会を届け出た。「市町村合併して新市になり、新たに負担金を出しにくかった」(同市)とする。一方で新規加盟は直近5年間で2市町だけだ。加盟は宣言自治体の任意で、現在も加盟しているのは京都府内では綾部市のほか宇治市や亀岡市、舞鶴市、福知山市の4市、滋賀県内は大津市だけだ。協議会は、自治体職員を対象に「一人100円募金」に取り組み、最盛期は年間1千万円以上を国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国連児童基金(ユニセフ)に寄託。紛争で肉親を失ったイスラエルとパレスチナの高校生を日本に招待する事業の資金を自治体に補助してきた。協議会の土田哲生事務局長(56)は「20~30年前に比べ、世の中が武力の危うさについて深刻に考えない空気になり、財政削減の対象にされるのでは。時代の流れにとらわれず、平和の価値を訴える地道な歩みを続けたい」と話している。【2014年06月26日 08時57分】http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:76vlb_BNRgAJ:www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140626000018/print+&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp 京都・綾部で世界連邦日本大会 市長「成功させたい」2015.4.26 15:27 京都府綾部市は市制施行65周年を記念して、今年10月に世界連邦日本大会を開催することになり、実行委員会の初会合が同市役所で開かれた。実行委員長の山崎善也市長や委員会の構成団体の代表らが出席して、大会の概要や今後の取り組みなどが話し合われた。32回を迎える世界連邦日本大会は、世界連邦推進日本協議会(会長、海部俊樹・元首相)が主催。綾部市は日本で初めて世界連邦都市宣言をした自治体として知られ、これまで2回開催している。大会は10月31日、府中丹文化会館(同市里町)で開催。綾部出身の哲学者、波多野一郎の著作「イカの哲学」を世に問うたことでも知られる思想家、中沢新一・明治大特任教授を記念講演の講師として迎える。実行委員会では、山崎市長が「綾部は世界連邦推進活動の中で大きなブランドとして知られ、綾部で開催される大会は大きな注目を浴びる。ぜひとも成功させたい」と述べ、参加各団体に協力を要請した。http://www.sankei.com/west/news/150426/wst1504260027-n1.html
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世界連邦宣言自治体4分の1に激減 京都・綾部発祥、時代映す?
2014年06月26日 08時57分
世界平和を願い、京都府綾部市から全国に拡大した「世界連邦宣言自治体全国協議会」(会長=山崎善也綾部市長)の加盟数が、266自治体で最多だった1981年度以降に脱退や休会が相次ぎ、現在は4分の1未満に激減したことが25日、分かった。市町村合併や財政難が直接の原因だが、関係者は「平和への関心が薄くなった時代の空気を反映しているのでは」と案じている。
同宣言は、世界の平和や安定を目指す趣旨で、1950年に綾部市が自治体として全国で初めて「日本国憲法を貫く平和精神に基づいて平和確立にまい進する」と宣言。情報交換や交流を図るため55年に全国協議会を設立、長岡誠・元綾部市長が初代会長に就き、広島市長も会長を務めた。
協議会事務局がある綾部市によると、ピークの81年度には266自治体が加盟。「平成の大合併」前後に大幅に減少し、現在は61自治体。年会費は4万~4千円だが、財政難を理由にした脱退が多いという。
埼玉県本庄市は2011年、名前は残すが会費は払わない休会を届け出た。「市町村合併して新市になり、新たに負担金を出しにくかった」(同市)とする。一方で新規加盟は直近5年間で2市町だけだ。
加盟は宣言自治体の任意で、現在も加盟しているのは京都府内では綾部市のほか宇治市や亀岡市、舞鶴市、福知山市の4市、滋賀県内は大津市だけだ。
協議会は、自治体職員を対象に「一人100円募金」に取り組み、最盛期は年間1千万円以上を国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国連児童基金(ユニセフ)に寄託。紛争で肉親を失ったイスラエルとパレスチナの高校生を日本に招待する事業の資金を自治体に補助してきた。
協議会の土田哲生事務局長(56)は「20~30年前に比べ、世の中が武力の危うさについて深刻に考えない空気になり、財政削減の対象にされるのでは。時代の流れにとらわれず、平和の価値を訴える地道な歩みを続けたい」と話している。
【2014年06月26日 08時57分】
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:76vlb_BNRgAJ:www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140626000018/print+&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
京都・綾部で世界連邦日本大会 市長「成功させたい」
2015.4.26 15:27
京都府綾部市は市制施行65周年を記念して、今年10月に世界連邦日本大会を開催することになり、実行委員会の初会合が同市役所で開かれた。実行委員長の山崎善也市長や委員会の構成団体の代表らが出席して、大会の概要や今後の取り組みなどが話し合われた。
32回を迎える世界連邦日本大会は、世界連邦推進日本協議会(会長、海部俊樹・元首相)が主催。綾部市は日本で初めて世界連邦都市宣言をした自治体として知られ、これまで2回開催している。
大会は10月31日、府中丹文化会館(同市里町)で開催。綾部出身の哲学者、波多野一郎の著作「イカの哲学」を世に問うたことでも知られる思想家、中沢新一・明治大特任教授を記念講演の講師として迎える。
実行委員会では、山崎市長が「綾部は世界連邦推進活動の中で大きなブランドとして知られ、綾部で開催される大会は大きな注目を浴びる。ぜひとも成功させたい」と述べ、参加各団体に協力を要請した。
http://www.sankei.com/west/news/150426/wst1504260027-n1.html
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